丹後半島先端、伊根町新井にある「新井の棚田」に行ってきました。
アクセス
新井の棚田には伊根の舟屋から車で向かいました。
伊根の舟屋から府道622号を進み、国道178号に入って500mほど走り右折。
「洞雲寺」方面に進路をとり、少し細い舗装路を進みます。
集落を抜け、山に登る坂道を上がった舗装路のほぼ最高点に、急斜面に造られた昔ながらの姿を残す棚田「新井の棚田」があります。
駐車場
専用駐車場はなく、棚田に接する道も幅が狭いので車で訪れる場合には注意が必要です。
自分は棚田から百メートルほど上にある、対向車をかわす離合スペースに駐車をさせてもらいました。
最寄り駅・近隣交通機関から
天橋立駅から国道178号を経由して約28.5 km
(車)与謝天橋立ICから車で45分(国道176→国道178)
伊根の舟屋から約3.4キロ、車で約8分または徒歩で約1時間
地図
新井の千枚田(にいのせんまいだ)
「新井の棚田」は、日本海を一望できる絶景ポイントに造られた棚田です。
沖合には、天然記念物のオオミズナギ鳥(サバドリ)の生息地である冠島が見えています。
訪問日は35度を超える酷暑日でしたが、周りを緑に囲まれ心地よい海風が吹いていたからか、それほど暑さを感じることもなく棚田を鑑賞できました。
なお「新井の棚田」は東斜面にあるため、朝日が昇る時間帯には朝焼けに染まる見事な棚田の景観が見られるそうです。
棚田の現状
新井の棚田の造られている斜面は急で畦も狭いため、機械を入れる事が難しく農作業の殆どが人の手で行われています。
そのため田の維持には手間がかかり後継者も少なく、棚田は徐々に数を減らしています。
しかし、この昔ながらの景観を残す棚田の保全のため、地元の役場や農協・漁協が協力してお米作りを行っています。
この棚田保全活動に賛同し、協力する一般の人の募集もされているようです。
(現在は、高齢・後継者不在により新井の千枚田は休耕田になっているようです。)
まとめ
規模の大きな棚田ではありませんが、日本海を眼下に見られる素晴らしい眺望を持った棚田です。
特に、朝焼けに染まる棚田の景観は見事だそうです。
付近に駐車場はなかったので、車で訪れる方は停車場所に注意しましょう。
追記
この棚田の近くには、日本海を眼前に見られる圃場整備された棚田もあるそうです。
訪問時には、そのような場所があることを知らなかったため訪れることはできませんでしたが、水田一枚一枚の面積が広い見ごたえのある棚田だと伺いました。
グーグルマップには、この記事の棚田は「新井の千枚田」、圃場整備された棚田の方は「新井の棚田」と記されています。
残念ながら2021年時点では、高齢・後継者不在により「新井の千枚田」は休耕田になっているようです。
基本情報
所在地
〒626-0421 京都府与謝郡伊根町新井
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2018年7月
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