兵庫県丹波市氷上町清住に建つ達身寺に参拝してきました。
アクセス
「達身寺」には、JR「石生駅」方面から車で向かいました。
県道78号から兵庫県丹波市氷上町清住に入り車を走らせ「達身寺」の駐車場に到着。
駐車場
門前に舗装された広めの駐車場があります。
駐車料金は無料です。
駐車場の脇には、休憩所がありました。
最寄り駅・近隣交通機関から
- JR「石生駅」から県道291号と県道78号を経由して約10.4 km
地図
達身寺(たっしんじ)
「達身寺」は、兵庫県丹波市氷上町清住に建つ曹洞宗の寺院です。
御本尊は阿弥陀如来。
山号は十九山(じゅうくさん)。
開基は行基と伝わっています。
「達身寺」は、丹波地方有数の古刹で、「丹波古刹十五ヶ寺霊場」第六番霊場、「西国薬師四十九霊場」第二十五番札所、「氷上郡西国番外霊場」になっています。
また、達身寺は【 丹波市観光 100選 】 寺院・神社部門、【 丹波市観光 100選 】 もみじの名所部門に選定されています。
正徳二年(一七一二)に竹雲堤山和尚(ちくうんていざんおしょう)の発願により師である円通寺(氷上町御油)二十五世大庵清鑑和尚(だいあんせいかんおしょう)を開山とし、禅宗の中の曹洞宗として火を灯し現在に至っている。
又、寺名についていは、十九山の達身堂(たるみどう)を本堂としてこの地に移した為、十九山達身寺(じゅうくさんたっしんじ)と名付けられたのである。 達身寺の前進はよく解っていない。寺伝によると、世が戦国の時代であった頃、達身寺は、僧兵を抱え山岳仏教の教権を張るような大寺院であったと言われている。 織田信長が丹波平定を行った際、家臣である明智光秀が丹波の地を攻め、篠山城(現、篠山市)や保月城(現、丹波市春日町)などが攻められた。 当時、達身寺は保月城に加勢をしていたと言われており、そのことで保月城よりも早く寺院が焼かれてしまった。 僧侶たちは寺院を焼かれる前に、仏像を近くの谷へ運び出したのだが、そのまま長い年月置き去りにされてしまうことになったと伝えられている。 村人たちは、山に登り放置されたままであった仏像を集め、破損していた達身堂を、現在の地に移し修繕を行った後、仏像を安置し奉ったそうである。 達身寺公式HPより抜粋 |
達身寺の景観
まず、本堂で拝観料を払い、国と兵庫県の文化財である仏像に参拝し、次に庭園を観賞させていただきました。
本堂
本堂の中で拝観料を払いました。
拝観料は400円。
本堂は立派な茅葺屋根です。
本堂では、護符やお守りなどが販売されています。
文化財
「丹波の正倉院」と呼ばれる達身寺には、阿弥陀如来、薬師如来、十一面観音、兜跋(とばつ)毘沙門天、吉祥天など、80余躯の仏像が宝物殿に納められています。
国の重要文化財が12躯、兵庫県指定文化財が34躯あります。
本堂内から順路に沿って仏像を観賞しました。
仏像の撮影は禁止です。
庭園
本堂の横には、園路の敷かれた回遊式庭園が造られています。
達身寺は紅葉の名所として有名です。
秋には、庭園から裏山にかけて植えられたドウダンツツジやノムラモミジが鮮やかに紅葉します。
自分が訪れたのは11月の下旬。
ツツジやモミジが綺麗に色付いていましたが、これでも見頃を少し過ぎた状態だということでした。
少し前までは、庭園上部のモミジが真っ赤に染まっていたそうです。
2~3日前の雨で落葉してしまったとのことでした。
水仙
「達身寺」は境内で水仙が見られる寺院としても知られています。
水仙は参拝者を楽しませようと30年ほど前から植えられ始めたそうです。
春には境内で数万株の水仙が咲き誇ります。
品種は、黄色い「ラッパスイセン」や花の一部を紅色に染める「クチベニスイセン」、「ニオイスイセン」など10数種類があるそうです。
共通券
「達身寺」の近くには、コスモス園とカタクリ園があり花の咲く時期には、どちらも達身寺入山との共通券が発行されています。
まとめ
達身寺では、国や県の文化財に指定されている仏像や回遊式庭園などを観賞できます。
紅葉の名所として有名で、秋には多くの参拝者が庭園の紅葉を観賞していきます。
また、春には境内に数万株の水仙が咲き誇ります。
基本情報
所在地
〒669-3626 兵庫県丹波市氷上町清住259
料金
拝観料は400円
参拝時間
9:00~16:00
関連サイト
達身寺 | 観光スポット | 【公式】兵庫県観光サイト HYOGO!ナビ
写真撮影日
2021年11月