東京都豊島区目白にある日本庭園の目白庭園に行ってきました。
アクセス
「目白庭園」には、JR「目白駅」から歩いて向かいました。
駅前の横断歩道を渡り、線路沿いの道を歩き短いトンネルをくぐって左折。
再び線路沿いの道を進み、左折して踏切を渡ると「目白庭園」が見えてきます。
JR「目白駅」から「目白庭園」正門前まで徒歩で5分程です。
駐車場
専用駐車場はありませんでした。
庭園の横に、駐輪所はありました。
最寄り駅・近隣交通機関から
- 「目白駅」から目白通り/都道8号を経由して約400 m
- 「池袋駅」から上り屋敷通りを経由して約1.1 km
地図
目白庭園
東京都豊島区目白3丁目にある「目白庭園」は、平成2年(1990)に開園した豊島区立の日本庭園です。
中心に池を配した池泉回遊式の庭園で、池の周りに敷かれた園路を使って園内を散策できます。
園内には、事前申し込みで各種会合や趣味の集まりに利用できる「赤鳥庵」や、池に浮かぶ六角浮見堂が造られています。
作庭者は伊藤邦衛氏。
赤鳥庵の設計者は大関徹氏。
目白庭園の景観
「目白庭園」は、池の周りに敷かれた園路を使って園内を散策できる池泉回遊式庭園です。
園路からは、石塔や井戸・滝など様々な景観を見られます。
園路の沢飛び石の近くには井戸がありました。
園路には大きな層塔がありました。
石塔の中でも層塔と呼ばれるものは、笠と軸部を奇数個の層状に重ねたものです。
もとは、仏教寺院に棒げられていたものですが、桃山時代になってからは茶庭にも用いられるようになったとされています。
表門
屋根は、桟瓦葺きの切妻屋根。
壁は、漆喰塗りの白壁で出来た長屋門です。
表門の内側の右手には受付、左手にはトイレがありました。
赤鳥庵
表門をくぐって正面には、木造瓦葺きの数寄屋建築の赤鳥庵があります。
大正7年、鈴木三重吉氏によって創刊された、子どものための文芸雑誌「赤い鳥」が「赤鳥庵」の名の由来です。
京都の北山杉を使って建築されているそうです。
事前申し込みをすれば、有料で各種会合に利用できます。
池泉
「目白庭園」には池泉が造られ、庭園の景観の根幹をなしています。
池泉の広さは約500㎡、深さは約1.2mあります。
六角浮見堂
池泉の畔から、池に張り出す形で六角形の休憩所がつくられています。
4~5人ほどは、入れるスペースがあります。
滝
池の北側には、築山から流れる水で滝が造られていました。
3段落ちの滝石組で高さは4m。
毎分3トンの水が流れているそうです。
周辺にはモミジが植えられていました。
石垣
池の南側には石垣があり、その上に赤鳥庵が建っています。
石垣の脇は園路になっていて、歩いて通行することが出来ます。
ライトアップ
「目白庭園」では、例年11月下旬の紅葉の時期には「庭園の紅葉ライトアップ」が開催されています。
2020年は、11月21日(土)から11月29日(日)までの9日間開催されました。
ライトアップの時間は、17:30~21:00。(最終入園は20:30。)
17時で一度園内を閉めきり、17:30からあらためて入園者を入れていました。
コロナ対策で、整理券が配られ、園内が混雑しないように配慮されていました。
入園前には体温もはかっていました。
ライトアップ時の入園料は300円(未就学児は無料)。(2020年時点)
日本庭園と調和した落ち着いたライトアップは、園内を幻想的に照らし出していました。
おすすめビュースポットは、六角浮見堂付近と赤鳥庵下の石垣付近です。
2020年のライトアップで、池に光っていた円形の光源は碁の碁石を表しているそうです。
まとめ
「目白庭園」は、コンパクトにまとまった整った姿の池泉回遊式庭園です。
無料ながら手入れが行き届いているので、いつ訪れても気持ちよく散策が出来ます。
駅から近く、特別なイベント時以外は入園制限がないため気軽に訪れることが出来ます。
例年11月下旬の紅葉の時期には、庭園のライトアップイベントが開催されています。
ライトアップ時の入園は有料(未就学児は無料)です。
基本情報
所在地
〒171-0031 東京都豊島区目白3丁目20−18
料金
無料
※赤鳥庵は有料
ライトアップ時の入園料は300円
開園時間
9:00~17:00 (7月、8月は9:00~19:00)
休園日
毎月第2・4月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日が休園日)
年末年始(12月29日~1月3日)
お問い合わせ先
TEL 03-5996-4810
関連サイト
写真撮影日
2020年11月
これまでに訪れた庭園