山王寺の棚田 ~中国山地の山腹にある日本の棚田100選~ 

  • 2021年6月29日
  • 2024年10月26日
  • 島根県
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島根県雲南市にある「山王寺の棚田」にいってきました。

アクセス

「山王寺の棚田」へは、島根県南部方面から中国山地を抜けて向かいました。

駐車場

山王寺の棚田展望台に駐車できます。

そこそこ広いので普通車、数台は駐車できます。

駐車料金は無料。

最寄り駅・近隣交通から

JR山陰本線「松江駅」からくにびき道路/県道21号と県道24号を経由して約17.8 km。

JR木次線「出雲大東駅」から県道267号を経由して約10.6 km。

地図

山王寺の棚田

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平成11年(1999年)に「日本の棚田百選」に選ばれた「山王寺の棚田」があるのは、島根県雲南市大東町山王寺本郷集落です。

棚田は標高300mの山腹に造られていて、面積は約19ヘクタール、数は約200枚あります。

平均勾配は 1/8です。

「山王寺の棚田」のある地域には島根県無形文化財指定の神楽である山王寺神楽が伝承されています。

また、昼夜の寒暖差が大きく、おいしいお米が出来る環境にある「山王寺の棚田」では棚田米「山王寺」が造られています。

展望台

「山王寺の棚田」に到着したのは午前8時前。

まず、棚田の上部にある展望台に車を停めて辺りを眺めました。

展望台は硬い砂地の広場になっていて東屋が整備されていました。

棚田を南に向かって見晴らせる眺望を持つ展望台には、普通車なら数台は駐車できる広場がありました。

棚田の景観

展望台から見る棚田は東西に広がり、眺望の開けた南側には中国山地の山並みが見えました。

陽当たりがよく、なだらかに続く棚田は長閑な田園風景を形成しています。

棚田の畔の構造の多くは土坡でした。

棚田には所どころに休耕田がありましたが、草刈りなどの管理はされていたので景観的に荒れた感じはしませんでした。

案内板の航空写真を見ると、南北にのびた棚田で、展望台からの眺め以上に広いことがわかります。

山王寺の棚田は幅最大400m、標高差200mの谷に、長さ1.8㎞にわたって広がっています。

棚田がある山王寺地区は、県内でも有数の地滑り地区の為、棚田は「治水ダム」の役割も果たしているのだそうです。

簸川三山展望台

「山王寺の棚田」から北に向かって山を上がり、県道267号にでてさらに北へ向かうと道沿いに簸川三山展望台があります。

「山王寺の棚田」から1キロと少しの場所です。

小さな展望台ですが、標高366mに位置し、はるかに続く山並みを遮るものがなく眺望できる場所です。

まとめ

まったりとした空気が流れる、穏やかな雰囲気の棚田です。

なだらかに続く水田からは長閑さ、南側にそびえる山並みからは自然の力強さが感じられる印象的な景観を持つ棚田でした。

昼夜の寒暖差が大きいシーズンには、棚田の向こうの山並みに雲海がひろがるそうです。

基本情報

所在地

〒699-1241 島根県雲南市大東町山王寺588

料金

無料

関連サイト

山王寺の棚田 | 雲南市ホームページ

写真撮影日

2017年5月

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