島根県邑南町にある神谷の棚田に行ってきました。
アクセス
「神谷地区の棚田」には、広島県北部から車で向かいました。
「神谷地区の棚田」には浜田作木線/県道7号を経由して行くことが出来ます。
浜田作木線/県道7号に出ている案内板に従って支道に入り、300m程進めば棚田に到着します。
(2021年時点でグーグルマップには、はっきりとした場所が掲載されていませんでした。)
駐車場
棚田の下部の集会所、近くにある説明版の前に普通車2~3台程駐車できます。
最寄り駅・近隣交通機関から
- JR「三次駅」から国道375号と県道7号を経由して30km前後
地図
神谷地区の棚田
「神谷の棚田」は、島根県邑智郡邑南町にある棚田です。
「神谷地区の棚田」は、砂鉄採集作業の過程である鉄穴流しによって出る大量の土砂を利用して形成されたと考えられています。
砂鉄採集作業が盛んに行われた、江戸時代以降に築かれたものと思われます。
「神谷地区の棚田」は、1999年に農林水産省により「日本の棚田百選」に認定されています。
「神谷地区の棚田」が築かれているのは、標高120 ~ 160mの範囲。
棚田の枚数は72枚。
耕作面積は約5.4ha。
神谷の棚田の景観
「神谷地区の棚田」には、急な斜面に石垣の棚田が連なっています。
1975年頃から邑南地域では、圃場整備事業が進められ、多くの石垣風景が失われました。
しかし、神谷地区は地形的に傾斜が急で、整備効果が期待できなかったため、事業は一部しか行われなかったとのことです。
そのような条件が厳しい中でも、地域の人々が田を守り、昔ながらの石垣風景が残されています。
棚田の下部には集会所があり、棚田の上部には石州瓦の民家がならんでいました。
棚田を囲むように農業用の舗装路が敷かれているので、棚田の観賞はしやすかったです。
棚田の最上部と下部に休耕田が目立ちつつありましたが、棚田の中心部付近の耕作率は高かったです。
棚田のある地域は、初冬の2ヵ月間、 江の川から発生する川霧に包まれ、午前10時にならないと霧が晴れない日があるとのことです。
まとめ
「神谷地区の棚田」は、急こう配の斜面に石垣の畔が連なる棚田です。
石州瓦の民家と石垣の畔が中国地方北部特有の棚田風景を形成していました。
棚田を囲むように農業用の舗装路が敷かれていたので、観賞はしやすかったです。
基本情報
所在地
〒696-0602 島根県邑智郡邑南町上口羽
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2021年6月
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