室谷の棚田(島根県浜田市) ~棚田ごしに日本海が眺められる棚田百選~

  • 2021年4月22日
  • 2024年10月26日
  • 島根県
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「日本棚田百選」に選ばれている「室谷の棚田(むろだにのたなだ)」に行ってきました。

アクセス

「室谷の棚田」へは、車でJR「浜田駅」方面から国道9号線を走って向かいました。

日本海沿いを走る国道9号線から「室谷の棚田」に向かう道に入り、坂道を登ること約15分。

「室谷の棚田」に到着。

駐車場

「屏風岩展望台」に向かう散策道の入り口近くに普通車数台が停められる駐車場がありました。

あまり大きなスペースでは、ありませんでした。

駐車料金は無料。

棚田のある地区の案内図には、駐車が出来るポイントが2か所示されています。

最寄り駅・近隣交通機関から

浜田駅から国道9号と県道303号を経由して約20.6 km

折居駅から県道303号を経由して約6.1 km

地図

(室谷の棚田展望台)

室谷の棚田

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1999年7月に「日本棚田百選」に選ばれた「室谷の棚田(むろだにのたなだ)」は、島根県浜田市にそびえる「大麻山」(標高599m)の中腹に広がっています。

昭和50年代の航空写真によると、約4500枚の田が確認された国内最大規模の棚田でした。

そのうちの約1000枚が、現在も残り活用されています。

毎年10月下旬に催行される「室谷の棚田祭り」では、石見神楽上演や棚田米のすくい取りなどが行われます。

棚田の景観

「室谷の棚田」の多くは、石積みでなく土畦畔(けいはん)で造られています。

これは砂鉄を採取するために行なわれた鉄穴流し(かんなながし)で生じた土砂を河川に流さない方法として窪地を作り、そこに土砂を流し込み、その後を田にしたためだそうです。

土畦畔の草は牛の餌として活用されたとのことです。

棚田の彼方に、かすかに見える煙突は中国電力三隅火力発電所のものです。

棚田上部の方には所どころに休耕田がありましたが、それ以外の箇所ではきわだって休耕田が目立っていることはありませんでした。

耕作域の広い棚田で 、大麻山の南斜面全域に田がひろがっているのではないかと思えるほど広く感じました。

おかげで展望ポイントを探すのに、農道をずいぶん車で走ることになりました。

二つの展望ポイント

よく手入れのされた「室谷の棚田」では、各所で長閑な田園風景が見られますが、中でも眺望に優れる展望場所が二つあります。

室谷の棚田展望台

棚田の上部にある展望台です。

展望台までは、歩いて上がれる細い道がつけられています。

付近に展望台専用の駐車場はなかったので、車で来られた方は農業車の邪魔にならないよう駐車場所には注意しましょう。

展望台からは、棚田の先に広がる日本海まで眺められます。

屏風岩展望台

「室谷の棚田展望台」からさらに車を走らせ大麻山を登っていくと、両脇に樹の茂る道沿いに「屏風岩展望台」の駐車場があります。

駐車場から5分程、散策道を歩くと「屏風岩展望台」に到着します。

ここで自分はカメラを車に忘れるという痛恨のミスをしてしまったので、写真は撮っていませんが、棚田全体を俯瞰して眺められる景色の良い展望台です。

「室谷の棚田」を訪れたのならば、立ち寄っても損のない場所だと思います。

まとめ

「室谷の棚田」は、耕作面積の広い、見応えがある棚田です。

特に眺望の良い展望場所から見る、連なる棚田の彼方に日本海が広がる景観は絶景です。

基本情報

所在地

〒699-3303 島根県浜田市三隅町室谷862

料金

無料

お問い合わせ先

0855-24-1085(浜田市観光協会)

関連サイト

室谷の棚田|【公式】島根県石見(いわみ)の観光情報サイト

室谷の棚田 | はまナビ 浜田市観光協会公式サイト

写真撮影日

2017年5月

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