神奈川県横浜市にあるJR「国道駅」に行ってきました。
アクセス
JR「国道駅」には電車に乗って訪れました。
JR東日本鶴見線に乗車し、「国道駅」で下車。
駐車場
専用無料駐車場はありません。
周辺に有料駐車場があります。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR東日本鶴見線「国道駅」で下車。
地図
国道駅
国道駅は、神奈川県横浜市鶴見区にある、JR東日本鶴見線の駅です。
国道駅は、1930年(昭和5年)に鶴見臨港鉄道の駅として開業し、1943年(昭和18年)に鶴見臨港鉄道線の国有化により、鉄道省鶴見線の駅となりました。
1971年(昭和46年)に無人駅化され自動券売機が設置されます。
1987年(昭和62年)には国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となりました。
2022年(令和4年)2月28日をもって自動券売機の営業を終了する予定です。
Wikipedia参考
国道駅の景観
国道駅は、相対式ホーム2面2線の高架駅です。
改札は、ホームから降りた高架下にあります。
ホームから降りると渡り廊下があります。
渡り廊下からは高架下の様子が見えました。
改札は無人改札です。
改札をくぐると高架下に出られます。
高架下には、まるで昭和で時がとまったかのようなレトロな雰囲気の空間が広がっていました。
アーチ状に造形された梁は、昭和初期(昭和5年)に開業された当時のままだそうです。
高架下にはトイレがありましたが、あまりきれいではありませんでした。
かつて、1943年(昭和18年)に鶴見臨港鉄道線が国有化される前まで高架下には臨港デパートという商業施設があったそうですが、現在はほとんどの店が営業していませんでした。
今は営業していない店舗の空間には、ベニヤ板が貼り付けてあります。
現在でも営業している店舗に「やきとり 国道下」という居酒屋があり、安くて美味しい店として有名だそうです。
今回訪れた時は、まだ開店していませんでした。
昔、「国道駅」に訪れた時、お店の外で飲んでいる人がいたことを思い出しました。
今となっては、あの時に入店しておけばと思います。
駅から北に歩くと国道15号線に出ます。
国道駅の駅名は、鶴見線と京浜国道との交点にあることから命名されました。
この京浜国道とは、現在の国道15号(第一京浜国道)の前身である当時の国道1号の事です。
(この、表札は南側入り口付近で撮ったものです。)
「国道駅」高架下の北側の入り口にある建物の外壁には、第二次世界大戦末期、アメリカ軍用機によって機銃掃射をうけた痕が残っています。
機銃掃射をうけた痕には網がかかっています。
今となっては数少ない、戦争の残滓が見られる建築物です。
夜の国道駅周辺も実に絵になります。
昔訪れた時には、昭和の時代にタイムスリップしたかのような情景が見られました。
昭和の風情を残す国道駅の周辺は、1949年(昭和24年)の「黒澤明」監督の作品『野良犬』をはじめ、『男女7人秋物語』や『華麗なる一族』・『白夜行』などの映画やドラマのロケ地として使用されています。
まとめ
国道駅は、開業当初の雰囲気を色濃く残すレトロな景観の高架駅です。
ノスタルジックな雰囲気が漂う駅やその周辺は、「黒澤明」監督の作品やドラマなど様々な作品でロケ地として使われています。
高架下の北側入り口にある建物の外壁には、第二次世界大戦末期、アメリカ軍用機によって機銃掃射をうけた痕が残っています。
基本情報
所在地
〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央5丁目26
料金
JR「鶴見駅」からJR「国道駅」まで片道140円
関連サイト
写真撮影日
2018年11月
2011年