兵庫県養父市の「秘境のツツジ回廊」に行ってきました。
アクセス
養父ICから明延川に沿って県道6号を南下していくと「みづめ桜」「秘境のツツジ回廊」と書かれた標識があります。
標識近くの細い道を左折して、数十m進むと登山道の入り口前広場に到着します。
駐車場
登山道の入り口の土敷きの広場に普通車数台が駐車できます。
広場の脇には、簡易トイレがあります。
最寄り駅・近隣交通機関から
養父ICから県道6号を経由して南下、「みづめ桜」「秘境のツツジ回廊」の標識を目印に左折。
ツツジの花回廊
以前、兵庫県養父市に訪れたとき、県道6号沿いで「みづめ桜」「秘境のツツジ回廊」と記された標識を見かけました。
「秘境、回廊」
なんとも印象的なフレーズです。
しかし、その時は花の時期ではなく、気になりながらも素通りをしました。
それから暫くして、ツツジが花を咲かせる時期に再びこの場所を通りかかったので立ち寄ってみました。
登山口には案内板と善意の杖が用意されていました。
案内板によると林道を15分ほど歩くと東屋があり、そこからがツツジの群生地のようです。
あたりの桜はもう散っていたため、「みずめ桜」は次の機会にしてツツジだけ見ようと思い軽い気持ちで道に入りました。
林道は杉林に囲まれ脇には渓流が流れています。
傾斜はほとんどなく、ほぼ平面でした。
間伐された杉は苔生し、苔の塊が点在しているようにも見えます。
しばらく歩くと東屋に到着しました。
ツツジは、ちょうど満開で薄紫色の花が一面に咲いています。
群生しているツツジの種類はミツバツツジのようでした。
東屋付近からは少し険しい登山道を歩くことになりますが、群生が疎らになるまで登ろうと道へ踏みました。
思っていたよりツツジは広範囲に生えていて、道の周りだけでなく山肌もツツジの花で覆われていました。
薄紫の花に囲まれた山道は、どこか浮世離れした雰囲気が漂っています。
少し登ると案内板がありましたがそのあたりでは、まだまだツツジは旺盛に咲き誇っていました。
もうしばらく登れば、そのうち群生も疎らになるだろうと思いましたがいっこうにその気配はなく、むしろツツジの密度は濃くなっていくようでした。
ツツジの花に誘われるように上へ上へと登っていきます。
最初は見上げていた、隣にある山の山頂がいつの間にか近ずいていました。
軽い気持ちで山に入ったので、リュックの中に水は入れていません。
引き返す算段を始めた頃、山頂近くの道標が見えてきました。
ここまで来ると、ようやく群生も疎らになり「ツツジ回廊」も終りのようだったので、引き返すことにしました。
道標には、みづめ桜まで800メートル、東屋まで1400メートルとあります。
東屋付近から群生が始まっていたので、1400メートルもの山道が途切れることなくツツジで彩られていたということになります。
めずらしいフレーズに惹かれて訪れた「ツツジ回廊」。
ここでは、その名にふさわしいツツジが咲き乱れる幻想的な景観を見ることができました。
まとめ
大屋町のツツジ回廊では、登山道沿いで長距離にわたりミツバツツジが咲き誇る幻想的な景観を見ることが出来ます。
ミツバツツジは、登山口入り口から林道を15分程歩いた場所にある東屋付近から見られます。
また、ミツバツツジの群生をすぎ、東屋から2.2キロ程歩いた場所では「みづめ桜」を観賞できます。
基本情報
所在地
兵庫県養父市大屋長
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2014年4月