岡山県真庭市を流れる清流、新庄川の河中にある「龍宮岩」に行ってきました。
アクセス
「龍宮岩」には JR「中国勝山駅」方面から車で、国道313号/国道181号を経由して向かいました。
「国道181号」から美作街道「国道313」に入り、次に「県道321号」にのります。
しばらく進み、出雲街道「国道181号」と交わる道でそちらに乗り換え、数キロ進むと左前方に「龍宮岩」の説明版が見えてきます。
駐車場
説明版の前には駐車スペースがあります。
広さは普通車数台分です。
最寄り駅・近隣交通機関から
- JR「中国勝山駅」から県道321号/ 国道181号 経由で約6.8キロ
- 名勝「神庭の滝」から県道201号/県道321号/ 国道181号経由で約12.2 キロ
地図
龍宮岩
駐車場から林を抜けて「新庄川」の川岸へ向かうと、「龍宮岩」に到着します。
「龍宮岩」 は新庄川の流れで石灰岩が不思議な形に侵食され、その光景が「龍宮」をイメージさせることから、そう呼ばれているそうです。
新庄川の清流が流れる石灰岩で出来た真っ白い岩場は、どことなく不思議な雰囲気の漂う空間でした。
龍宮岩の周辺は、勝山町指定名勝地に指定されています。
龍宮滝
「龍宮岩」 の正面には、滝が流れています。
落差8mの直瀑で、直接新庄川に水を落としています。
大きさはそれほどでもありませんが、複雑な形に浸食された石灰岩が並ぶ龍宮岩から見る滝の姿は実に幻想的です。
鬼清水
「龍宮岩」 の下流には、「鬼清水」と言われる名水が石灰岩から湧き出ています。
「作西三清水」の一つと言われ、出雲松江藩の第7代藩主松平不味(まつだいらふまい)公が参勤交代のおり愛飲したとも伝えられています。
夏でも冷たい湧き水は、約12度をキープしているそうです。
神代(こうじろ) 鬼の穴
竜宮岩から国道181号を南に数百m進んだ場所に、神代(こうじろ)鬼の穴という鍾乳洞があります。
この地方では鍾乳洞のことを鬼の穴と言い、ここの鬼の穴は神庭の滝近くにある「鬼の穴」とつながっているという伝説があるそうです。
鍾乳洞は大小二つあり、大きな方の入口は幅約4m高さ約10mあります。
洞内に50mくらい進むことができ、センサー作動式の自動照明もついています。
ちなみに洞内には、幕末に西園寺公房が薩長の兵を率いて勝山に泊まったときに刻んだ、壁書が残されているそうです。
小さな方の鍾乳洞の奥行きはあさく、すぐに行き止まりですが照明はないので中に入る場合には懐中電灯が必須です。
まとめ
河中にある白い浸食岩の中を清流が流れる不思議な景観は独特で、他の場所ではなかなか見られないと思います。
龍宮岩からは、龍宮滝を見ることが出来、龍宮岩の下流には名水「鬼清水」が湧き出ています。
「日本の滝百選」に選ばれ中国地方随一のスケールを誇る神庭の滝にも近いので、名勝をめぐる行楽コースに組み込むのもいいのではないでしょうか。
基本情報
所在地
〒717-0027 岡山県真庭市神代
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2018年8月
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