高知県大豊町にある土佐北川駅に行ってきました。
アクセス
JR「土佐北川駅」は、JR四国土讃線の駅です。
JR「土佐北川駅」に停車する列車は、上り下り合わせて1日数本です。
駐車場
はっきりとわかる専用駐車場は見当たりませんでした。
駅の南出口に広場のようなスペースがあります。
そこが駐車をしてよいスペースかどうかは不明です。
最寄り駅・近隣交通機関から
- JR「大杉駅」から国道32号を経由して約6.7 km
- JR「角茂谷駅」から国道32号を経由して約2.6 km
地図
土佐北川駅
高知県長大豊町にあるJR「土佐北川駅」はJR四国土讃線の駅です。
1960年(昭和35年)に、気動車の旅客のみを取り扱う国鉄の駅員無配置駅として開業。
吉野川の支流である穴内川に架かる鉄橋上に設置されている駅で、島式1面2線のホームを持っています。
ホームの長さは95.0メートル、幅は3.0メートル。
土佐北川駅がある鉄橋はトラス橋の第三穴内川橋梁。
全国でも数少ない鉄橋上に設置されている駅で、険しい渓谷にある路線を土砂災害から守るため土讃線の路線変更で大王信号場と統合する形で1986年(昭和61年)に現在地に移転しました。
土佐北川駅の景観
土佐北川駅はホームがトラス橋の上にある珍しい作りです。
このような鉄橋の上にある駅は他に、伊予鉄道横河原線の石手川公園駅、阪神電鉄の武庫川駅、東京都営地下鉄新宿線の東大島駅などがあるようです。 |
上りは、 大歩危・阿波池田方面、下りは高知方面です。 |
トラスとは、三角形になるように棒材を両端で繋いだ構造を組み合わせたもので、トラス橋は、それを繰り返して主構を構成しています。
島式のホームを挟むトラスの合間からは、四国の山々と吉野川の支流である穴内川が見えました。
近代建築物である鉄道施設にいながら、大自然の中に取り残されたかのような独特の感覚に陥る不思議な雰囲気の駅です。
「土佐北川駅」は秘境駅として知られていて、牛山隆信氏が作成した秘境駅ランキングに名を連ねています。
線路下のグレーチングの隙間からは穴内川の川面が見えました。
ホームからは階段で降りることが出来ます。
階段の下には、待合室があります。
待合室の中には椅子や時刻表・運賃表・ポスターがありました。
「土佐北川駅」に停車する電車は上り下り合わせて1日10本のようです。
ホームから降りると、穴内川の対岸を行き来できる歩道が造られていました。
川の上流側に行く通路は片側がコンクリート壁になっています。
下流側にむかう南側の通路は、フェンスがない分、北側の通路に比べて開放感があります。
通路からは、なかなか見事な渓谷美がみられます。
訪れた日の穴内川の水量は多くなかったですが、透明度の高い綺麗な水が流れていました。
通路の出口は広くなっています。
出口には、公衆電話がありました。
「土佐北川駅」前からは、ホームと穴内川が見えます。
注意してみないと、駅のホームとはわかりませんね。
駅の南にある橋を渡ると、国道32号に出ます。
駅の南にある橋からは穴内川の景色を眺められます。
国道32号を少し北に行くと道沿いに駅前食堂があります。
近隣では数少ない貴重な食事処だと思います。
まとめ
JR「土佐北川駅」は、鉄橋上に設置されている珍しい駅です。
吉野川の支流である穴内川に架かり山々に囲まれた駅には、独特の秘境感が漂っていました。
駅の北側には、駅前食堂がありました。
基本情報
所在地
〒789-0316 高知県長岡郡大豊町小川
料金
運賃
関連サイト
写真撮影日
2022年11月
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