広島県福山市に建つ俄山弘法大師堂で弘法の水を汲んできました。
アクセス
「俄山弘法大師堂」には、JR「福山駅」方面から車で向かいました。
「国道2号」を西に走り、途中右折して「県道378号」にはいります。
「県道378号」を経由して、「県道463号」の方へ進路をとります。
「県道463号」にのった後は、坂道をどんどん登っていくと「弘法大師堂」の案内板が見えて来ます。
(「県道463号」の所どころに、「弘法さん」と書かれた案内板があったので迷うことはありませんでした。)
駐車場
石段の手前に、専用駐車場があります。
普通車5台前後は停められる広さはありますが、訪れた日は参拝者がひっきりなしで、満車になっている時間が多かったです。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「備後赤坂駅」から国道2号と県道463号を経由して約5.1 km
JR「備後本庄駅」から県道378号と県道463号を経由して約5.1 km
JR「福山駅」から県道378号と県道463号を経由して約6.6 km
地図
俄山弘法大師堂(にわきやまこうぼうだいしどう)
「俄山弘法大師堂」は、広島県福山市津之郷町の俄山に建つお堂です。
807年(大同2年)、弘法大師・空海が、難病に苦しむ里人救済のため、俄山のこの地を訪れ加持祈祷して、錫杖をもって岩を突くとそこから霊水が湧きだしました。
この水は「温泉弘法水」として近隣から、多くの人が水を汲み飲料水として利用されています。
「弘法水」の御利益を求めて集まる参拝者のために、地域の人が発起してお堂(拝み場)や水くみ場・お籠り堂などを作り、大正8年(1919年)入佛祭が行われました。
弘法大師堂の景観
駐車場のすぐ隣に、手水舎と石段があります。
石段の手前にある手水舎で手を清めます。
石段の周りには、モミジが植えられています。
これは、秋になると綺麗な紅葉が見られるのではないでしょうか。
石段を登ると山門があります。
山門には腰掛がありました。
山門をくぐると、本堂と水くみ場があります。
まず本堂に手を合わせて、水を汲みました。
弘法の水
本堂に向かって左にある事務所で、水汲みの受付と支払いをします。
水を汲む量をいうと、値段を提示してくれます。
金額は、10リットル100円、1リットル10円です。
すごい良心的な金額です。
1リットル10円きざみで、汲めるのが有難いです。
10リットルだと100円で、12リットルだと120円ですね。
自分は、2リットルだったんで20円。
「なんか、お手数かけてすいません。」
という気持ちになりました。
受付を済ませると、事務所の隣にある給水所で水を汲めます。
昔からありそうな石造りの水くみ場と、新しい感じがするタンクのある水くみ場があります。
ハンドルをひねると水が出ます。
水量は、水汲みには調度良いくらいの適量。
2リットルくらいなら、すぐに満タンになります。
「弘法大師の湧き水」の泉質は、単純弱放射能冷鉱泉。
pHは、7.5。
ラドン含有量は、12.5マッヘ。
効能は、皮膚病、高血圧、五十肩、冷え性、神経痛など。
水汲みが出来る時間は、午前7時~午後5時30分まで。
給水所には水質検査表が張られています。
自分が訪れている間は、参拝者が入れ代わり立ち代わりやってきて水くみをしていました。
休憩所
水くみ場の奥には、休憩所があります。
休憩所の中には、休憩用の椅子が置かれている他、地元で採れた野菜やお茶が販売されていました。
自分が訪れた時には、ほとんど売り切れていました。
汲んで帰った水は、煮沸して飲んでみました。
非常にまろやかで、やわらかいくちあたりの大変おいしく感じる水でした。
「福山市」付近には、まろやかな口あたりの名水が多い気がします。
まとめ
広島県福山市に建つ「俄山弘法大師堂」では、単純弱放射能冷鉱泉の名水・弘法大師の湧き水を汲むことが出来ます。
「弘法大師の湧き水」は、まろやかな口当たりで大変おいしく感じました。
自分が訪れたのは、休日の午後でしたが、多くの人が水くみにきていて普通車5~6台停められる駐車場が満車になる時間帯がありました。
基本情報
所在地
〒720-0841 広島県福山市津之郷町津之郷355
料金
10リットル100円、1リットル10円
営業時間
午前7時~午後5時30分
お問い合わせ
電話番号
084-951-4244
写真撮影日
2024年8月
これまでに訪れた広島県の散策地
堂川の命水(広島県福山市) ~地元の方々が復元した坪生の名水~
長生きの水(広島県神石高原町) ~地域の方々が受け継ぐ弘法大師ゆかり名水~