日本百滝・日本百景に選ばれている名勝、白糸の滝を訪れました。
アクセス
「白糸の滝」へは富士宮駅から路線バスに乗って向かいました。
JR身延線・富士宮駅から路線バスに乗り換え、権現橋停留所下車。
（「富士宮駅」から「白糸の滝」停留所までのバスも出ています。運賃は630円。乗車時間は３０分程です。）
駐車場
トイレが整備された、専用駐車場あり。
駐車料金
乗用車1回500円
バイク1回200円
バス1回1,000円
収容台数
乗用車105台
バイク10台
営業時間
8：30～16：3０
住所
静岡県富士宮市上井出273-1
白糸ガーデン駐車場
専用駐車場ではありませんが白糸の滝専用駐車場の近くに白糸ガーデン駐車場があります。
駐車料金
1回200円
（白糸ガーデンで食事や買い物をすると無料になります。）
収容台数
約20台
営業時間
9:00～17:00
夏季は8：00～18：00
木曜定休、夏季は無休
最寄り駅・近隣交通機関から
東名富士ICから西富士道路、国道139号を経由し、上井出ICを下り約5分(東名富士ICから約40分)
新東名富士ICから西富士道路、国道139号を経由し、上井出ICを下り約5分(新東名新富士ICから約35分)
中央高速河口湖ICから国道139号で約1時間、途中右折(標識あり)
JR「富士宮駅」から国道139号を経由して約11.9 km
地図
白糸の滝
白糸の滝は、静岡県富士宮市にある滝です。
近くにある音止めの滝と共に日本の滝百選に選ばれています。
国の名勝、天然記念物であり「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として世界文化遺産にも登録されています。
古富士泥流堆積層と白糸溶岩流の層の隙間から富士山の湧水が流れていて、その様子が絹糸を垂らしたようであることが「白糸の滝」の名称の由来です。
古くから景勝地として知られ、「信長公記」に「西の山に白糸の滝名所あり」とある他、源頼朝が富士の巻狩りの際に滝に立ち寄り和歌を詠んだという伝承が残っています。
「この上に いかなる姫や おはすらん おだまき流す 白糸の滝」 源頼朝
滝の景観
バス停から売店を通り白糸の滝に向かう途中、豪快な音を立てて流れる音止めの滝が見えました。
音止めの滝は落差２５ｍの直瀑で、見る位置によって音の大きさに違いがあるといいます。
雄壮な滝をしばらく眺め、白糸の滝が流れる渓流に向かう階段へ足を進めました。
階段は石造りで約１００段あります。
訪問日は八月、湿度が高く蒸し暑い日でした。
しかし滝に近ずくにつれ、富士山を源流とする清流の冷却効果により空気が冷え心地よい気温となってきました。
暑さから解放され、さわやかな気分で階段を下ること数分。
外気と水温との温度差で生じた川霧をまとう白糸の滝が見えました。
滝は高さ２０ｍ、幅１５０ｍ。
湾曲した岩壁に、湧水が大小の滝をつくり幾筋もの絹糸を引いているかのように流れ落ちています。
水の透明度は高く、滝壺は深いエメラルドグリーン。
周りの木々は水煙で潤い、あざやかな色を見せていました。
「遠路はるばる来たかいがあった」
一目見てそう思いました。
これ程優美で流麗な滝はそうは見られません。
白糸の滝は二層の地層で構成され、上部の溶岩は割れ目が地下水を浸透させる透水層で、下部の泥流堆積層（でいりゅうたいせきそう）は水を通しにくい不透水層です。
そのため両者の地層境界部で湧水が地表に湧き出て、これほど流麗な滝を造っています。
水量は毎秒1.5トンといわれます。
滝前の渓流には、珍しいアルビノのニジマスが泳いでいました。
滝の素晴らしさに感動しながら観賞していると、徐々に川霧が濃くなってきました。
霧をまとった滝の姿は非常に幻想的です。
立ち込める川霧は、帰り際には滝を覆うほどになっていました。
帰りには、売店で名物の富士宮焼きそばを食べました。
削り粉のうまみが絶妙で、たいへんおいしかったです。
まとめ
白糸の滝は、湧水が岩壁に大小の滝をつくるたいへん優美な滝です。
自分が見た滝の中でも、トップクラスの見応えでした。
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基本情報
所在地
静岡県富士宮市上井出273－1（白糸の滝駐車場）
交通アクセス
東名富士ICから西富士道路、国道139号を経由し、上井出ICを下り約5分(東名富士ICから約40分)
新東名富士ICから西富士道路、国道139号を経由し、上井出ICを下り約5分(新東名新富士ICから約35分)
中央高速河口湖ICから国道139号で約1時間、途中右折(標識あり)
JR「富士宮駅」から国道139号を経由して約11.9 km
料金
無料
問い合わせ
富士宮市観光協会
0544-27-5240
関連サイト
写真撮影日
２０１０年８月
