すずめのお宿緑地公園 ~目黒区にあるノスタルジックな竹林公園~

スポンサーリンク

都内では数少ない竹林の見られる公園「すずめのお宿緑地公園」に行ってきました。

アクセス

「すずめのお宿緑地公園」にはJR 「目黒駅」からバスに乗って向かいました。

「大岡山小学校」行きのバスに乗り、バス停「碑文谷三丁目」で下車。

バス停から数分歩き、竹林のある公園「すずめのお宿緑地公園」に到着。

駐車場

専用駐車場はありません。

最寄り駅・近隣交通機関から

  • JR 目黒駅から「大岡山小学校」行きのバスに乗り、バス停「碑文谷三丁目」で下車、徒歩5分
  • 東急東横線・都立大学駅から目黒通り/都道312号 と 都道318号を経由して約1.2 km

地図

すずめのお宿緑地公園

スポンサーリンク

「すずめのお宿緑地公園」 は閑静な住宅街にあり、遊具や広場のある公園区域と竹林と古民家のある竹林区域で構成されています。

なぜ都心にも近い住宅街に竹林の残る公園があるのか。

その由来は、公園入口の説明版に書いてありました。

「すずめのお宿緑地公園」の由来

今からおよそ200年程前の「江戸時代」から目黒では筍が栽培され、その産地として知られていました。

中でもこの付近は昭和の初めまで目黒でも有数の竹林で、よいタケノコが収穫できたそうです。

竹林には無数の雀が住み着き、朝どこへともなく飛び立ち、夕方に群れをなして帰ってくることからこの場所は「スズメのお宿」と呼ばれるようになりました。

この土地の所有者、角田セイさんは長年ここでくらしていましたが

「自分の死後は国にこの土地を返したい」

と考え大事にしておられたそうです。

その意思を汲んで角田さん没後、この一帯を目黒区が借り受け人々が安らげる「すずめのお宿緑地公園」として整備しました。

公園区域

雑木が茂り緑が多い静かな公園です。

公園の雰囲気を損ねない、落ち着いた色合いの木造遊具がいくつかありました。

竹林

よく手入れされた竹林には、散策路が引かれ奥には古民家がたっています。

竹林の入り口には、トイレがありました。

すずめのお宿緑地公園

竹林区域だけを見ると、昭和の初期にタイムスリップしたかのような不思議な雰囲気です。

都心にも近い住宅街の中にある公園とはとても思えません。

すずめのお宿緑地公園

元の所有者である角田セイさんは、じつに素晴らしいもの残してくれたと思います。

(すずめと少女の銅像)

タケノコの採取を禁じる案内板がありました。

たしかに沢山はえそうですが…。

ここでタケノコを収穫するとは、なかなか大胆ですな。

(目黒区)古民家を見ることができます

江戸時代中期建築の 古民家は、昭和54年に区に寄贈された栗山重治さんの旧宅を移築・復元したものです。

旧衾村の旧家であった栗山家は 、江戸時代には代々「年寄」という名主を補佐する村の重要な役職を務めた家柄で 屋敷は普通の農家より大きく長屋門が前面に配されていました。

古民家は寄棟造の木造一階建てで、 敷地面積は780㎡、延床面積は155.89㎡です。

屋根は元は茅葺でしたが、現在は法規制のため銅板葺になっています。

前庭

中に入ると土間の台所でかまどがたかれていました。

(古民家の中には、常駐されている方がおられます。)

靴を脱いで建物の中を見学することも出来ます。

建物の保存状態は非常によく、囲炉裏がある広間には行燈型の照明器具が置かれていました。

照明の淡い光に照らされた民家の中は、意外にもフォトジェニックでカメラがうまい方ならば絵になる撮影ポイントを見つけられるのではないかと思います。

まとめ

良く手入れがされている竹林には、ここが都内にある公園だということを忘れさせる長閑な空気が流れていました。

また保存状態の良い古民家では、昭和の時代にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな雰囲気を感じられました。

基本情報

所在地

〒152-0003 東京都目黒区碑文谷3丁目11−22

料金

無料

関連サイト

すずめのお宿緑地公園:目黒区公式ホームページ

写真撮影日

2018年12月

これまで訪れた庭園・公園

竹林公園(東京都東久留米市)に行ってきました。

船岡竹林公園(鳥取県八頭町)に行ってきました。

古民家見学案内

見学無料

休館日

月曜日、火曜日。(ただし、祝日の場合は公開。月曜日と火曜日が両日ともに祝日の場合は公開し、翌日が休館。)

年末年始(12月28日から1月4日)

開館時間

午前9時30分から午後3時30分まで。団体見学の場合は、事前にめぐろ歴史資料館(電話番号 03-3715-3571)まで申し込みください。

スポンサーリンク