龍鱗峡(山口県萩市)に行ってきました。

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山口県萩市にある県の天然記念物に指定されている「龍鱗峡」に行ってきました。

アクセス

「龍鱗郷」には、「畳ヶ淵」方面から車で向かいました。

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県道124号から県道306号に入り、「猿屋の滝」の前を通過。

県道306号をさらに進み、田万川に架かる橋を左折して農免道を500m程行くと「龍鱗峡」が見えてきます。

最寄り駅・近隣交通機関から

  • JR「江崎駅」から県道17号県道306号経由で11.9 km
  • JR「津和野駅」から県道17号 と 県道124号県道306号 経由で21.9 km

駐車場

普通車数台が停められる広さの駐車場が整備されています。

駐車料金は無料です。

駐車場の脇には展望台に上る階段があります。

地図

龍鱗峡

六角形をした特徴的な石柱が立ち並ぶ「龍鱗郷(りゅうりんきょう)」は、小川地区の農道工事の際に偶然発見された「玄武岩柱状節理」です。

山口県の天然記念物に指定され「火山灰層観察施設」として見学できます。

愛称である「龍鱗郷」の名は、平成10年3月卒業の小川中学校生徒が考えました。

阿武火山群の火山のひとつ、伊良尾山(いらおさん)がマグマのしぶきを噴き上げる「ストロンボリ式噴火」をしました。

この噴火でスコリア(黒い軽石)でできた丘(※スコリア丘)が作られ、麓から玄武岩の溶岩流が流れました。

川の中に流れ込んだ溶岩は、川の土手が保温装置となりゆっくり冷え固まったため、表面に6角形のひびが入り次第に溶岩流の中心部に向かってひびが進行して柱状節理となったと考えられています。

※スコリア丘

マグマによる噴火活動により地表面にスコリア(黒い軽石)が放出され、火口の周りに積もって崖錐斜面(がいすいしゃめん)がつくられて、円錐台形の山が出来たものをいいます。

龍鱗郷の景観

県道306号から農免道に入り、坂を車で登っていくと道を挟む急斜面の岩壁に石柱が立ち並ぶ特徴的な景観が見えてきます。

この柱状節理が見られる付近一帯が「龍鱗郷」と呼ばれる場所で、山口県の天然記念物に指定されています。

「龍鱗郷」には、駐車場や展望台が整備されていました。

展望台

展望台の中心には大きな柱状節理がテーブルのように置かれていて、実物の柱状節理に直に触れることが出来ます。

展望台からは、道脇の斜面に立ち並ぶ柱状節理や麓に流れる田万川など周囲の景観が見渡せました。

まとめ

「龍鱗郷」では、柱状節理が立ち並ぶ特徴的な地形を鑑賞できます。

大きな施設ではありませんが、太古の火山活動が生み出した柱状節理に直に触れられる貴重な地質観察場所になっています。

「龍鱗郷」のある付近は、溶岩の流路が龍に似ていることや地元で龍神伝説が語り継がれていることから、「龍が通った道」と名づけられ見学コースが作られています。

基本情報

所在地

〒759-3202 山口県萩市上小川東分

料金

無料

関連サイト

龍鱗郷 – 観光スポット|萩市観光協会公式サイト

写真撮影日

2019年10月

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