広島県三原市にある女王滝に行ってきました。
アクセス
女王滝に向かう滝見道の入口は、広島県中央森林公園の中にあります。
森林公園内の公園センターを通り、バーベキュー広場の方へ向って下り坂をおります。
(災害のため、滝までの道が通行止めとなっていることが、三原市HPに2020年6月23日付でアナウンスされていました。)
関連リンク
駐車場
中央森林公園第6駐車場に車を停めました。
途中にある有料ゲートをくぐり、坂を下って「女王滝」の案内板がある駐車場に到着。
有料ゲートの支払いは帰りに行います。
料金は普通車310円、大型車1100円。
普通車なら十数台は停められそうな広い駐車場には、自分の車しか停まっていませんでした。
近隣交通機関から
JR「本郷駅」から県道33号 と 県道82号を 経由して約10.9 km
広島空港から県道82号を経由して約1.9 km
地図
女王滝
女王滝は沼田川(ぬたがわ)の支流用倉川(ようくらがわ)の途中にあります。
滝のある地域全体は、中粒の花こう岩でできています。
女王滝は三段になって流れる段瀑です。
高さは約25m、幅は6~9mあります。
岩盤から幾筋にもなって流れ落ちる滝水が、まるで女王が身につけている白い袴の様に見えることが女王滝の名前の由来になっています。
1997年NHK大河ドラマ「毛利元就」のタイトルバックにつかわれていました。
女王滝には、駐車場から徒歩で向かいました。
滝見道入り口から、滝までの距離は約500m。
行きは下り、帰りは上りの行程です。
滝までの道は藪払いされ、よく整備された土道。
前半は起伏の少ない歩きやすい道です。
後半、滝の上部が見え始めたあたりからは急な坂道が続きます。
散策道入口から15分程で「女王滝」に到着。
女王滝
切り立った崖がせまる深い谷に、水量豊富な三段の滝が流れています。
岩盤から流れ落ちる滝水が、女王が身につけている白い袴の様に優美に見えることが「女王滝」の名前の由来です。
訪問時はわずかにさした木漏れ日が上段の滝を照らしていて、荘厳な印象を受ける姿でした。
滝周辺の傾斜は緩やかで、滝の高さと峻険さの割に滝下にある渓流の流れは穏やかです。
しかし、ほぼ垂直に立つ上段の滝が勢いよく岩盤に落水しているため迫力のある滝音が谷に響いていました。
崖の横を通り、上段の滝前に行くこともできます。
滑りやすい岩盤を歩くので上段に行く場合は気を付けましょう。
森閑とした森にこだまする滝音を聞きながら、かなり長い間滝を眺めて帰途につきました。
瀑雪の滝
この滝から10キロ程の距離の沼田川(ぬたがわ)近くには「女王滝」がタイトルバックに使われた大河ドラマの主人公、「毛利元就」が涼をとったと伝わる「瀑雪の滝」が流れています。
「女王滝」は上品な美しさをもつ女性的な滝ですが「瀑雪の滝」は無骨なイメージの男性的な滝で、あちらも見ごたえがあります。
まとめ
女王滝は、散策道入口から15分程で見られる優美な段瀑です。
滝周辺には休憩施設やベンチはなく、立ったままの鑑賞になります。
滝周囲にトイレなどはないのでトイレ休憩をとった後、滝見道に入ることをお勧めします。
基本情報
所在地
〒729-0411広島県三原市本郷町船木
交通アクセス
中央森林公園第6駐車場より遊歩道500m
車で中央森林公園までは山陽自動車道本郷IC、河内ICより10分
料金
滝の観賞は無料。
駐車料金 普通車310円 大型車1100円
関連サイト
写真撮影日
2017年5月