三寳寺(兵庫県丹波市)に参拝して紅葉を観賞して来ました。

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兵庫県丹波市に建つ本光山 三寳寺に参拝してきました。

アクセス

「三寳寺」には、JR「石生駅」方面から車で向かいました。

水分れ街道/国道175号を経由して「三寳寺」の駐車場に到着。

惣門前の土敷きの駐車場に車を停めました。

駐車場

惣門前に土敷きで広めの駐車場があります。

紅葉の見ごろの時期には、「丹波市悠遊の森」の駐車場が使えるようでした。

駐車料金は無料です。

最寄り駅・近隣交通機関から

JR「石生駅」から水分れ街道/国道175号を経由して約4.4 km

地図

本光山 三寳寺

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「三寳寺」は、兵庫県丹波市に建つ臨済宗の寺院です。

御本尊 は、十一面観世音菩薩立像。

山号は本光山。

室町時代の文明4年(1472)に臨済宗妙心寺派の太宗守順和尚により開山され大いに栄えました。

寺の背後にそびえる高見山にある高見城(佐野城)は、足利尊氏の側近であった仁木頼章が築いた城で、戦国時代には赤井家清が城主となり柏原・氷上地域を治めました。

天正7年(1579年)明智光秀軍が高見城主を攻める際、兵火に遭い寺は建物を焼失。

その後再建されるも慶長11年(1606年)失火により焼失。

慶長13年(1608年)に、また再建したと伝えられています。

天保4年(1833年)老朽化した本堂を現在の形に修復したのが、宮大工の名工である中井権次正貞です。

「三寳寺」は紅葉の名所として知られ、丹波市観光100選のもみじの名所部門に選定されています。

御本尊

御本尊である、十一面観世音菩薩様は50年に一度御開帳されると伝わる秘仏です。

像高109・2センチ、一木造り(内刳)の黒漆塗り。

衣の裾先が短く、足首を見せる表現は白鳳・奈良時代の古い様式を残しています。

腕や後背、台座などは江戸時代に補修されたとされています。

平安後期(12世紀前半ごろ)の作とされていましたが、大阪大学教授らの調査により、様式などから平安中期(11世紀前半ごろ)の制作と判定されました。

三宝寺の景観

総門をくぐり、モミジ並木を歩いて山門に向かいます。

参道

モミジは良く紅葉していて、少し落葉が始まっていました。

なんとか見頃に間に合ったと言ったところでしょうか。

山門

参道の先には山門があります。

山門の手前には山号碑が建っていました。

山号碑の高さは、約2・6メートル。

地元の石匠・難波金兵衛さんから寄進され、「本光山」の文字は、臨済宗妙心寺派の小倉宗俊管長が揮毫(きごう)しました。

自分が「三寳寺」に参拝したのは、半世紀ぶりの御本尊の御開帳の年に当たり、その垂れ幕が山門に掲げられていました。

山門で拝観料300円を納めて境内に入りました。

本堂

石畳の先には、どっしりとした本堂が建っています。

本堂に向かって右手には鐘楼。

左手には大きなモミジがあります。

本堂の玄関横には受付がありました。

龍の彫刻

本堂の向拝には、丹波柏原藩の宮大工である中井権次正貞作とされる龍の彫刻があります。

鐘楼

鐘楼が建立されたのは、明治32年(1899年)4月。

梵鐘は戦時中に供出され、しばらく鐘楼のみが建っていましたが、昭和50年(1975年)平和記念と戦没者の鎮魂のため再び梵鐘が鋳造されました。

大モミジ

本堂の前では、のびのびと伸ばした枝に旺盛に葉をつけた見事なモミジを見ることが出来ます。

訪れた日のモミジは、敷モミジの様相を見せつつ、枝にはまだ鮮やかに紅葉した葉が残っていて実に見ごたえがありました。

調度よい時期に、参拝させていただいたと思います。

よく見ると、モミジの下にはタヌキの置物がおかれていました。

枯山水庭園

本堂の裏に枯山水庭園が造られています。

高見山を借景とした庭園には敷石が置かれ、奥には三尊石が配されています。

訪れた日は、植栽のモミジとドウダンツツジが紅葉していました。

背景となっている杉林とのコントラストが、じつに絵になります。

庭園の手水鉢にはモミジが浮かんでいて、たくさんの観光客がモミジと手水鉢を写真に収めていました。

なかなか風情がある景観だと思います。

庭園手前の部屋に置かれている黒檀の机には、紅葉した樹木が映り込んでいました。

襖絵

本堂では、版画家の幻 一(まぼろし はじめ)師や地元出身の安田虚心氏の作品が描かれた襖絵を見ることが出来ます。

幻 一師

禅僧で版画家の幻 一(まぼろし はじめ)師の「五百羅漢図」のうち16枚が襖に仕立てられています。

安田虚心氏

本堂上間口ノ間の襖には地元出身の安田虚心氏の南画「老松」と「四季図」が描かれています。

紅葉

三寳寺は、紅葉の名所として知られ、丹波市観光100選のもみじの名所部門・丹波もみじめぐりの10ヶ寺に選定されています。

紅葉の見ごろは例年、11月上旬から11月中旬頃。

2022年は例年よりも紅葉が早く10月中旬から色づき始めました。

ライトアップ

本光山三寶寺では、2022年の紅葉の見ごろにライトアップが行われました。

ライトアップが行われたのは、2022年11月18日、19日。

時刻は17時〜20時です。

まとめ

三寳寺は、丹波市観光100選のもみじの名所部門・丹波もみじめぐりの10ヶ寺に選定されている紅葉の名所です。

紅葉の見頃は例年、11月上旬から11月中旬頃。

紅葉以外にも庭園や襖絵など見所の多いお寺です。

特に、大モミジと庭園は見ごたえがありました。

自分は、見れていませんが、紅葉の見ごろの2022年11月18日、19日にはライトアップがおこなわれたようです。

基本情報

所在地

〒669-3315 兵庫県丹波市柏原町大新屋571

料金

拝観料

300円

拝観時間

9:00~16:00

お問い合わせ先

0795-72-0954

関連サイト

本光山 三寳寺 – 丹波市観光協会

本光山 三寳寺 (@sanbouji3) / Twitter

写真撮影日

2022年11月

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