立雲峡から見る竹田城跡の雲海 ~朝霧を纏う、天空の城~

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兵庫県朝来市にある「立雲峡」から雲海にうかぶ「竹田城」を観賞してきました。

アクセス

竹田城展望の名所である立雲峡には姫路市方面から車で向かいました。

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雲海シーズンで観光客が多く、立雲峡の展望台に近い立雲峡駐車場には車は停められそうになかったので、麓の駐車場に車を停めて展望台に向かいました。

立雲峡駐車場は、竹田城下町交差点の信号から800m程坂を登った場所にあります。

駐車場

料金 環境整備料は高校生以上300円、団体20名以上の場合1人当たり250円 ※中学生以下、竹田地域住民は無料
駐車台数 乗用車40台、マイクロバス7台
お問合せ 情報館 天空の城  079-674-2120

駐車場には、トイレと自販機があります。

最寄駅・近隣交通機関から

JR播但線 「竹田駅」~立雲峡駐車場まで車で10分(徒歩だと45分)~駐車場から第一展望所まで徒歩30分

地図

立雲峡

近年、「竹田城」は天空の城としてすっかり有名になり雲海シーズンには多くの人で賑わうようになりました。

それに合わせ、「竹田城」を対面から眺められる「立雲峡」にも訪れる人が多くなっています。

麓の駐車場に車を止め、雲海に浮かぶ「竹田城」を見るため山を登りました。

時刻は午前4時前。

思ったよりも多くの人が、懐中電灯をもち山を上がっています。

暗い中、街灯もない山道を上がるので見ず知らずとはいえ目的地が同じ人がいるのは心強かったです。

途中年配の人たちと同じ道行となり、1つのパーティーのようになって展望ポイントに向かいました。

登っている途中、第3展望所、第2展望所といくつかの展望ポイントがありましたが、もっとも上部にある第1展望所が一番綺麗に「竹田城」が見えるということでそこを目指しました。

  • 立雲峡駐車場から第3展望台までは、約100m、徒歩5分程
  • 立雲峡駐車場から第2展望台までは、約220m、徒歩10分程
  • 立雲峡駐車場から第1展望台までは、約810m、徒歩30分程

麓から山道を登ること一時間ほどで、第1展望所に到着。

第1展望所は、傾斜の緩くなった山の斜面が切り開かれた場所で、真正面に「竹田城」を望みます。

結構な広さがありますが、すでに多くの観光客でスペースがうまりつつありました。

あたりは薄暗く、まだはっきりと「竹田城」を見ることはできませんでした。

雲海は期待通りに出ていて、雲の上に浮かぶ「天空の城」を見ることが出来そうです。

しばらくすると辺りが白み始め、徐々に「竹田城」の姿が見え始めました。

雲海の上に見える城跡は天守閣こそありませんが、対面の山頂部に広がる積み上げられた巨大な石垣が霧をまとい、幻想的な光景となっています。

やがて朝日が昇り、城跡を背後の山と共にてらし徐々にその風景が変わっていきます。

所々、石垣がまとっていた霧は晴れ、青空を背景にその姿がはっきりと見え始めました。

その光景はまさに「天空の城」と呼ぶにふさわしい、壮観な姿です。

随分長い間変わりゆく景色を眺め、日がかなり高くなってから下山しました。

立雲峡からの雲海鑑賞に必要なもの

暗い山道を登るので、懐中電灯は必須。

天候次第で地面がぬかるむ可能性もあるので、耐水機能のついたトレッキングシューズ。

山上に自動販売機はなかったので、水分補給のための飲み物。

霧にまかれた時の用心と、雨への備えとして雨合羽。

転倒防止のために、できればトレッキングポール。

雲海の発生条件

雲海の名所であるとはいえ、いつも霧が出るわけではないので雲海を鑑賞するにはある程度、霧の発生日を予測する必要があります。

雲海となるほどの霧が出やすい条件は次のとおりです。

日中の最高気温と、夜明け前の最低気温の差が大きいこと。

目安として10℃ほどの寒暖差。

よく晴れている事。

放射冷却で、朝の冷え込みがすすみます。

湿度が高いこと。

前日が雨で観賞予定日が晴れなら、雲海の発生率は高くなります。

風が弱いこと。

風が弱ければ、湿った冷たい空気が地表にとどまり霧が発生しやすいです。

以上の条件がそろったとき霧が発生し雲海が見られることが多いです。

立雲峡から雲海が見える日数

近年、雲海シーズンである9月から12月に朝来市で雲海が見られた日数は

2012年で33日。

2013年で26日だそうです。

「情報館天空の城」には「竹田城跡」が見えるライブカメラ が設置してあり、インターネット端末から現在の竹田城周辺の様子を見ることが出来ます。

それを活用し、状況を分析して雲海鑑賞に訪れるのも1つの手だと思います。

ただし公開時間は、午前5時から午後5時までのものです。

午後5時以降は午後5時時点の映像となっています。

まとめ

ふもとの駐車場に車を停めて、第1展望台まで徒歩で1時間と少しかかりました。

山の中腹にある「立雲峡駐車場」に車を停められれば30分程で第1展望台まで行けると思います。

しかし現地への到着が早朝になったため駐車場が満車であるのが明らかだったので麓から歩きました。

多少は疲れましたが、それに十分見合う絶景を鑑賞することが出来ました。

雲海シーズンに「立雲峡駐車場」に車を停めたい場合は少し早めに家を出た方がいいかもしれません。

基本情報

所在地

〒669-5252 兵庫県朝来市和田山町竹田

交通アクセス

JR播但線「 竹田駅」~「立雲峡駐車場」まで約2.9キロ、車で10分(徒歩だと45分)~「立雲峡駐車場」から第一展望所まで徒歩30分

料金

環境整備協力金

(2021年時点)

大人(高校生以上)1人当たり 300円
団体20名以上の場合 1人当たり 250円
竹田地区住民の方と中学生以下 無料
支払方法 現地支払、常駐している収受員の方に支払ってください。

収受員の方がいない場合は、現地に設置してある協力金箱に料金を支払ってください。

関連サイト

立雲峡 | あさご市ポータルサイト – あさぶら

竹田区 立雲峡公式ホームページ

写真撮影日

2014年10月

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