兵庫県多可郡多可町にあるラベンダーパーク多可に行ってきました。
アクセス
「ラベンダーパーク多可」には、道の駅 「杉原紙の里・多可」方面から車で向かいました。
道の駅 「杉原紙の里・多可」から国道427号と小春ロード/県道78号を経由して10分程で「ラベンダーパーク多可」に到着。
「ラベンダーパーク多可」は、小春ロード/県道78号沿いから分岐した坂をほんの少し登った場所にあります。
県道78号沿いに案内板があったので、迷うことはありませんでした。
駐車場
「ラベンダーパーク多可」の入り口付近に第1駐車場と第2駐車場がありました。
駐車料金は無料。
(ただし、第1駐車場手前の入り口ゲートで入園料を徴収されました。)
自分は第1駐車場に車を停めました。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「石生駅」から県道78号を経由して約15.8 km
地図
ラベンダーパーク多可
「ラベンダーパーク多可」は、兵庫県多可郡多可町加美区にある西日本最大級のラベンダー園です。
大井戸山(標高794メートル)の裾に造られた敷地面積・約5haの園内に約3.5haのラベンダー畑がひろがっています。
2008年に「むらさきの風香る丘」としてオープンしました。
ラベンダー園には、フレンチラベンダー・イングリッシュラベンダー・ラバンディンラベンダーなど複数のラベンダーが植えられていて長い期間ラベンダーの花が楽しめます。
園内にはラベンダー園の他、総合案内所、加工体験館、 蒸留加工施設(ラベンダーオイル製造)、土産物屋、喫茶店、食事処、トイレなどが整備されています。
ラベンダーのシーズンは、5月中旬~7月中旬頃。
町の条例でパーク内にペットが入ることはできません。
ラベンダーパーク多可 入場料
駐車場の手前で入場料を払いました。
入園料は大人500円、 小・中学生200円。(2023年時点)
個 人 | 団 体(20名以上) | |
大人(高校生以上) | 500 | 400 |
小人(小・中学生) | 200 | 150 |
JAF・ファミリーパック・モンベルクラブ、10%引会員証提示本人のみ | 450 | |
障害者割引 (障害者手帳の提示 本人のみ) | 大人250、小人100 |
ラベンダーシーズン(5月中旬~7月中旬)以外の期間は無料です。
食事処・土産物屋など
入園すると、土産物屋、喫茶店、食事処、総合案内所、加工体験館、 トイレなどの施設が立ち並んでいました。
東側にある総合案内所が「ラベンダー園」の入り口になっています。
総合案内所付近でカートが借りられるようでした。
カートの料金は300円。
ラベンダー園は丘陵に造られているので、足腰に自信がない人はカートでの移動は便利だと思います。
ラベンダー園
「ラベンダーパーク多可」のラベンダー園は、大井戸山の裾にひろがる丘陵地に造られています。
約3.5haのラベンダー畑に約20,000株のラベンダー植栽されています。
広大なラベンダー園には、よく整備された園路がめぐらされ、所どころに東屋の展望台が設けられています。
それぞれの園路沿いには、初夏を彩る様々な花が植えられています。
ヘメロカリスは初夏から夏にかけて花を咲かせる多年草です。
日本にはニッコウキスゲやノカンゾウ、ヤブカンゾウが自生しています。
西側の園路や展望デッキの前には白い紫陽花が植えられています。
花の咲く時期がラベンダーと重なるようで、ちょうど満開になっていました。
展望台からは、東播磨の山々や麓に広がる農村の原風景が望めます。
特に最上段の展望台からは大パノラマの絶景が眺められます。
ラベンダー園には、フレンチラベンダー・イングリッシュラベンダー・ラバンディンラベンダー3種類のラベンダーが植えられています。
それぞれ少しずつ花が咲く時期が違うので比較的長い間ラベンダーの花が楽しめます。
自分が訪れたのは2023年6月25日。
園内に植えられている割合の高い「ラバンディンラベンダー」が開花する時期に来園しました。
フレンチラベンダー
園内のラベンダーの約25%が「フレンチラベンダー」です。
例年5月中旬から6月上旬にかけて花を咲かせます。
訪れた時には、5分以上の花は残っている印象でした。
フレンチラベンダーは、細く伸びた茎の先端に稲穂状に花をつけます。
最大の特徴は花穂の先についた細長い花びらにも見える苞葉(ほうよう)と言われる葉です。 この葉は、緑色ではなく紫色や白色をしています。 ヨーロッパ、北アフリカなど地中海沿岸諸国に広く分布します。 ラベンダーの中では最も古く、ローマ時代以前から有用の植物として栽培されていた記録があります。 暑さに強く、耐寒性があり丈夫です。 |
イングリッシュラベンダー
園内のラベンダーの約10%がイングリッシュラベンダーです。
例年6月上旬から6月中旬にかけて花を咲かせます。
まだ見頃が続いている印象でした。
約40種あるラベンダー中で、特に香りが強いといわれているのがこのイングリッシュラベンダーです。
他品種より寒さに強く、北海道でも栽培が可能です。 一方、高温多湿には弱く関西では栽培が大変です。 ヨーロッパ南部の山岳地帯に自生しますが、イングリッシュラベンダーと付けられているのは、イギリスのように冷涼な気候の土地で自生しているからです。 |
ラバンディンラベンダー
園内のラベンダーの約65%がラバンディンラベンダーです。
例年6月下旬から7月中旬にかけて花を咲かせます。
ラベンダーパーク多可に植えられているラベンダーの大半がこのラバンディンラベンダーです。
訪れた時には、7分から8分咲き。
満開少し前と言った感じでした。
管理員さんに聞くと、
「来週あたりが見頃だと思う。」
というニュアンスの事をおっしゃっていました。
ほんの少し来るのが早かったように思います。
とはいえ結構見ごたえはありました。
ラバンディンラベンダーは、精油分が多く、強い香りがあります。
大きな花穂と太い茎が特徴です。 花穂全体が紫色です。 成長すると1m程になる大型の品種です。 比較的耐暑性があり、寒さに強いです。 |
ちなみに、訪れた時に管理人さんに、此処までラベンダー畑を造るのは結構大変だったという話を伺いました。
最初は斜面にラベンダーが定着せずに苦労したんだそうです。
そのうち雑草が生え土が出来てきて、ラベンダーが定着して此処までのラベンダー園になったそうです。
ふれあい広場
「ラベンダー園」の上部には「ふれあい広場」があります。
この彫刻の前に立つと、天使や竜の翼が映えたような写真が撮れます。
「ふれあい広場」にある「聖獣の森」には、チェンソーアート世界チャンピオン、城所ケイジ氏、イギリスのサイモン・オー・ルーク氏による作品が展示されています。
緑豊かな森林に展示されているアート作品はどこか神秘的な感じがします。
「ふれあい広場」の森では、日本リスが見られるそうです。
少し注意してみたんですが、見つけることはできませんでした。
松ぼっくりのエビフライらしき形跡はありました。
ふれあい広場の散策道を登っていくと東屋があります。
「ふれあい広場」の入り口から東屋まで、ゆっくり歩いて10分程だと思います。
まとめ
「ラベンダーパーク多可」は、約3.5haのラベンダー畑にフレンチラベンダー・イングリッシュラベンダー・ラバンディンラベンダーの3種類、約20,000株が植えられている西日本最大級のラベンダー園です。
ラベンダーのシーズンは、5月中旬~7月中旬頃。
大井戸山(標高794メートル)の裾の丘陵地に造られた園内からは、ラベンダーを前景として東播磨の山々や麓に広がる集落を望む絶景が楽しめます。
基本情報
所在地
〒679-1324 兵庫県多可郡多可町加美区轟799−127
料金
ラベンダーシーズン(5月中旬~7月中旬)は、大人500円、 小・中学生200円
ラベンダーシーズン以外の期間は無料です。
営業時間
9:00~17:00
定休日
水曜日
お問い合わせ先
TEL 0795-36-1616
関連サイト
写真撮影日
2023年6月
これまで訪れた兵庫県の散策地
高谷山(横峰山) 展望台(兵庫県丹波市)で雲海を見てきました。