工場夜景ブーム発祥の地として知られる 川崎工業地帯で夜景を見てきました。
アクセス
「川崎工業地帯」へは、「川崎駅」からバスに乗車して向かいました。
「川崎駅」から川崎市バス [川04] 市営埠頭行に乗車。
「市営埠頭バス停」で下車。
運賃は210円。(2022年12月時点では220円。)
駐車場
「市営埠頭」バス停近くに、専用駐車場はありませんでした。
最寄り駅・近隣交通機関から
- JR「川崎駅」から 市営埠頭(バス停)まで国道132号を経由して約6.0 km
- 「川崎駅」から川崎市バス [川04] 市営埠頭行に乗車して「市営埠頭バス停」で下車。
地図
川崎工業地帯の夜景
「川崎工業地帯」は製鉄所や製油所・化学工場など多くの工場が集積する京浜工業地帯の一部です。
近年は工場夜景ブーム発祥の地としても知られ、全国から工場夜景愛好家がおとずれています。
工場夜景観賞ツアーも人気で、はとバスを使ったツアーや船から夜景を観賞するクルーズなども定期的に行われています。
2011年2月から毎年開催されている工場夜景サミットは「第1回全国工場夜景サミットin川崎」として、この地で初開催されました。
千鳥町の工場夜景
工場夜景ブーム発祥の地といわれる川崎臨海部は広大で、千鳥町・浮島・水江町・扇町・東扇島など夜景が観賞できるエリアがたくさんあります。
なかでも、川崎工場夜景を代表する工場夜景観賞スポットが千鳥町です。
運河に囲まれた埋立地で、埋め立て前、千鳥が群れる寄洲(よりす)であったことからこの地名で呼ばれているようです。
中心に川崎マリエンや東扇島公園のある「東扇島」から「夜光」に向かう「国道132号」川崎駅東扇島線が通っています。
訪れた日は、「市営埠頭」バス停から、「千鳥運河」沿いを歩き千鳥町の北端で「夜光」・「殿町」方面の工場夜景を観賞しました。
「市営埠頭」バス停周辺の夜景
「市営埠頭」バス停で、バスから降りると間近に工場がそびえたっています。
工場地帯には、トラックや輸送車が往来しています。
それらの車の邪魔にならないよう、気をつけて観賞しましょう。
千鳥町・貨物ヤード前の夜景
貨物列車の線路を前景とした、日本触媒の化学系プラントの工場夜景。
千鳥町を代表する工場夜景と言えばやはりこれでしょう。
もはや、全国区の景観ではないでしょうか。
完全に余談ですが昔、自分は京浜工業地帯・中京工業地帯・阪神工業地帯・北九州工業地帯をあわせ四大工業地帯と習いました。
しかし現在は他の工業地帯の生産が、北九州工業地域を引き離し三大工業地帯と呼ばれているそうです。
なんだか、隔世の感を覚えますな。
日本触媒の工場と貨物線の線路
「市営埠頭」バス停から千鳥橋の方へ歩いて行くと途中、日本触媒の工場と貨物線の線路が見えます。
工場に引きいれられる線路という、珍しい景観を観賞できました。
歩道から眺めることになるので、観賞時には他者の迷惑にならないよう注意してください。
千鳥運河の夜景
「国道132号」川崎駅東扇島線を歩き、「千鳥橋」手前を川崎化成工業・川崎工場方向に右折すると「千鳥運河」沿いに対岸の「夜光」方面の化学工場などを眺められます。
運河の水面に工場の光が映りこむ綺麗な夜景が見られました。
時折フレアスタック煙突から炎が上がっているのが見えました。
集油所や原油生産施設、ガス処理施設、天然ガス液化、貯蔵基地、製油所などで出る余剰ガスを無害化するために焼却した際にフレアスタックから炎が上がっているそうです。
千鳥町の北端
千鳥運河沿いを行き止まりにあるガードレールまで歩くと、そこからは千鳥運河・多摩運河・大師運河が交わる海越しに「夜光」や「小島町」・「殿町」方面の夜景を眺められます。
車が数台停まっていたので、車中から夜景を観賞している人もいるようでした。
「市営埠頭」バス停から千鳥町の北端までは、「千鳥町1号線」と「国道132号」を経由して1.3キロ程です。
まとめ
工場夜景観賞ブームの始まりの場所といわれるだけあって、実にバリエーション豊かな工場夜景が観賞できました。
「千鳥町」だけでも、「千鳥橋」や「千鳥公園」など今回訪れていない夜景観賞スポットがまだまだあります。
広大な範囲で夜景が見られる川崎臨海部は、1日ですべてを周るのは難しいでしょう。
観賞したいエリアを事前にピックアップして、計画を立てておくことをお勧めします。
基本情報
所在地
〒210-0865 神奈川県川崎市川崎区千鳥町
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2018年11月