高知県吾川郡仁淀川町にある水晶淵に行ってきました。
アクセス
「水晶淵」には「中津渓谷」方面から、車で国道439号と県道362号を経由して向かいました。
「水晶淵」に行ってきたのは、紅葉の見ごろの11月。
「水晶淵」のある「安居渓谷」には、紅葉を見るため多くの観光客が訪れていました。
「安居渓谷」までは、案内板のおかげで迷うことはありませんでしたが、道が狭く対向車との離合が困難な場所が何カ所かありました。
観光客が多い時期に訪れる方は、十分に気をつけて運転してください。
駐車場
遊歩道の手前に駐車場があります。
普通車7~8台くらいは停められると思います。
駐車料金は無料。
最寄り駅・近隣交通機関から
(水晶淵駐車場まで)
JR「西佐川駅」から国道494号と県道362号を経由して約32km
地図
水晶淵
高知県のほぼ中心を流れる仁淀川の透明度の高い美しい水の色が「仁淀ブルー」と呼ばれ近年、有名になってきています。
その「仁淀川」流域でも、特に綺麗な景観が見られるスポットのひとつとして知られているのが「水晶淵」です。
「水晶淵」は、仁淀川の支流である安居川 上流部の安居渓谷にある絶景スポットです。
第3駐車場(水晶淵)から「水晶淵」までは歩いて向かいます。
距離は約200m。
徒歩で5分程です。
石でできた遊歩道は、起伏があり滑りやすい箇所もあるので注意して下さい。
渓流沿いの遊歩道を進んでいくと、クリアブルーの美しい水を湛えた「水晶淵」が見えて来ます。
その名称通り透き通った淵は、川底まではっきりと見えます。
水の流れが穏やかでありながら、この透明度は驚異的です。
ちなみに「水晶淵」がある仁淀川は、全国164の1級河川を対象にした国土交通省の水質調査結果で何度も水質ナンバーワンに輝いてきたそうです。
さざ波の影が幾何学模様のようで綺麗です。
あまりに透明度が高いので水深はそれほどないように見えますが、さざ波の揺らめき方から見て中心付近は結構深いのではないかと思います。
訪れた日は、観光客が多く、たくさんの人が「水晶淵」の写真を撮っていました。
「水晶淵」は、深くなるにつれ色が濃くなっていき時間帯や光線の状態によって色彩が変化するそうです。
西日本最高峰である石鎚山系の森から流れる水が造りだした奇跡の絶景と言えるでしょう。
「水晶淵」は、四国らしい八十八の風景を選定した「四国八十八景」に選ばれています。
背龍の滝
「背龍の滝」は、安居川支流の五色川に懸かる直瀑です。
「水晶淵」から遊歩道を少し進むと「背龍の滝」と砂防ダムに向かう分岐があります。
林道の方へ登っていくと左手に「背龍の滝」が見えて来ます。
かなりの高さがある滝は約50メートルあります。
訪れた日は、水が少なかったですが、水量の多い時期にはすごい迫力でしょう。
少し上に見えるコンクリートの道は、県道362号です。
安居川砂防ダム
「水晶淵」のほんの少し上流に、安居川砂防ダムがあります。
安居川砂防ダムは昭和47年(1972年)に完成したコンクリート製のダムです。
高さ20m、長さ64mあります。
安居川砂防ダム下では、素晴らしく綺麗な仁淀ブルーの池を見ることが出来ます。
訪れた日は、ダムから水は流れておらず静寂の中、静かに水を湛えていました。
「水晶淵」に行くならば、ぜひ安居川砂防ダムに立ち寄るべきだと思います。
ただし、安居川砂防ダムを見るには足場のわるい岩場を歩くことになるので、動きやすく滑りにくい靴で訪れるようにしましょう。
せり割洞穴
せり割洞穴には、「水晶淵」への遊歩道を分岐して向かいます。
「せり割洞穴30m」と書かれた案内板があったので、それほど離れてないと思います。
河原の近くには、迫力がある大きな岩がゴロゴロと転がっています。
かなり見応えがあって、この景観を見るために分岐道を歩く価値があると思います。
途中、柱状節理のような、まっすぐな筋が特徴的な岩石がありました。
安居川は変成岩で構成された「三波川変成帯」の中ほどに位置しています。
そして、その変成岩が綺麗な「仁淀ブルー」が見られる理由のひとつになっているそうです。
この大きな岩は何かの変成岩だと思います。
先に進むと「せり割洞穴」が見えてきました。
「せり割洞穴」は、川側の方向に抜けています。
洞穴の中は、圧迫感があって少し怖い感じがしました。
まとめ
「水晶淵」は、「仁淀川」流域でも特に綺麗な「仁淀ブルー」が見られるスポットのひとつです。
駐車場から徒歩5分程で観賞できるのも魅力です。
「水晶淵」の近くには、「背龍の滝」や仁淀ブルーが見られる「砂防ダム」などの見所が点在しています。
基本情報
所在地
〒781-1627 高知県吾川郡仁淀川町宮ケ平
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2022年11月
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