岐阜県揖斐郡揖斐川町の上ケ流(かみがれ)地区にある茶畑に行ってきました。
アクセス
上ケ流地区の茶畑には、車で向かいました。
県道32号を西進して樫村バス停近くの道を右折。
車で10分程、道路を登っていくと茶畑が見えてきます。
駐車場
茶畑を進んでいくと駐車場があります。
駐車場は、天空の遊歩道の手前にありました。
駐車料金は無料。
普通車10台前後駐車できる広さがあります。
最寄り駅・近隣交通機関から
養老鉄道養老線「揖斐駅」から春日薬草街道/県道32号を経由して約10.3 km
地図
岐阜のマチュピチュ 天空の茶畑
岐阜県揖斐郡揖斐川町の上ケ流地区には、標高300メートルほどの山地の中腹から山頂にかけて広がる茶畑があります。
かつて養蚕が盛んだった昭和35年頃までは、茶畑は桑の木の畑でしたが生糸から作る天然繊維が石油などから作る化学繊維にとってかわられると養蚕が廃れていきました。
そこで当時、高価だったお茶を栽培するため桑の木の畑は茶畑となりました。
南米ペルーにあるマチュピチュのような高山という環境でお茶が栽培されていることから、「岐阜のマチュピチュ 天空の茶畑」と称され、近年、SNSなどで話題となり有名になりつつあります。
天空の茶畑の景観
訪れた日は、上ケ流地区行く途中で雪が降りだし雪がちらつくなか中、車を走らせ茶畑に向かいました。
雪は、視界の先が白く染まるくらいには降っていましたが、駐車場には車やバイクが何台か停まっていました。
(公式HPにて、冬に車で訪れる際は冬用タイヤが必須となり、雪道の運転に自信のない方は遠慮するべき旨がアナウンスされていました。)
駐車場の脇には、天空の遊歩道保全の協力募金箱と土産物や茶などを売っている売店がありました。
売店では、暖かいお茶をサービスでいただけました。
かなり寒かったので、大変ありがたかったです。
自分は、家族への土産にお茶を2袋と絵葉書を買いました。
ちなみに、現在日本で栽培されているお茶の※大半は、日本の自然環境に適し品質に優れた「藪北(やぶきた)」という品種改良された種類だそうです。
(日本茶に占める「やぶきた」の割合は、資料によって75%~90%以上と幅がありました。)
しかし、上ヶ流の茶畑が地区では、「やぶきた」の他、昔から人々に親しまれてきた「在来品種」を「古来茶」として栽培しているとのこと。
この「在来品種」である「古来茶」は、現在日本では貴重な品種になっているそうです。
駐車場で地図をもらい「天空の遊歩道」を歩いて展望ポイントに向かいました。
駐車場から展望ポイントまでは、徒歩で20分程かかります。
(冬季は、絶景ポイントまでの遊歩道が霜・雪・凍結の状況によりクローズになる可能性があります。)
遊歩道から見える茶畑
記念碑
さざれ石
途中、君が代で詠まれているさざれ石がありました。
このさざれ石は、揖斐川町春日産です。
散策道
展望ポイントへは、なだらかなA コースと坂道のBコースがあります。
行きはAコース、帰りはBコースを使いました。
展望ポイント
展望ポイントには、A地点とB地点があります。
どちらも眺望の良い山の斜面に造られ、茶畑を一望できます。
展望ポイントの周囲は草刈りがされ、手作りの木製ベンチが置かれていました。
山間に開かれた茶畑の背後には、雪に煙る山々がそびえています。
山々に囲まれた山中に茶畑が広がる光景は、此処でしか見られない絶景だと思います。
訪れた日は、そこに雪が加わりさらに稀有な景観を目にできました。
レンズに雪が付いて、なかなかいい写真は撮れませんでしたが満足な体験ができました。
高所にあるA地点から更に登ると林道に出るようでしたが、訪れた日はA地点とB地点で景色を見て引き返しました。
茶畑のハート窓
天空の茶畑には、ハート形の窓が付いている休憩所があります。
ハート形の窓からは、外の茶畑が見えます。
天気がよければ、なかなか写真映えするスポットだと思います。
休憩所にはトイレがありました。
有料ですが、近くにトイレが少ないので助かりました。
まとめ
岐阜県揖斐郡揖斐川町の上ケ流地区では、山地の中腹から山頂にかけて広がる珍しいロケーションにある茶畑を観賞できます。
特に「天空の遊歩道」と呼ばれる散策道にある展望ポイントからの眺めは絶景です。
「天空の遊歩道」は土道で急な坂道があるので、運動性の高い靴で訪れることをお勧めします。
基本情報
所在地
〒503-2502 岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合
料金
志納
お問い合わせ先
揖斐川町産業建設部商工観光課
電話 0585-22-2111
関連サイト
写真撮影日
2020年2月
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