鳥取県河原町に「鳥取のマチュピチュ」といわれる棚田があると聞き、棚田のある神馬集落に行ってきました。
アクセス
「河原駅」方面から「小河内加茂線」県道230号を南に走り、神馬集落に向かいました。
集落に入り坂道をしばらく上がると、県道230号と集落内の道との分岐近くに周辺の地図が掲示してありました。
見ると地図にもしっかりと「鳥取のマチュピチュ」と明記してあります。
「鳥取のマチュピチュ」と呼ばれる場所は、集落を抜けさらに山を登った場所にあるようです。
車一台がぎりぎり通ることの出来る集落の道をそろそろとぬけ、棚田に向かう山道に入りました。
集落から棚田に通じる道も細く、車一台がなんとか通れるほどの幅しかありません。
ガードレールもないつづら折れになった坂道を登っていくと、目の前が開け「鳥取のマチュピチュ」といわれる棚田にたどりつきました。
最寄駅・近隣交通機関からは
JR「河原駅」から 県道196号 、県道49号、県道230号経由で10.8 km
JR「用瀬駅」から国道482号 と 県道230号 経由で9.3 km
駐車場
専用駐車場はありませんでした。
農道の脇の広くなった路肩に駐車させてもらいました。
地図
アクセスの注意点
棚田までの道は、コンクリートで舗装はされているものの道幅は狭く急なカーブも多い難路です。
バイクや自転車で訪れる分には問題ないと思いますが、車で棚田を見に行く場合は軽四か軽トラのような小さな車で行く方がいいと思います。
移動手段を問わず、悪天候はなるべくさけ十分に気を付けて進みましょう。
集落から棚田までは2キロ程だそうです。
車で行くことが無理そうなら、集落の「ふれあいセンター」の広場に駐車させていただいて歩いて向かうことを考えておいてもよいかも知れません。
池田の棚田の景観
此処までの狭い急こう配の道からは、想像できないほどなだらかで広々とした棚田が連なっています。
標高430m地点にある棚田からは河原の田園地帯が見え、周囲は深い緑の森林に囲まれています。
この棚田には「鳥取のマチュピチュ」以外にも「天空の棚田」という異名もあるそうです。
たしかに最初、この棚田を上部から眺めた時は、空を近く感じました。
その景観にふさわしい二つ名といえるでしょう。
こんな山中になぜ、このようななだらかな地形が出来たかが不思議でしたが、後で聞いた処によると
「昔、池だった場所が決壊して田が出来た」
という伝説があり
それを由来としてこの場所を「池田」と呼ぶそうです。
田に張られた水が風にさざめく様子は、まさに森の中にある湖の湖面のようでした。
もしかすると昔は隠し田だったりしたのだろうか、という考えが頭をよぎりましたがこれだけ広いと目立ちすぎますね。
なお、「鳥取のマチュピチュ」や「天空の棚田」は棚田の異名で、正式には「池田の棚田」というようです。
まとめ
外界と隔離されたかのような、秘境感の漂う棚田です。
静かで景色が良く心地よい場所でした。
専用駐車場などはないので、農作業の邪魔にならないよう十分注意しましょう。
こちらの記事も書いています
基本情報
所在地
鳥取県鳥取市河原町神馬
料金
無料
写真撮影日
2019年5月