約4000本の紅梅・白梅が咲き誇る「湯河原梅林」を訪れました。
湯河原梅林
神奈川県「湯河原町」は温泉町として全国的に知られています。
この街にある幕山(標高626メートル)には、麓と斜面に約4000本の紅梅・白梅が植えられた「湯河原梅林」が造られています。
首都圏からの交通アクセスがよく、関東でも比較的メジャーな梅林です。
梅林の梅は昭和29年(1954年)頃から地元の人たちが、ガケ崩れ対策と将来の観光資源として植えて来たものです。
なお、眺望の良い幕山にはハイキングコースも整備されています。
アクセス
「湯河原梅林」には、JR東海道本線「湯河原駅」からバスに乗って向かいました。
JR「湯河原駅」からバスに乗り「幕山公園」バス停で下車。
2021時点で、バスの運賃は210円。
「幕山公園」バス停から、歩いて数分の場所にある「湯河原梅林」に向かいました。
駐車場
通常時(無料)
約100台
梅の宴開催中(有料)
約300台(普通車500円 )
最寄駅・近隣交通機関から
- JR東海道本線「湯河原駅」から宮ノ入橋を 経由して約4.6 km
- (車)「厚木IC」付近から小田原厚木道路「国道271号」「国道135号 」を経由して約50.9 km
- (バス)JR湯河原駅~箱根登山バス「湯河原梅林(幕山公園)」行き、「幕山公園」下車、徒歩数分。
- 「梅の宴」開催期間中は臨時バスあり(大人260円)
地図
湯河原梅林の景観
梅林の入口で200円を払い入園。
梅林が広がる「幕山」の山裾の切り立った岩壁は、柱状節理となっていました。
この山腹を取り囲んだ柱状節理の岩壁が、歌舞伎の幕に見えることから幕山と名付けられたと言います。
岩壁だけではなく、梅林内には所々に、ごつごつとした岩が露頭しているのが見えました。
かつて「幕山」は、十数万年前に形成された溶岩ドームだったそうです。
この「幕山」の自然と調和した景観が「湯河原梅林」の特徴です。
梅林に来ていたメジロ。
岩壁ではクライマーたちが練習をする姿がありました。
傾斜のある園内をしばらく歩き、山の中腹から公園をみおろすと、昼下がりの陽光が梅林を輝かせていました。
湯河原梅林「梅の宴」・ライトアップ
湯河原梅林では、梅の開花の時期に「梅の宴」という梅まつりが開催されています。
期間は例年、2月初旬から3月初旬。(2019年は、2月2日〜3月10日)
「梅の宴」開催中は、琴や三味線、和太鼓などの演奏会や舞妓の舞、能楽、野点(のだて)、名産・特産品の即売会などの様々なイベントが実施されています。
ライトアップ
梅が見ごろとなる、 期間後半にはライトアップも行われています。
2019年のライトアップは、2月23日〜3月3日。
ライトアップ時間は、午後6時〜午後8時30分。
(ライトアップは、行われない年もあります。ご確認の上で来園してください。)
写真は2011年撮影、この時はまだほとんど梅が咲いていませんでした。
2023年(令和5年)湯河原梅林「梅の宴」
開催期間
2023年2月4日(土)~3月12日(日)
開催時間
9:00~16:00
料金
入園料200円(15歳以上中学生は除く)
駐車場
普通車 1回 500円
大型バス 1回 2,000円(マイクロバス含む)
※梅の宴開催中は有料となります。
お問い合わせ先
湯河原町観光課 電話番号 0465-63-2111
まとめ
露頭した岩石が、景観の特徴となっている珍しい梅林です。
温泉など周辺施設が充実し、駅からのアクセスも悪くないので湯治に来た際の行楽ルートにも入れやすい場所です。
花の見頃は例年、2月後半から3月初旬。(気候によって変動あり。)
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基本情報
所在地
神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋
料金
入園料 200円(15歳以上 中学生を除く)
車の駐車料、「梅の宴」開催期間中は普通車500円
入場時間
午前9時〜午後4時
関連サイト
写真撮影日
2010年3月