観音寺(兵庫県朝来市)に参拝して庭園を観賞して来ました。

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兵庫県朝来市和田山町竹田に建つ観音寺で庭園を見てきました。

アクセス

「観音寺」には、JR「和田山駅」方面から車で向かいました。

車で「観音寺」に参拝される場合は、町家の通りからは入れないので注意してください。

自分は最初、町家の通りから車で上がれる道を探して、かなり時間を使いました。

車で「観音寺」に参拝する場合は、中学校の裏の舗装路から行くことが出来ます。

駐車場

門前に普通車数台が停められる広さの駐車場があります。

最寄り駅・近隣交通機関から

JR「竹田駅」から県道104号を経由して約1.5 km

地図

観音寺

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兵庫県朝来市和田山町に建つ「観音寺」は、臨済宗妙心寺派の寺院です。

御本尊は、聖観世音菩薩。

山号は吉祥山。

室町時代の天文年間(1532~1555年)に現在の地に移り、草庵を結び吉祥庵といっていたとされています。

そして天正年間(1573~1592年)に開基の明山恵眼禅師が住庵され、「観音寺」を開山しました。

その徳を伝えて、今日でも観音寺周辺は恵眼谷と呼ばれています。

但馬西国三十三ヶ所観音霊場の20番札所です。

観音寺の庭園

「観音寺」は広く、どこに庭園があるかわからずあきらめて帰りかけた時、お寺の方が声をかけて下さり庭園を見ることが出来ました。

昔は、天空の城と呼ばれる「竹田城」を見学に来た人たちが、道を間違えて境内に来られることが多かったとのこと。

自分も「竹田城」と間違えているのではないかと思い声をかけて下さったそうです。

庭園を見に来たことを伝えると、快く案内してくださいました。

庭園は本堂の裏にありますが、常時開放している様子ではなさそうだったので、見学される方はお寺の方に許可をもらってから見に行ったほうがよいでしょう。

「観音寺」の庭園は、背後の山を借景とし斜面に石組を造り、その下に池を備えた池泉庭園です。

庭園に向かって右側の石組みは江戸時代に造られたもの。

左側の池が造られているあたりは60年ほど前に造られたものだそうです。

江戸時代に造られた右側の部分には、石段と枯滝石組がみられます。

石段と枯滝石組の間には立派なモミジが生えています。

庭園の左側は、鯉が泳ぐ大きな池泉と立派な石組みが絵になる見ごたえのある池泉庭園です。

池泉の上には、滝石組があり少しの時間ですが水が流れていました。

お寺の方が気を使って水を流してくださったのではないかと思います。

ありがたいことです。

向かって池の右側には石橋がかかっています。

石橋の手前には、鬼瓦が置かれて渡れないようになっていました。

まとめ

兵庫県朝来市和田山町に建つ「観音寺」では、大きな池泉と立派な石組みの見ごたえがある池泉回遊式庭園を観賞できます。

広い境内にある本堂・観音堂・経堂・鐘楼・山門・庫裡は、兵庫県の有形文化財に登録されています。

庭園を観賞される方は、お寺の方に許可をもらってから見に行ったほうがよいでしょう。

基本情報

所在地

〒669-5252 兵庫県朝来市和田山町竹田1193

料金

志納

お問い合わせ

079-674-2739

関連サイト

観音寺【かんのんじ】 – 但馬の百科事典

写真撮影日

2022年5月

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