兵庫県たつの市新宮町にある お玉の清水に行ってきました。
兵庫県たつの市にある「お玉の清水」は、鎌倉時代から湧出していると伝えられる名水です。
実際に訪れた感想を交えて、「お玉の清水」の見所やアクセス・駐車場の状況などをレポートいたします。
お玉の清水へのアクセス
「お玉の清水」には、たつの市街地から車で向かいました。
「県道5号」と「国道179号」を北上。
「県道724号」に左折し、「お玉の清水」への案内板に従い農道に入ります。
さらに案内板に従い、農道を進むと「お玉の清水」手前の東屋が見えて来ます。
駐車場
専用駐車場は、ありませんでした。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「播磨新宮駅」から県道724号を経由して約2.3 km
地図
お玉の清水
「お玉の清水」については、いつの頃からこのように呼ばれたのかは不明ですが、鎌倉時代の女流歌人として有名な越部禅尼に縁のある榊原家(市野保)が所蔵している『越部君本書』(文化14年:1817)によりますと、歌人として名高い藤原俊成の孫娘で藤原定家の姪にあたる越部禅尼が、晩年に都より所領の越部上荘へ移り住んだ時に付き従ってきた待女たちが化粧の水として使ったと記されています。
この清水の東方には、因幡街道が通過しており、澄んだ冷たい清水は歩いて旅した昔の人達にとって、正に「玉露」の味わいがあったことでしょう。 平成16年4月 市野保自治会 説明版引用 |
基本情報
名称 | お玉の清水 |
所在地 | 〒679-4331 兵庫県たつの市新宮町市野保 |
営業時間 | |
休業日 | |
料金 | 無料 |
お問い合わせ先 | |
公式サイト | 兵庫県の代表的な湧水 環境省 |
お玉の清水の景観
「お玉の清水」は、田園地帯の中にある天然水の湧出場所です。
農道沿いにある、案内板を頼りに進んで行くと、水田の隣にあるお玉の清水に到着します。
「お玉の清水」の案内板は、あまり大きくないので見逃さないようにしてください。
「お玉の清水」の手前には東屋が建てられているので、近くまで行けばわかると思います。
農道から東屋の前まで舗装された道が通っています。
東屋前の舗装路は、車を転回するほどの幅はなかったと思うので前向きに車をつけた場合は、バックで農道まで出ることになると思います。
周囲は景色は、じつに長閑です。
東屋には机と椅子があり、休憩できます。
「お玉の清水」には、石組みの水くみ場と手押しポンプがありました。
石組みは、比較的新しく、しっかりとした造りです。
お玉の清水は、鎌倉時代前期の女流歌人である越部禅尼の待女たちが化粧の水として使ったと記されている名水です。
鎌倉時代からあるとは、すごいですよね。
手押しポンプは壊れていて、水を汲むことはできませんでした。(2024年12月時点)
周囲は、よく手入れされていたので、最近まで手押しポンプで水くみが出来たのではないでしょうか。
関連情報
関連サイト
写真撮影日
2025年1月
これまで訪れた兵庫県の散策地
お玉の清水 まとめ
兵庫県たつの市にある「お玉の清水」は、鎌倉時代前期の女流歌人である越部禅尼が、晩年に越部上荘へ移り住んだ時に付き従ってきた待女たちが化粧の水として使ったと記されている歴史ある名水です。
現在「お玉の清水」があったとされる場所には石組みがあり、周囲は田園地帯になっています。
「お玉の清水」の手前には、椅子や机が置かれた東屋があるので、長閑な景色を眺めながら鎌倉時代からある旧跡に思いを馳せることが出来ます。
自分が訪れた時には、手押しポンプが故障していたので水を汲むことはできませんでした。
周囲にトイレなどはなかったので、トイレ休憩をとってから訪れることを推奨します。