鳥取県八頭郡若桜町にある日本の棚田百選の「つく米の棚田」に行ってきました。
アクセス
「𣇃米の棚田」には、若桜鉄道若桜線「若桜駅」方面から車で向かいました。
国道482号を走り、「わかさ氷ノ山 高原の宿 氷太くん」、「氷ノ山自然ふれあい館響の森」に向かう坂道を登ります。
国道482号の坂道の途中と「わかさ氷ノ山 高原の宿 氷太くん」付近に「𣇃米の棚田」への農道入り口があり、「氷ノ山自然ふれあい館響の森」の手前に「𣇃米の棚田」展望ポイントがあります。
駐車場
「𣇃米の棚田」に専用駐車場はありませんでした。
「わかさ氷ノ山 高原の宿 氷太くん」と「氷ノ山自然ふれあい館響の森」に大きな駐車場があります。
「わかさ氷ノ山 高原の宿 氷太くん」付近から「𣇃米の棚田」の農道に入ることが出来ますが、行き帰りで坂道を歩く必要があります。
「わかさ氷ノ山 高原の宿 氷太くん」の駐車場には約60台が駐車できます。
最寄り駅・近隣交通機関から
若桜鉄道若桜線「若桜駅」から国道482号を経由して約11.6 km
地図
𣇃米の棚田(つくよねのたなだ)
鳥取県若桜町の𣇃米(つくよね)集落にある「𣇃米の棚田」は、国定公園「氷ノ山」の麓、標高700〜800mの山間部の谷を切り開いて作られています。
戦国時代から江戸時代にかけて造成されたといわれています。
棚田の枚数は約100枚。
耕作面積は、約4.4ha。
平均勾配は1/5。
平成11年(1999年)に農林水産省により「日本の棚田100選」に認定されました。
「𣇃米の棚田」の景観
まず、「氷ノ山自然ふれあい館響の森」の入り口にある展望ポイントから「つく米の棚田」を眺めた後、農道沿いから棚田を見学しました。
展望ポイントは、坂道になった国道482号を大分上がった場所にあります。
展望ポイントからの眺めは、谷間の斜面の木々が若干視界を遮っていました。
ちなみに、「わかさ氷ノ山 高原の宿 氷太くん」から眺めると、展望ポイントより素晴らしい景色が見られるそうです。
「つく米の棚田」につけられた農道には、国道482号沿いの伊勢道の道標からも入ることが出来ます。
伊勢道の道標には、「ひだり いせみち」、「みぎ やまみい」と刻まれているそうです。
農道入り口には、農業車が通るので一般車の通行は遠慮すべきことが標されていました。
よく手入れされた農道は、上部の「氷ノ山自然ふれあい館響の森」付近まで通じていました。
「つく米の棚田」が開かれている谷間には、氷ノ山を源流とする「つく米川」が流れています。
清流の流れる「つく米川」の水は透き通っていて非常に綺麗でした。
「つく米の棚田」の畔は、丁寧に積み上げられた見事な石積みでできていました。
畦畔に使われている石の多くは、下流の谷から運び上げた雑石だそうです。
棚田には所どころに休耕田があり、目立ちつつありました。
棚田オーナー制度
「つく米の棚田」でお米が作りたいという方は、棚田オーナー制度「つくよね棚田ファーマーズ」が利用できます。
リンク
棚田のイベントなど
4月下旬〜5月中旬 | 耕うん作業 |
5月中旬〜5月下旬 | 水張り、畔塗り |
5月中旬〜5月下旬 | 田植え |
9月中旬〜10月中旬 | 稲刈り |
いも煮会
毎年11月3日に、麓の集落「つく米」で「いも煮会」が行われています。
地元の人たちが育てた野菜を大きな鍋で煮込み、参加者全員にふるまわれます。
棚田カード
つく米の棚田の棚田カードは、「わかさ氷ノ山高原の宿氷太くん」で配布されています。
まとめ
「つく米の棚田」では、名峰氷ノ山を背景に長閑な田園風景が眺められます。
丁寧に積み上げられた、のずら積みの畔が印象的でした。
背後に氷ノ山がそびえ、標高の高い位置まで連なる棚田は秘境感のある景観になっていました。
基本情報
所在地
〒680-0728 鳥取県八頭郡若桜町舂米
料金
無料
関連サイト
つく米の棚田 – 棚田に来て、棚田に恋するサイト – 農林水産省
写真撮影日
2021年7月
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