岡山県久米郡美咲町にある「日本の棚田百選」の「小山の棚田」に行ってきました。
アクセス
「小山の棚田」には岡山県南部から車で向かいました。
国道429号と県道342号を経由し、「小山の棚田」の上部に造られた休憩所に到着。
県道342号には細い道が続く箇所もあったので、車で訪れる方は気をつけて運転してください。
駐車場
「小山の棚田」に造られた休憩所「小山の休憩」の脇に、普通車数台が停められるスペースがありました。
「小山の休憩」にはトイレが設置されています。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「亀甲駅」から県道455号を経由して約12.4 km
地図
小山の棚田
岡山県久米郡美咲町にある「小山の棚田」は、「日本の棚田百選」に認定されている棚田です。
天子山の南面、標高範囲 400 ~ 560mの高所に開かれています。
比較的新しい棚田で、明治から昭和20年代に築かれたといわれます。
耕作面積は、約5.5ha。
平均勾配 は1/10。
天水を水源としています。
小山の棚田の景観
岡山県久米郡美咲町に入り、山地の上部に造られている棚田の休憩所「小山の休憩」を目指して車を走らせました。
途中、
「これほどの山中に、こんなにたくさんの棚田が開かれているのか」
と感心するほど多くの棚田が耕されていました。
どこからが「小山の棚田」かは、はっきりとはわかりませんでしたが休耕田の少ない良好な棚田の風景が複数の箇所で見られました。
「小山の休憩」は、棚田を展望できる眺めの良い場所に建てられています。
「小山の休憩」の横には、ため池が造られていました。
「小山の棚田」は鮮やかな新緑の山々を背景とし、水田に張られた水が陽光に輝く美しい棚田です。
「小山の休憩」付近から見える棚田の耕作率は高く、休耕田はそれほど目立ちませんでした。
特に、棚田上部の面積の広い田がほとんど耕作されていたので、見栄えがする景観になっていました。
ただし、棚田の下部には休耕田がちらほらと見られました。
畦の構造は石積みが多く、土坡が少しありました。
石積みには大きな石が使われていて、まるで山城や寺院の石垣のようです。
手入れもしっかりと行われていて、棚田が大切にされているのがよくわかりました。
石積み下部には「釜」と呼ばれる横穴が設けられていて、稲の生育時期には水の呼水口となり、刈取時期には排水口の役割をしているそうです。
棚田の保全組織である「小山棚田米生産組合」は、米・食味鑑定士協会が主催する「米・食味分析鑑定コンクール」で高得点を獲得した生産者が認定される「ベスト・ファーマー」に認定されています。
まとめ
小山の棚田のある山地では、山間の各所で棚田が耕作されています。
棚田最上部に造られた「小山の休憩」からの眺めはよく、向かいに中国山地の山がそびえる雄大な田園風景を見ることが出来ます。
「小山の休憩」付近には、駐車場所やトイレもありました。
基本情報
所在地
〒709-3412 岡山県久米郡美咲町小山1218
料金
無料
関連サイト
小山の棚田 | 棚田カード | 棚田に恋 – 棚田に来て – 農林水産省
写真撮影日
2021年5月
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