岡山県和気町にある「田土の棚田」に行ってきました。
アクセス
「田土の棚田」へは、岡山市方面から車で向かいました。
国道374号線を吉井川沿いに走り、田戸の集落への道へ右折。
途中、天神山城登山口をすぎて数百メートル走ると「田土の棚田」が見えてきます。
駐車場
専用駐車場はありませんでした。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「和気駅」から国道374号を経由して約9.2 km
地図
田戸の棚田(たどのたなだ)
田園が広がる田土の集落の道を車で走っていくと、山腹に築かれた見上げるような棚田が見えました。
急勾配に造られた棚田が、山の上の方まで連なっています。
まさに、耕して天にいたるという表現がしっくりくる棚田です。
岡山県南部で、これほど規模の大きな棚田が見られるとは思っていませんでした。
この棚田が「日本の棚田百選」に選ばれていないのが不思議です。
「田土の棚田」の耕作面積は69ha。
棚田の築かれている標高範囲は50~320m。
畦は石積みでした。
休耕地が所どころにありましたが、耕されていない棚田も手入れはされていたので荒れた感じはしませんでした。
草の刈られた石積の棚田は、まるでお城の曲輪のようにも見えました。
「田土の棚田」の最奥部の杉平地区では、上段の棚田から浸透した水を再利用する地下水路(暗渠)や横穴が見られます。
「田土の棚田」がある、この地域では「半夏( 7月初め)までは溜め池の水を使うな」といわれているそうです。
水に苦労した地域だったことを伝える逸話です。
集落の舗装路を登り棚田の上部から周囲を眺めました。
舗装路の広さは狭いところだと車一台分ほど。
棚田上部からの眺望は、かなりの絶景です。
舗装路は集落の生活路なので、棚田上部を見学される方は住民の邪魔にならないように気をつけて登りましょう。
集落をぬけて舗装路をそのまま上ると、コテージなどの宿泊施設や運動公園がある三保高原にでます。
記事参考サイト
棚田NAVI
(リンクは下に貼ってあります。)
まとめ
山の中腹から麓の平野まで広がる、規模の大きな棚田です。
道沿いにも休耕田が見えましたが、手入れはされていました。
観光開発は一切されていないので、見学に行かれる場合は住民の方の邪魔にならないよう気をつけましょう。
基本情報
所在地
〒709-0512 岡山県和気郡和気町田土2057
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2021年6月
これまでに訪れた岡山県の散策地
児島宇野津の棚田 ~棚田から見る水島コンビナートの工場夜景~