鉄の歴史博物館(雲南市吉田町)に訪れた感想と現地レポート

  • 2024年11月23日
  • 2024年11月23日
  • 島根県
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島根県雲南市吉田町にある鉄の歴史博物館に行ってきました。

アクセス

「鉄の歴史博物館」には、道の駅「 掛合の里」方面から車で向かいました。

「国道54号」を南下して「県道38号」に入ります。

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「県道38号」を進んでいくと、吉田町の街並みが見えて来ます。

「県道38号」沿いにある、町営の観光駐車場に車を停めました。

自分は、道の駅「 掛合の里」方面から吉田町に向かいましたが、道の駅を起点にする場合だと、道の駅 「たたらば壱番地」の方が近いです。

駐車場

博物館の隣に、駐車場があります。

普通車5台駐車可能。

駐車料金は無料。

自分は、県道38号沿いにある、町営の観光駐車場に車を停めました。

最寄り駅・近隣交通機関から

JR「木次駅」から中国横断自動車道/尾道松江線/松江自動車道を経由して約19.2 km

地図

鉄の歴史博物館

雲南市吉田町にある「鉄の歴史博物館」は、「たたら製鉄」や鍛冶技術に関する資料や使用された道具、古文書などを展示した博物館です。

「鉄の歴史博物館」の建物には、旧吉田村の医師常松邸を改装したものが使用されています。

館内では、たたら製鉄に関する映像作品「和鋼風土記」の上映を見られます。

受付のある入り口付近では、鉄に関連するオリジナルグッズなどが販売されています。

また、「鉄の歴史博物館」の敷地内には、この地で産まれた近代彫刻の大家である「内藤伸」氏の記念館があります。

受付

まず受付で入館料を払います。

入館料は、大人520円、小中学生260円。(2024年10月時点)

入館料を払うと、たたら製鉄に関する映像作品を観賞するかどうか聞かれます。

もちろん自分は、見ることにしました。

この時、受付の方の対応がとても丁寧で有難かったです。

受付の前では、鉄に関連するお土産などが販売されています。

記録ビデオ(DVD)「和鋼風土記」

靴を脱いで博物館に上がり、昭和44年に制作された、タタラ製鉄の記録ビデオ「和鋼風土記」を観賞しました。

上映時間は約30分。

「たたら」による昔の製鉄の再現を記録した非常に貴重な映像です。

少しでも、タタラ製鉄に興味があるなら、ぜひ見るべき作品です。

なお、ビデオの映像は撮影禁止になっています。

展示1号館

展示1号館は、2階建の木造建築です。

1階には、展示スペースの他、受付やビデオの観賞所があります。

展示物として、製鉄に関連する物品や資料・美術品などを見学できます。

訪れた時には、木次町出身の漆芸家・日本画家、渋川恒夫氏の作品が展示されていました。

2階には、タタラ師の生活に関する物品や資料、タタラ用具などが展示されています。

炉床の模型がありました。

模型で見ると炉床は、かなり複雑な構造をしていることがわかります。

「たたら製鉄」の炉床が、これほど合理的な構造をしているとは思いませんでした。

展示2号館

展示2号館では、「鉄山経営と鍛冶集団」をテーマにした展示が行われています。

土蔵と移築された萱葺の民家に展示スペースが設けられています。

展示1号館から中庭を通って展示2号館に向かいます。

まず、鉄山経営についての展示を見学。

たたら師のお給金など、珍しい資料を見られました。

萱葺の民家にある展示スペースでは、「鋼造り」や「大鍛冶」・「小鍛冶」・「流通」・「鋳物師」の資料やそれらに関連する道具などが展示されています。

結構広いスペースの展示で見ごたえがありました。

内藤伸記念室

展示1号館と展示2号館の中間地点には、雲南市吉田町が生んだ彫刻の大家である内藤伸氏の記念室があります。

記念室には、内藤伸氏の作品や愛用品が展示されていました。

内藤伸氏の彫刻作品は、吉田町内にいくつか野外展示されています。

まとめ

「鉄の歴史博物館」は、島根県雲南市吉田町にある「たたら製鉄」や鍛冶技術に関する資料や使用された道具などが展示されている博物館です。

タタラ製鉄の記録ビデオ「和鋼風土記」や「たたら製鉄」で実際に使われていた道具など、他では なかなか見られない展示物が多くあります。

特に記録ビデオ「和鋼風土記」は、かなり見応えがあったので「たたら製鉄」の技術や歴史に興味がある方はぜひ見ておくべきでしょう。

「鉄の歴史博物館」では、鍛冶の技術や歴史に関して広範な内容の展示が行われていて、記録ビデオと合わせて見学すると1時間くらいはかかると思われます。

訪れる場合は、少し時間的な余裕をもって来館することをお勧めします。

基本情報

所在地

〒690-2801 島根県雲南市吉田町吉田2533

料金

大人520円(410円) 小中学生260円(210円)  ※()内20名以上団体割引

営業時間

9:00~17:00(入館は16:00まで)

定休日

月曜日(祝日の場合は翌日)

お問合せ先

鉄の歴史博物館 TEL:0854-74-0043

関連サイト

鉄の歴史博物館について 雲南市公式ホームページ

写真撮影日

2024年10月

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