鳥取県米子市にある上淀廃寺跡でヒガンバナを見てきました。
アクセス
「上淀廃寺跡」には、車で国道9号を走って向かいました。
国道9号から県道279号に入り「白鳳の里」方面に向かい、「白鳳の里」近くの案内板に従い脇道を少し進むと「上淀廃寺跡」が見えてきます。
「上淀廃寺跡」の手前の道は狭いので運転には注意してください。
駐車場
広い土敷きの駐車場が整備されています。
駐車場には、トイレが敷設されていました。
最寄り駅・近隣交通機関から
JR「淀江駅」から県道329号を経由して約2.2 km
地図
上淀廃寺跡
「上淀廃寺跡」は鳥取県米子市淀江町にある、飛鳥時代(7世紀終り頃)に建てられた寺院跡です。
平成3年(1991年)からの発掘調査で国内最古級仏教壁画片が大量に出土し、飛鳥時代の堂塔内部を復元しうる数少ない寺院跡として、平成8年(1996年)に国の史跡に指定されました。
また、金堂の東に3塔を南北に配する設計も、堂塔配置が規格的である古代の寺院において他に例が無く、建立者の独立性が窺えるこの寺院の特徴となります。 建立者はわかっていませんが、堂塔以外にも倉庫など多くの付属施設をもつ、地方では大規模な寺院で、壁画片の他、仏像片、瓦、土器、鉄器などが出土しています。古代社会制度の崩壊が進む平安時代中期(11世紀)に焼失します。 (米子市HPから引用) |
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上淀廃寺跡のヒガンバナ
国指定史跡の上淀廃寺跡は、ヒガンバナの名所としても知られています。
開花時期は例年9月下旬。
約2.5haの敷地にヒガンバナが群生しています。
ヒガンバナの見頃には、例年「古代伯耆の丘彼岸花まつり」が行われます。
丘陵地のヒガンバナ
上淀廃寺跡で主にヒガンバナが見られるのは、史跡内の丘陵地です。
丘陵の上部や斜面に、約3万株の彼岸花が花を咲かせます。
訪れた日のヒガンバナは、ちょうど満開で見頃を迎えていました。
遊歩道
丘陵には遊歩道が造られています。
遊歩道脇の斜面にも彼岸花が咲いています。
ヒガンバナの中には、白い花を咲かせているものもありました。
上部
平らな丘陵上部には、ヒガンバナが群生していて花畑のようになっていました。
丘陵は高台になっていて、ヒガンバナの向こうには日本海が見えます。
ヒガンバナの赤と空と海の色がコントラストをなす絶景です。
ヒガンバナの群生地には、数種類の蝶が舞っていました。
後翅に白い斑紋があるモンキアゲハ。
上がキアゲハで下がアゲハチョウだと思います。
展望台
丘陵地には中段と上段に展望台が造られていて周囲を眺望することが出来ます。
北の方角には、街並みの向こうに日本海。
周囲には、田園地帯が広がっています。
上段の展望台
上段の展望台には屋根とベンチがあり、くつろいで景色を眺められます。
中段の展望台
まとめ
「上淀廃寺跡」では、丘陵に咲き誇る彼岸花の群生を見られます。
丘陵の上部からは、周囲の田園地帯や街並み、その向こうに広がる日本海が展望できます。
ヒガンバナの開花時期は、例年9月下旬頃です。
基本情報
所在地
〒689-3411 鳥取県米子市淀江町福岡1099
料金
無料
関連サイト
彼岸花の球根の植栽イベントin上淀廃寺跡 | 上淀白鳳の丘展示館
写真撮影日
2021年9月