鳥取県八頭郡八頭町にある滝谷の大滝に行ってきました。
「滝谷の大滝」は、「大蛇」の伝説がある大きな滝で古くから地元の人々に親しまれています。
実際に訪れた感想を交えて、「滝谷の大滝」の魅力やアクセス・駐車場の状況などをレポートします。
滝谷の大滝のアクセス
「滝谷の大滝」には、JR「郡家駅」方面から車で向かいました。
「国道29号」から「県道37号」に入り、「細見川」沿の道を進んで行くと、案内板が見えて来ます。
案内板の少し先に、滝見道の入り口があります。
駐車場
道路脇に、少し広いスペースがあったのでそこに車を停めさせていただきました。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「丹比駅」から「県道37号」を経由して約8.3 km
地図
滝谷の大滝
「滝谷の大滝」は、鳥取県八頭町妻鹿野にあります。
「扇ノ山」を源流とする「細見川」に懸かる滝で落差 約15m。
大滝には「大蛇」の伝説があり、古くから地元の人々に親しまれています。
滝の大蛇伝説・八頭町
この滝つぼには両目を失った大蛇が住んでいるといわれています。
昔この滝のそばで、一匹の蛇を子供たちにいじめられて殺されかかっているのを通りかかった滝谷村の行商の男が助けてやりました。 そして、この男は日暮れになってわが家に帰り夕食の準備をしていました。 すると一人の美しい品のある娘が男の前に近づき 「広留野に兄を頼って行くものですが、早、日も暮れて途方に暮れています。どうか一夜泊めていただけないでしょうか」 と鈴のなるような声で言いました。この男は快く引き受けあばら家の納屋に案内しました。 娘は自分から進んで夕食の支度をし、どこかで手に入れたのか酒まで用意しました。 それから二人は夫婦として幸せな生活を送りました。 やがて二人に可愛らしい女の子が生まれ、男はますます行商に励みました。 ある夜、男が行商から帰って「声をかけずに戸を明けてはならない」という約束を破って戸をあけてしまいました。 見ると部屋の真ん中には大蛇がとぐろをまいて座っていました。 「あなたは、私の本当の姿をご覧になりましたね。もういっしょに暮らすことはできません。私はあなたに助けていただいた蛇です。恩返しのつもりでいっしょに暮らしてきました。しかしもう仕方ありません。どうかこの子にこれを吸わせて大事に育ててください」 と言って右目をえぐり取って姿を消してしまいました。 男はなげき悲しみながらも一人娘にこの眼を吸わせて育ててきましたが、ある日この眼がぬすまれてしまいました。 男は滝つぼに行ってわけを話すと、美しい片目の女房が現れ左目もえぐりとって男に渡しました。 しかし、二つ目のこの眼も行商に出ているときにぬすまれてしまいました。 男がまた滝つぼに行って話をすると滝は一面真っ赤に染まり、中から両目をえぐられた大蛇が現れ、雨滝の方へ逃げていけば無事に暮らせるだろうと男に教えてやりました。 (このような大蛇伝説は八頭町内には数多く残されており、鉱山文化と深いかかわりがあるといわれています。) |
説明版引用
基本情報
名称 | 滝谷の大滝 |
所在地 | 〒680-0400 鳥取県八頭郡八頭町妻鹿野 |
営業時間 | |
休業日 | |
料金 | |
問合せ先 | 八頭町観光協会 0858-72-6007 |
公式サイト | 大滝 – やずナビ |
滝谷の大滝の景観
説明版の近くに、滝が流れる渓流に降りる階段があります。
階段の周囲には、草が茂っていました。
傾斜は、やや急だったので注意しておりました。
階段を降りると渓流があります。
渓流の上流側にある岩壁には整った形の直瀑が流れています。
滝見道の入り口から滝の前までは8分程。
大滝の高さは約15m。
滝壺は大きく水量の多い迫力のある直瀑です。
滝の周囲は豊かな緑に囲まれ、神秘的な雰囲気が漂っています。
関連情報
関連サイト
写真撮影日
2024年8月
これまで訪れた鳥取県の散策地
水とのふれあい広場(鳥取県鳥取市)に訪れた感想と現地レポート
滝谷の大滝 まとめ
鳥取県八頭町妻鹿野にある「滝谷の大滝」は、「細見川」に懸かる落差 約15mの直瀑です。
水量が多く大きな滝壺を持つ迫力のある姿の滝です。
神秘的な雰囲気が漂う「滝谷の大滝」には、古くから「大蛇」の伝説が伝えられています。
滝の前まで行くには、何カ所かの渡渉ポイントがあったので動きやすい服装と防水シューズで訪れましょう。
山深い場所にあるので、熊よけと虫よけの準備をしておいた方がよいと思います。