九品寺(鎌倉)【南北朝時代の勇将 新田義貞に所縁がある古刹】

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夏は海水浴客で賑わう、材木座海岸の近くにある「九品寺」に行ってきました。

アクセス

JR「鎌倉駅」東口のバスターミナル6番・7番乗り場から九品寺方面行きに乗車し、バス停「九品寺」で下車。

(運賃は2021年時点、で180円。)

徒歩2分程で「九品寺」に到着します。

JR「鎌倉駅」東口から歩くと、25分程で「九品寺」に着きます。

駐車場

数台分あり。無料。

自転車も駐車場に停められるようです。

最寄り駅・近隣交通機関から

JR「鎌倉駅」から若宮大路/県道21号を経由して約1.7 km

江ノ島電鉄「和田塚駅」から約1.0 km

江ノ島電鉄「由比ヶ浜駅」から約1.2 km

地図

九品寺(くほんじ)

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「九品寺」は、新田義貞公が鎌倉幕府滅亡時の北条方の戦死者を弔うため、1336年(建武3年)に風航順西(ふうこうじゅんさい)を開山として創建したと伝えられる浄土宗の寺院です。

御本尊は阿弥陀三尊。

山号は内裏山。

院号は霊獄院。

鎌倉三十三観音第16番札所になっています。

寺号に入っている九品とは人の生前の行いによって定められた、九種類の往生の有り様をいいます。

上品、中品、下品のそれぞれに上生、中生、下生があり、あわせて九品とされます。

一般的に使われる、上品、下品という言葉の由来となった熟語です。

「九品寺」は、かつて新田義貞公が鎌倉攻めの際に自軍の本陣を置いた跡地に建てられているといわれます。

山門

山門に掲げられている「内裏山」と本堂の「九品寺」の文字は新田義貞公の筆の写し。

直筆の額は本堂にあるそうです。

境内

山門をくぐると、真っ直ぐのびる石畳の参道の先に本堂が建っています。

夕刻に訪れたので、本堂は閉められていました。

手入れが行き、静謐な雰囲気が漂う境内にはボケの花が咲いていました。

まとめ

境内は静かで、落ち着いて参拝することが出来ました。

参拝日には、ボケの花が綺麗に咲いていました。

ボケの他には春、参道にナニワイバラが白い花を咲かせるそうです。

また山門に掲げられている新田義貞公直筆の文字の写しも見所です。

大きなお寺ではありませんが新田義貞公と縁がふかく、また時代の転換点におこなわれた戦の本陣が置かれた場所ということもあり、歴史に思いを馳せられるお寺ではないかと思います。

基本情報

所在地

〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座5−13−14

料金

無料 (志納)

拝観時間

9:00~16:00

お問い合わせ先

TEL 0467-22-3404

ご朱印をご希望の方は事前に問い合わせしてください。

関連サイト

九品寺(くほんじ) – 鎌倉市観光協会

写真撮影日

2011年4月

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