地蔵滝の泉(鳥取県伯耆町)~霊峰・大山の中腹に湧き出る名水~

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霊峰・大山の中腹に湧き出る名水「地蔵滝の泉」に行ってきました。

アクセス

名和岸本線「県道36号」を南から北へ走ると、「地蔵滝の泉」への案内板が見えてきます。

案内板に従い左折し、側道におりて100数十m進むと「地蔵滝の泉」があります。

駐車場

「地蔵滝の泉」手前に土敷きの駐車場がありました。

普通車5~6台程は駐車できると思います。

駐車料金は無料です。

訪れた日は、集水トラックが止まっていました。

最寄り駅・近隣交通機関から

「伯耆溝口駅」から県道45号 と 県道52号 を経由して9.4 km

地図

地蔵滝の泉

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「地蔵滝の泉(じぞうだきのいずみ)」は霊峰・大山の中腹、佐陀川のほとりに湧き出る名水です。

平成3年(1991)に「因伯の名水」、平成20年(2008年)に環境省から「平成の名水百選」に選ばれています。

かつては森林に覆われた5メートルほどの滝だったそうですが昭和34年(1959年)に上陸した伊勢湾台風による豪雨などの影響で、現在の状態となったそうです。

中国地方最高峰の大山(だいせん)は、昔から信仰の山として崇められていました。

古くは、大山寺では日本三大牛馬市の1つが開かれ、近郷近在からの参詣者などで大変賑わったと伝えられています。

地蔵滝は、出雲・米子方面からの交通の要衝にあり、そうした参詣者が休息し大山寺を目指す休憩地として親しまれてきました。

地蔵滝の泉から湧き出る豊かな水

「地蔵滝の泉」の水量は多く、その湧水量は一日19.4万トン。

水温は年間を通じて11度に保たれているそうです。

「地蔵滝の泉」の水は、そのまま水量豊富な清流に流れています。

「地蔵滝の泉」の水は、八郷水道の水道水に供給されているほか、灌漑用水や特産品の生産にも使われています。

また辺りには、郷土料理にも使われるセリやクレソンなどが群生しています。

「地蔵滝の泉」が流れる清流の上流は豊かな自然の残る森になっています。

泉にお祀りされている地蔵菩薩

泉のほとりには、地蔵菩薩がお祀りされています。

地蔵滝の泉付近は、セリやクレソンの群生地としても有名なため、泉の地蔵菩薩は別名「芹川地蔵」とも呼ばれています。

お祀りされている地蔵菩薩は丸山集落や水源を守る象徴という役割だけでなく、大山寺の地蔵信仰とも重なり、旅の安全の守り仏としても信仰されていました。

またこのお地蔵様は、昔から子供の「かんしゃく」にも御利益があるといわれているそうです。

地蔵菩薩がお祀りされている祠の背後に水くみ場があります。

まろやかで、スッキリした味わいの天然水です。

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まとめ

環境省から「平成の名水百選」に選ばれた清浄な水が大量に涌く泉です。

かつては森の中にあったそうですが、現在は日当たりの良い爽やかな雰囲気の場所になっています。

水くみ場で水を汲むことが出来ます。

基本情報

所在地

〒689-4108 鳥取県西伯郡伯耆町丸山

料金

無料

お問い合わせ先

伯耆町商工観光課 0859-68-4211

関連サイト

地蔵滝の泉(平成の名水百選) | 鳥取県伯耆町観光サイト

地蔵滝の泉と地蔵滝地蔵 – 日本遺産 大山

写真撮影日

2020年5月

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