神奈川県鎌倉市の由比ガ浜周辺で海岸風景を見てきました。
アクセス
由比ヶ浜には江ノ島電鉄「由比ガ浜駅」から歩いて行くことが多かったです。
由比ヶ浜には江ノ島電鉄「由比ガ浜駅」から徒歩5分ほどで到着します。
最寄り駅・近隣交通機関から
鎌倉駅から若宮大路/県道21号を経由して約1.7 km
江ノ島電鉄「由比ガ浜駅」から国道134号を経由して約550 m
駐車場
県営由比ガ浜地下駐車場
駐車台数 | 駐車台数 200台
普通車188台(内障害者用6台),大型車12台 |
営業時間 | 夏季(7月1日から8月31日) 6時00分から21時00分
上記以外 9時00分から18時00分 営業時間は、イベント等により変更になることがあります。 |
利用料金 (普通車) | 夏季(7月1日から8月31日)30分、260円
上記以外 30分、210円 一泊料金 (営業時間終了後から翌日の営業時間開始まで) 1,040円 |
住所など | 所在地、〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜4丁目7−1
電話、0467(61)2869 |
地図
由比ヶ浜と材木座海岸
由比ヶ浜と材木座海岸は、相模湾に面し滑川河口の東西にのびる海岸です。
滑川河口の東側は、材木座海岸。
西側から稲瀬川河口までは由比ヶ浜とよばれています。
鎌倉時代には度々戦地となり、元弘の乱においては新田義貞が稲村ヶ崎を突破して浜に陣を進めたと伝えられるなど、歴史の転換期にもその舞台となった浜です。
夏の7月1日から8月31日の間には、由比ヶ浜と材木座海岸のどちらにも海水浴場が設置され多くの観光客や海水浴客で賑わいます。
由比ガ浜
由比ガ浜の名称は「お互いに助け合う労働組織」を意味する、結(ユイ)が語源とされています。
戦前頃までは、鎌倉初期から極楽寺に住んでいた由井氏に因んで、「由井ヶ浜」と表記したこともあるようです。
鎌倉時代には、鶴岡八幡宮の前の浜という意味から「前浜」と呼ばれていました。
1187年(文治3年)8月15日、鶴岡八幡宮の放生会(現在の例大祭)を始めた源頼朝公は、由比ヶ浜で千羽鶴の放生を行ったといわれています。
江戸時代後期の浮世絵師の雪嶠は頼朝公の鶴の放生の様子を作品として描いています。
また万葉集には
「ま愛しみさ寝にわは行くかまくらの美奈能瀬河に潮満つなむか」
という歌が詠まれていて「美奈能瀬河」が稲瀬川のことだといわれています。
国道134号線沿いには歌碑があります。
材木座海岸
材木座海岸の名称は鎌倉時代にあった商工組合、鎌倉七座(米座、相物座、博労座、炭座、材木座、絹座、千朶積座)の材木座に由来します。
材木座海岸からは、現存する日本最古の築港遺跡である和賀江島(わかえじま)を見ることが出来ます。
鎌倉時代、和賀江島付近は宋との貿易などで大いににぎわっていました。
しかし遠浅で船荷の揚げおろしに不便なうえ事故もおおかったため、勧進聖の往阿弥陀仏が、港湾施設を造る許可を鎌倉幕府に願いでました。
それを執権・北条泰時が後援して伊豆石などで島が築かれたといわれています。
1232年(貞永元年)の8月3日(7月15日)に着工して8月26日(8月9日)には竣工したといわれています。
和賀江島は1968(昭和43)年10月に和賀江嶋(わかえのしま)として国の史跡に指定され、島の基部に記念碑が建てられています。
江戸時代までは港として利用されていましたが、震災や老朽化により、現在では港の面影として石のがれきが残るのみです。
材木座海岸周辺では潮が引くと、かつての港の痕跡である大きな丸い石が連なる岩場を見ることが出来ます。
すぐ東には逗子マリーナがあります。
海岸の景観
海岸の西には富士山と江の島を望み、東には逗子マリーナが見えます。
アジサイで有名な成就院や長谷寺からは、花越しに綺麗な弓なりの形をした浜を眺められます。
波は穏やかで、海水浴シーズン以外に訪れると夏の賑わいとは異なる、静かな浜辺の風景を見ることが出来ます。
また、湘南にある他の海岸と同じく夕景の名所です。
夕暮れの逗子マリーナ
まとめ
由比ガ浜や材木座海岸周辺では富士山や江の島を背景とした海岸風景や海に沈む夕日など湘南の豊かな情景を眺めることが出来ます。
夏は海水浴客で賑わいますが、シーズンオフの秋から冬にかけては人が少ないので落ち着いて景色を眺められます。
個人的には、海岸周辺から見る夕景が特に綺麗でした。
開始浴場の開設状況
2021年は由比ガ浜、材木座海岸の海水浴場は開設されません。
基本情報
所在地
〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2011年12月
2013年6月