鳥取県倉吉市の日本の名湯百選「関金温泉」に隣接したツツジの名所「亀井公園」に行ってきました。
アクセス
「関金温泉」へは、JR「倉吉駅」から「県道161号」を経由して「国道313号」 を進みます。
「国道313号」 を南に10キロ程進むと、矢送橋の道路標識付近に大きく「関金温泉」と書かれた案内板が見えます。
案内板を左折すると温泉街に到着。
JR倉吉駅から「関金温泉」までは約15キロです。
(バスで向かう場合は、JR倉吉駅から「関金温泉」行、日交バス乗車、バス停「関金温泉」で下車。)
駐車場
関金観光駐車場を利用。
もしくは、温泉街の施設をご利用の方は、そこが散策の起点になるのではないかと思います。
参考までに、日帰り温泉と値段を書いておきます。
鳥飼旅館 500円、関金温泉 関の湯共同温泉 200円、関金温泉 湯楽里 400円 |
最寄り駅・近隣交通機関から
- JR「倉吉駅」から「県道161号」、「国道313号」を経由して約14.9キロ
- JR「倉吉駅」から「関金温泉」行、路線バス乗車、バス停「関金温泉」で下車
- 米子自動車道「湯原IC」「蒜山IC」から 車で約30分
地図
亀井公園
「亀井公園」は、1200年ほど前に僧行基によって発見され、その後、弘法大師が復興したと伝わる「関金温泉」に隣接した山にあります。
「亀井公園」は鳥取県屈指のツツジの名所として知られ、約6万本コバノミツバツツジが群生しています。
ツツジの花の見頃には、山全体が赤紫に染め上げられます。
花の見頃は例年、4月中旬~5月上旬です。
「亀井公園」の頂上には中世、城が築かれていました。
この城跡については、因伯古城跡図志(1818)に湯関村古城跡と記されています。
また城主については伯州村分帳(1737)に「山名小太郎の居城であった」の記述がありますが詳細は不明です。
曲輪や竪堀、土橋など城を構築する遺構が、現在でも良好な状態で残っています。
さらに山の中腹には、城兵の飲料水用と推測される井戸跡があります。
散策路
関金温泉街の「えぐ芋通り」から、行基菩薩が天平勝宝8年(756年)に開基したといわれる古刹「地蔵院」に向かう通りに入ると「亀井公園」への案内板が見えました。
案内板に従い「亀井公園」頂上展望台に向かう散策路に入ります。
散策路入り口から頂上展望台までは、徒歩で15~20分程です。
傾斜のある散策路が頂上展望台までつづいています。
散策路には、ぼんぼりが付けられていました。
残念ながら、見頃には公園全域をピンク色に染めるといわれる、コバノミツバツツジの花はすでに散っていて見ることが出来ませんでした。
公園に訪れたのは5月4日。
コバノミツバツツジの花は、例年なら4月中旬ごろが見頃と言われます。
コバノミツバツツジは咲いていませんでしたが、代わりにオオヤマツツジが見頃をむかえていました。
散策路には他にも、シャガやタンポポなど春の花々が咲いていました。
散策路には、俳誌「山茶花(さざんか)」の主宰であった俳人・田村木国(たむらもっこく)の句碑があります。
展望台
句碑から5分程で頂上展望台に到着。
頂上展望台にも、オオヤマツツジが咲いていました。
頂上展望台には、天守閣風の立派な建物があります。
展望台には、忠魂碑が佇んでいました。
天守閣風の建物を登ると、関金温泉の街並みをはじめ大山、蒜山が一望できます。
建物の最上階には、双眼鏡が備え付けられていました。
観光地にある双眼鏡は有料のものも多いですが、この双眼鏡は無料です。
自分が使った散策コースには、トイレはなかったように思います。
公園に訪れる方は、麓でトイレ休憩をとってから向かうことをお勧めします。
延命茶屋の足湯
亀井公園の麓にある、「関金温泉」の街中には「延命茶屋の足湯」があります。
足湯の利用料は無料。
開湯時間 は10:00~18:00。
場所は「えぐ芋通り」の温泉側入り口のすぐ近く。
大きな古民家風の建物が目印です。
建物の中には、足湯の他に休憩用のベンチも用意されています。
関金温泉は日本有数のラジウムラドン温泉で、神経痛、リウマチ、筋肉痛、痛風、動脈硬化、慢性皮膚病などに効能があるといわれています。
まとめ
「亀井公園」は、眼下に風情ある温泉街の街並み、遠目に大山や蒜山を展望できる眺めの良い公園です。
今回、自分は見られませんでしたがコバノミツバツツジの群生が有名で、4月中旬~5月上旬の見頃には公園全域をピンク色に染めるといわれます。
亀井公園の麓には、無料で使える足湯がありました。
基本情報
所在地
〒682-0411 鳥取県倉吉市関金町関金宿
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2020年5月