神奈川県南足柄市にある夕日の滝に行ってきました。
アクセス
「夕日の滝」には、神奈川県足柄上郡山北町にある「洒水の滝」からバスと徒歩で向かいました。
「洒水の滝」に行った後、「内山バス停」まで歩き、そこからバスに乗って「夕日の滝」を目指しました。
箱根登山バス「内山バス停」からバスに乗り、「夕日の滝」散策道に一番近いバス停「地蔵堂前」で下車。
運賃は380円。(2022年時点)
駐車場
「夕日の滝」バンガロー駐車場
駐車台数 | 33台 |
駐車料金 | 無料 |
住所 | 〒250-0136 神奈川県南足柄市矢倉沢滝下2230 |
最寄り駅・近隣交通
- 大雄山駅から「県道78号」を経由して約9.3 km
- 大雄山駅から箱根登山バス「地蔵堂」行きに乗車して「地蔵堂」下車~徒歩15分。
地図
夕日の滝
バス停「地蔵堂」から「夕日の滝」までは約1キロ。
徒歩で15分程です。
金太郎遊び石
散策道入口から5分程歩くと、土敷きの広場に「金太郎遊び石」がありました。
全国的にも有名な金太郎さんは
「足柄山の山奥でけだもの集めて相撲のけいこ」
と歌われているように、「夕日の滝」で産湯をつかい、滝の下流にある「金太郎遊び石」で動物と遊んだと伝えられています。
この地で元気に育った金太郎は、足柄峠を通った武勇に優れた武将である源頼光の目にとまり、家来となって名前を坂田金時と改め、頼光四天王の一人として大活躍しました。
遊び石は二つあり、広場にある丸い石が「たいこ石」。
田んぼにある三角の石が「兜石」です。
これらの石は、箱根火山起源の火山灰や石が押し固められた凝灰岩です。
広場には、顔抜き板がありました。
散策道では、遊び石の他にも金太郎さん縁の史跡をいくつか目にすることが出来ます。
金太郎の生家跡
「金太郎遊び石」の近くには、金太郎さんの生家跡があります。
金太郎さんお金持ちの御子息だったんですね。
金太郎遊び石休憩所
訪れた日は、閉まっていました。
バンガロー村
金太郎遊び石休憩所から、しばらく歩くと「バンガロー村」が見えてきました。
「バンガロー村」には駐車場があります。
金太郎の力水
「バンガロー村」を通り過ぎ、橋を渡ると「金太郎の力水」と呼ばれる名水が湧いています。
この水は、「夕日の滝」横の地蔵堂水源の水を浄水処理したもので安心して飲めるそうです。
地蔵堂の四万長者といわれたお金もちの娘の子として生まれた金太郎が産湯として使った、この水で銭洗いをして、四万長者にあやかってみてはいかがでしょう。 |
とのこと。
あやかりたい、あやかりたい。
夕日の滝
橋を渡って、少し歩くと杉木立の中に「夕日の滝」が見えてきました。
「夕日の滝」は、酒匂川の支流である内川にかかる滝で、金太郎が産湯をつかった滝と伝えられています。
「夕日の滝」の名称の由来には、次の二つの説があります。
- 夕日に映える美しさから名づけられたとする説。
- 毎年1月15日頃に夕日が滝口に沈むところから名づけられたとする説。
「夕日の滝」の落差は約23m、幅は約5mあります。
訪れた日は、数日前が雨だったこともあり、かなりの水量を滝つぼに落とす大迫力の滝になっていました。
幅広で形が綺麗な直瀑の「夕日の滝」は、写真写りが良く多くの写真家が訪れる滝です。
自分が訪れた時にも、何人かのカメラマンが三脚を立て熱心に写真を撮っていました。
夕日の滝びらき
7月第1日曜日には、登山やキャンプの安全祈願のため「夕日の滝びらき」が行われています。
氷瀑
「夕日の滝」は、冷え込みの激しい冬場に氷瀑が見られる滝として知られています。
寒い日が続くと滝が凍り、幻想的な景観の滝が見られるそうです。
令和5年1月26日に氷瀑が見られたそうです。 |
滝行
「夕日の滝」は、本格的な滝行が出来る滝としても知られています。
芸能人の明石屋さんま氏や木村拓哉氏も番組の企画で、この滝で滝行をしたとのこと。
滝行を体験したい方は、「足柄修験の会」のHP(ホームページ)で開催日を確認して申し込めばよいそうです。
初 回 志納金 9,000円/1名様
2回目以降 志納金 6,000円/1名様 空手着、杖、清酒.塩、線香第含む ※5名様以上、団体割引有 |
① タオル2枚程度
②濡れてもよい履物(指先が出ないもの・簡単に脱げないもの) ③ インナー ④ その他、カメラ、ふんどし等の衣装小物持参自由 ご持参の衣装の着用も可能です。 |
足柄修験の会 公式ホームページ |
余談ですが、自分は一度、「夕日の滝」で滝行をしている人たちの姿を見たことがあります。
かなりの水量が流れる滝で行をしていたので、びっくりしました。
まとめ
「夕日の滝」は、周囲を杉林に囲まれた端正な形の直瀑です。
散策道の途中には、昔話で有名な金太郎さん縁の場所がいくつもあるので、伝承を訪ねる探勝路としても楽しめました。
「夕日の滝」では、厳冬期に氷瀑が見られることがあるそうです。
基本情報
所在地
〒250-0136 神奈川県南足柄市矢倉沢
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2018年10月