広島県福山市新市町に湧く大滝の名水の水くみ場に行ってきました。
アクセス
「大滝の名水」には、JR「新市駅」方面から車で向かいました。
「県道26号」を北上し、県道右側に見える「大滝の名水」の案内看板を目印に右折して、「神谷川」に架かる橋を渡ります。
細めの集落の道に入ります。
所どころにある「大滝の名水」への道標に従い進んでいくと、登りの山道に入ります。
舗装された山道を登っていくと、「大滝の名水」が見えて来ます。
(集落の道や山道は、狭い道が多いので対向車などに気をつけて運転してください。)
駐車場
水くみ場の前に、土敷きの駐車スペースがあります。
また、水くみ場の手前まで車で来られます。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「新市駅」から県道26号を経由して約5.5 km
地図
大滝の名水
「大滝の名水」は、広島県福山市新市町に建つ「大滝神社」の隣に湧いている天然水です。
ラドンなどの成分を含む単純弱放射性冷鉱泉です。
水は地下50mからくみ上げられています。
16世紀に「尼子氏」の一族が戦乱で傷ついた体を癒したと記録に残り、かつては湯治客で賑わっていたといいます。
現在の水くみ場は、35年以上前に近くに住んでいた高田覚一氏が私費でボーリングし、今はその息子さんが管理や清掃を行ってくれているようです。
大滝の名水は、ラドン含有量は19マッヘ/kgの軟水(硬度 52㎎/㍑)で、ヒトの体内のミネラルバランスとよく似ており、ナトリュウム・カルシュウム・マグネシュウム・カリウム等のミネラルを多く含んでいます。
地下深く眠る天然の弱アルカリ性温泉水です。知覚的試験で無色透明無味無臭が実証されています。 まろやかで口あたりが良く そのまま飲める温泉水・飲料水として、料理等に利用できます。 大滝の名水は、古(いにしえ)より霊験あらたかな水として大変重宝がられ、皮膚に良い、痛風・筋肉痛に効く、胃腸(消化器病)・胆石症に良く効くと愛飲されてきました。近年は健康効果に加えて、美容にも効果があるとの声が寄せられています。 古来より 大滝の名水は切傷や皮膚病に即効性があるとの伝承があります。 飲泉の効果・効能は、専門分析機関の調査・分析試験で実証されています。 (パンフレット引用) |
大滝神社
「大滝の名水」は、福山市新市町に建つ「大滝神社」の隣に湧いています。
まず、「大滝神社」に参拝させていただいて「大滝の名水」を汲みました。
「大滝神社」は、清流が流れる神秘的な雰囲気の神社です。
この神社は戦国時代にあたる永禄年間に創建されたとの記録があり、境内の石碑には以下のような刻文があります。
「戦国の世 毛利方によって神辺城が落城され、退去する尼子方の一従士が蛇円山の麓に留まり、亡き従臣を弔うも瘡病に悩み当地に霊泉を発見し人々に勧める。 新市町観光協会 公式ホームページ引用 |
大滝の名水の景観
「大滝の名水」には、屋根付きの大きな水くみ場があります。
隣には、「いずみの舘」と書かれた建物。
入り口には石碑がありました。
石碑には、「臥龍の瀧」と刻まれています。
給水所には、水神様がお祀りされています。
給水所には蛇口が2つ。
レバーを回すと給水できます。
給水所周辺は、よく手入れがされていて大変綺麗な状態です。
水くみ場の近くまで車で来られます。
たくさん水を汲む人には、うれしいですね。
水の料金は20リットル100円。
80リットルまで。
給水時間は午前6時から午後7時。
飲泉の効能は、痛風、慢性消化器病、慢性胆嚢炎、胆石症、神経痛、筋肉痛、関節痛など様々。
「いずみの舘」の壁にお金の投入口があります。
給水所の右側には、成分分析表が掲示されています。
お金を払い、2ℓのペットボトルに水を汲んで帰り、煮沸して冷やして飲んでみました。
水はまろやかで口当たりがよく、大変に美味しかったです。
水を飲んだ翌日、寝覚めが良かった気がしました。
個人的には、ぜひまた、汲みに行きたい名水です。
なお、「大滝の名水」の手前にはトイレがありました。
(自分は、使っていないのでトイレの状態はよくわかりません。)
まとめ
「大滝の名水」は、福山市新市町に建つ「大滝神社」の隣に湧いている、ラドンなどの成分を含む天然水です。
地下50mからくみ上げられている水は、ミネラルを多く含み、痛風、慢性消化器病、慢性胆嚢炎、胆石症、神経痛、筋肉痛、関節痛などの効能があるといわれています。
まろやかで口当たりがよく、大変に美味しい水でした。
基本情報
所在地
〒729-3106 広島県福山市新市町
料金
20リットル100円
営業時間
6:00~19:00
お問い合わせ
新市町観光協会
TEL 0847-52-4882
関連サイト
写真撮影日
2024年7月
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