全国でも珍しい漫画美術館「吉備川上ふれあい漫画美術館」で漫画を読んできました。
アクセス
「吉備川上ふれあい漫画美術館」へは、車で向かいました。
JR「備中高梁駅」方面から国道313号を走り、県道77号に右折。
「マンガえぶた館」の前を通過して「吉備川上ふれあい漫画美術館」に到着。
最寄駅・近隣交通機関から
- JR「備中高梁駅」から国道313号経由約17.5キロ
- JR伯備線備中高梁駅~地頭行きバス乗車~終点下車徒歩約10分
駐車場
美術館前には、普通車約50台が駐車できる広々とした駐車場が整備されています。
駐車場 | 50台(バス3台含む) 駐車料金は無料 |
地図
吉備川上ふれあい漫画美術館
「吉備川上ふれあい漫画美術館」のある川上地域は、全国的に見ても先駆けの部類である1988年(昭和63年)からマンガによる地域づくりを行っています。
その活動の象徴ともいえる「吉備川上ふれあい漫画美術館」は、1989年(平成元年)に仮オープンし、1994年(平成6年)に落成しました。
名誉館長は、高梁市の名誉市民でもある富永一郎氏。
エントランスに描かれた壁画は富永一郎氏の作品「山里の春」をもとにしたもので、岐阜県多治見地方にある陶磁器の町「瑞浪」の職人が絵付けをし焼き上げた贅沢な一品です。
富永一郎氏は自分の中では、幼いころに見た「お笑い漫画道場」のレギュラー解答者として記憶に残っています。
入口には、来館者58万人を祝う張り紙がされていました。
少しきりが悪い気もしますが、おそらく一万人ごとに張り出しているのでしょう。
平成30年8月13日(月)10時35分に達成されたようです。
58万人目の来館者の方は、何か記念品でももらえたんでしょうか。
まんがの美術館だけあって、建物の前にある顔抜きもなかなかユニーク。
館内
玄関にある受付で入館券を購入して中に入りました。
入館料は大人400円。(2023年時点では大人500円。)
館内は原則撮影禁止。
美術館は2階建になっています。
1階
1階の大きな部分を占めている漫画読書室には、貸本時代の古いものから最近の新刊まで閲覧用の漫画が約6万冊展示されています。
美術館の蔵書は約12万冊におよびます。
読書室には閲覧するためのテーブルとイスや蔵書検索用のパソコンがおかれ、自販機が設置された飲食コーナーもあります。
他には富永一郎氏の漫画廊や企画展示室、記念スタンプなどもありました。
訪問日の企画展示室には、いろいろな漫画家の原画などが展示されていました。
トイレは、一階にあります。
2階
2階は小展示室と「ごろごろ読書室」になっています。
小展示室では、マンガにちなんだ展示物が観賞できます。
「ごろごろ読書室」とは床にカーペットが敷いてあって、ゴロゴロ寝ころびながら漫画が読めるスペースです。
クッションやブランケットなどを持参しても大丈夫とのこと。
館の特徴
展示作品のバランスがよく、漫画文化草創期の名作をはじめ新しい話題作から少し古いマニアックな作品まで置いてありました。
自分は最初勘違いしていたんですが、ここが図書館ではなく美術館だということもこの施設の特徴になっています。
蔵書の貸し出しがないので貸本や図書館のように途中の巻が貸し出し中で読めないということがなく、その点は安心して漫画を読み進められます。
もう一つ、個人的にうれしかった特徴は入館券を提示すれば入館日に限り何度でも館内に出入り自由という所です。
朝、美術館に立ち寄り、その後外で昼食を食べたり土産物を買うなりして戻ってこられるのは便利だと思いました。
まとめ
最近の話題作から昔の名作まで、様々な漫画をこころゆくまで読み漁れる(観賞できる)美術館です。
漫画の原画や岡山県にゆかりがある漫画家のサインなども展示されていて、漫画を文化として感じられる施設になっています。
周辺には「マンガ絵ぶた公園」もあり、川上町がマンガによる地域づくりに力を入れているのがよくわかります。
これまでに訪れた岡山県の散策地
柵原ふれあい鉱山公園 柵原鉱山資料館(岡山県美咲町)に行ってきました。
基本情報
所在地
岡山県高梁市川上町地頭1834番地
関連サイト
「吉備川上ふれあい漫画美術館」利用案内
開館時間
午前9時~午後5時
休館日
・金曜日(祝日の場合は前日)
・年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場
50台(バス3台含む)
駐車料金無料
入館料
一般 500円
高校・大学生 400円
小・中学生 300円
- 有料入館者数20人以上の団体は2割引
- ももっこカードを提示された世帯は2割引
- 公益財団法人 岡山県郷土文化財団会員証をお持ちの方は2割引
以下の方は無料
- 市内に住所を有する65歳以上の方
- 未就学児
- 市内に住所を有する小学校または中学校の児童、生徒(ただし、土曜、日曜、祝日および学校休業日に限る。)
- 身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と介助者1名
(受付で手帳を提示してください) - 学習活動のため、教職員に引率されて観覧する市内の小学校または中学校の児童、生徒(引率教職員を含む。)
- 高梁川流域パスポートを提示された小学生(ただし、土曜日、日曜日、祝日のみ)
※企画展、特別展などは別料金の場合があります。