山口県萩市にある須佐ホルンフェルスの畳岩でストライプの断崖を見て来ました。
アクセス
須佐ホルンフェルスへは車で、津和野方面から県道305号を経由して向かいました。
国道191号から県道305号にはいり、しばらく走って駐車場に到着。
駐車場
舗装された駐車場は、思いのほかすいていました。
駐車場の隣には、地元特産品販売や観光案内も行っている休憩施設「つわぶきの舘」があります。
収容台数は、普通車30台、大型バス3台。
駐車料金は無料。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「須佐駅」から国道191号と県道305号を経由して約4.1 km
地図
須佐ホルンフェルス
須佐ホルンフェルスは、山口県萩市の須佐高山にある変成岩地形です。
海底に堆積した砂泥互層からなる須佐層群に、高温の火成岩体が貫入し、その熱で変成作用を受けてできました。
なかでも須佐ホルンフェルスの一部である畳岩は観光地として有名です。
畳岩は須佐ホルンフェルスの最外縁部の砂岩、頁岩(けつがん)の互層からなる灰白色と黒色の綺麗な縞模様の海食崖です。
須佐ホルンフェルスのある須佐湾は国指定の「史跡名勝天然記念物」に、そして須佐ホルンフェルスは日本地質学会などが選定する「日本の地質百選」に選ばれています。
畳岩の景観
駐車場から道路を渡り海岸線沿いに造られた遊歩道に向かいます。
遊歩道からは眼下に畳岩が見えました。
遊歩道から見た西側の海岸線
遊歩道を数分歩いて畳岩に到着。
畳岩では灰白色と黒色の縞模様の入った実に珍しい海蝕崖が見られます。
この畳岩が須佐ホルンフェルスの代名詞のようになっていますが畳岩は須佐ホルンフェルスの外縁部の一部です。
ホルンフェルスとは、溶岩等の熱による接触変成作用によって生じる接触変成岩のことです。
語源はドイツ語の「角の岩」という意味で、硬く緻密な組織をもち、割るとガラスのように角ばって割れることから名付けられたそうです。
訪れた日は快晴。
波は高く、やや時化気味。
あっ、これは油断すると危ないやつですね。
間近で見ると滑らかな海蝕崖にくっきりと入った綺麗な縞模様が見えました。
これほど特徴的な海蝕崖は滅多に見られないと思います。
白い部分は砂岩層、黒い部分は泥岩層に火成岩体が貫入し変成岩に変化したものです。
崖の高さは約12mあります。
須佐ホルンフェルスから見る夕日も綺麗でした。
畳岩付近の海岸からは夕日が日本海に沈む様子も観賞できました。
夕日は完全に水平線に隠れていたので、時期を選べば「だるま夕日」が見られるかもしれません。
夕方のホルンフェルス
まとめ
須佐ホルンフェルスでは、日本海に切り立つ断崖の断面に明瞭な縞模様が浮かぶ稀有な景観を見ることが出来ます。
須佐ホルンフェルスの畳岩は、日本海の西側に面しているため太陽光が当たるのは午後からです。
写真を撮られる方は、念頭に入れておいた方がいいかもしれません。
海岸から見える夕日も綺麗でした。
時折高い波が来ていたので、その点は気を付けて観賞した方がよいでしょう。
基本情報
所在地
〒759-3411山口県萩市須佐高山北海岸
料金
無料
問合せ先
須佐観光協会 電話 08387-6-2219
関連サイト
須佐ホルンフェルス – 観光スポット|萩市観光協会公式サイト
写真撮影日
2019年