伝説と歴史にいろどられる京都府福知山市の大江町毛原に行ってきました。
目的は日本の棚田百選のひとつ「毛原の棚田」の鑑賞です。
毛原の棚田への交通アクセス
「毛原の棚田」へは、宮津方面から車で訪れました。
「府道9号」を走り、「毛原の棚田」の案内板を目印に集落にハンドルを切ると、棚田が見えます。
入り口近くには、バス停留所「毛原」がありました。
駐車場所
棚田上部の東屋がある展望台近くの道路わきに、車3~5台分程の駐車スペースが造られていました。
「府道9号」沿いの棚田広場にも駐車できるスペースがありましたが、駐車してよいかどうかは不明です。
(訪れた時は、棚田広場の脇に駐車しました。)
最寄り駅・近隣交通機関から
丹鉄宮福線「大江山口内宮駅」から府道9号経由して約2.1 km
丹鉄宮福線「大江駅前」より福知山市内自主運行バス(大江バス)で約12分
地図
毛原の棚田
「毛原の棚田」は、福知山市大江町の毛原地区にあります。
大江山の南麓に広がる棚田の数は約600枚。
平成11年(1999年)7月に、農林水産省によって「日本の棚田百選」に選ばれています。
また京都府により、京都府内各地の地域固有の景観やそれを支える地域活動を合わせ景観資産として登録する「京都府景観資産」に選ばれています。
棚田の景観
毛原地区には、山間部の斜面地を利用した大小多数の水田が並ぶ美しい田園風景が広がっています。
茅葺屋根の家もありました。
棚田がある毛原地区は、現在12戸28人の集落です。
この景観を守り維持していくため毛原では、「ワンダービレッジプロジェクト」を立ち上げ、「棚田オーナー制度」などを導入し、不耕作地の活用や地域振興の取組を行っています。
毛原の棚田広場
「府道9号」沿いの「毛原の棚田」入り口の近くには、「毛原の棚田広場」がありました。
広場からは、棚田を南から北に向かって見晴らせます。
水車小屋
棚田には、昔ながらの水車小屋が復元されていました。
(水車小屋横の説明版)
化粧地蔵
写真には撮影していませんが、毛原地区にはカラフルな色彩で彩られたお地蔵さんである化粧地蔵があります。
お地蔵さんをカラフルに化粧する風習は、京都府内を始め福井県や兵庫県、滋賀県、大阪府、奈良県などの特定地域で見られますが、毛原地区や周辺の宮津地域にも多いようです。
ちなみに関西以外だと青森の津軽にもあるそうです。
何か文化的な関係があるのかもしれません。
展望台
棚田の上部には、東屋がある展望台が造られています。
北から南に向かって600枚の田を一望できます。
展望台の近くの道路わきには、車3~5台分程の駐車スペースが造られていました。
(主要な目的は、農業用車の駐車だと思われます。)
(展望台からの眺め)
毛原の棚田の棚田カード
「毛原の棚田」では棚田カードがもらえます。
棚田カードは棚田の真ん中にある毛原公会堂で配布しているそうです。
イタリアンレストラン&ウエディング オズ
新型コロナウイルス感染防止対策で、営業日や営業時間に変更がある場合があります。
お店に行かれる場合は、営業日や営業時間などを事前に確認してから訪れてください。
「毛原の棚田」には、結婚式も行えるイタリアンレストランのオズがあります。
広い駐車場が整備されていました。
住所
京都府福知山市大江町毛原114
営業時間
水曜定休
ランチ 12:00~15:00 LO
喫 茶 12:00~17:00 閉店
ご連絡先
レストラン0773-56-5001
「毛原の棚田」のおすすめ展望場所
農家の方々の努力により、昔ながらの景観が維持されている毛原では、集落のどこでも美しい田園風景が眺められます。
その中でも「棚田広場」「棚田の展望台」「イタリアンレストラン オズ」付近から見る景色は特にお勧めです。
「棚田広場」
「府道9号」沿いの入り口近くにあります。
棚田を西側から眺望できます。
(「棚田広場」からの眺望)
「棚田の展望台」
棚田の上部に造られた東屋のある展望台です。
近くには駐車スペースがあります。
棚田を俯瞰して眺められる展望場所です。
(「棚田の展望台」からの眺望)
「イタリアンレストラン オズ」付近
棚田を側面から眺められます。
茅葺屋根の屋敷がある、村落の長閑な景観が見られる展望場所です。
まとめ
茅葺の屋根や復元された水車小屋など、農村の原風景的な景観を眺められる集落です。
近隣駅である丹鉄宮福線「大江山口内宮駅」からそう離れておらず、すぐ側に道幅の広い府道9号が通っているアクセスの良さも特徴です。
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基本情報
所在地
〒620-0322 京都府福知山市大江町毛原
交通アクセス
丹鉄宮福線「大江山口内宮駅」から府道9号経由して約2.1 km
丹鉄宮福線「大江駅前」より福知山市内自主運行バス(大江バス)で約12分
関連サイト
料金
無料