東京都八王子市に建つ浄福寺で、しだれ桜を見てきました。
浄福寺
真言宗智山派の寺院である浄福寺は文永年間(一二六四~一二七四)に広恵上人によって草創され、1525年、大石氏により再興されたと伝えられる古刹です。
御本尊は 大日如来(金剛界)。
山号は千手山。
院号は普門院。
天正十九年(一五九一)に御朱印十石を与えられ、境内一万一千四百坪を有したといわれます。
その時の寺勢は大きく、末寺十五ヶ寺を擁したそうです。
背後の山は新城(浄福寺城)と呼ばれ、大檀那となり浄福寺の再興に力を貸した大石氏の中興祖である大石信重が1384年に開城した案下城と見られています。
アクセス
「浄福寺」へは、「高尾駅」からバスに乗って向かいました。
JR「高尾駅」北口から「陣馬高原下」行のバスに乗り「大久保」で下車。
(2021年時点で「高尾駅」からバス停「大久保」までの運賃は310円。)
浄福寺は、バス停「大久保」から歩いて数分の場所にあります。
最寄り駅・近隣交通機関から
- JR中央線「高尾駅」から美山通り/都道61号を経由して約5.5 km
- (バス)JR中央線「高尾駅」北口から「陣馬高原下」または「大久保行き」バスに乗車してバス停「恩方事務所」または「大久保」で下車~徒歩2分
駐車場
寺院正面にあり。
地図
二本のしだれ桜が見られる寺院
石段を登って本堂に参拝し、二本のしだれ桜を観賞しました。
枝垂れ桜があるのは、お寺の正面と本堂裏です。
本堂
約300年前、享保8年(1723年)に再建された本堂。
鐘楼
もとは寛保年間(1740年代)の鋳造です。
しかし太平洋戦争にて供出され昭和47年に再建されました。
寺院正面の桜
駐車場の上の石垣にたつ桜です。
勢いよくのびた枝が、地面につきそうなほど枝垂れる姿は見ごたえがあります。
訪問日は曇りだったからか、花の色はやや白く見えました。
その色の印象から、桜の持つ華やかさよりも、落ち着いて凛とした感じを受けました。
本堂裏の桜
樹齢数百年と伝えられる、樹高のあるしだれ桜です。
参拝日は花びらがハラハラと舞っていて、下の池には花筏ができていました。
まとめ
二本の立派な、しだれ桜を見られる寺院です。
特に正面の桜は見応えがあり、時折花見客が訪れていました。
二本の桜の開花時期は、ほぼ同時期です。
「浄福寺」の桜の見頃は例年3月下旬~4月上旬。
天候よって毎年の開花時期は変わるので、参考にならないかもしれませんが写真撮影日は4月10日。
正面の桜は満開でちょうど見頃、本堂裏の桜は散り始めでしたがまだまだ見頃でした。
同じカテゴリーの記事
基本情報
所在地
〒192-0154 東京都八王子市下恩方町3259
料金
無料
関連サイト
写真撮影日
2017年4月