寂地峡五龍の滝(山口県岩国市)に行ってきました。

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山口県岩国市にある寂地峡五竜の滝に行ってきました。

アクセス

「寂地峡五竜の滝」が流れる寂地峡には、「道の駅 スパ羅漢」方面から車で向かいました。

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「道の駅 スパ羅漢」から国道186号と国道434号を経由して約20分。

国道434号の案内板を目印に脇道に入り数分進んで、寂地峡の駐車場に到着。

駐車場

寂地峡には、アスファルト舗装された広い駐車場があります。

普通車、数十台は停められると思います。

駐車場には、管理棟や売店、トイレが併設されています。

最寄り駅・近隣交通機関から

錦川鉄道錦川清流線「錦町駅」から国道434号を経由して約25.6 km。

(寂地峡の駐車場まで。)

地図

寂地峡・五竜の滝

寂地峡は山口県下随一の高さの寂地山(標高1337m)に源を発する寂地川にあります。

寂地峡は、寂地川にある「竜ヶ岳峡」と「犬戻峡」を総称した呼び名です。

寂地峡(竜ヶ岳峡)に連続して流れる五つの滝は総称して「寂地峡五龍の滝(龍尾の滝、登龍の滝、白龍の滝、龍門の滝、龍頭の滝)」と呼ばれ、日本の滝百選に選ばれています。

また、寂地峡のある寂地川は、1985年(昭和60年)3月に環境庁(現・環境省)により名水百選に選定されています。

寂地渓の伝説

大昔、このあたりには大蛇が住み峰の草木を倒し、その息吹で花や木は枯らして住民を悩ませていました。

そこに、「寂仙坊」と名乗る旅の僧が現れ住民を救うため、「大蛇」退散の祈祷を続け、見事に「大蛇」を退治しました。

寂地の名はその僧に由来します。

寂地峡五竜の滝の景観

管理棟とトイレがある駐車場から出発します。

管理棟には売店が併設されています。

売店には、特産品や飲み物、虫よけなどが売っていました。

それと、売店では名水百選カードが配布されていました。

興味がある方は、忘れずにもらっておきましょう。

自分は、売店で虫よけスプレーとばら売りされている蚊取り線香を買いました。

管理棟横の遊歩道を歩き「寂地峡五龍の滝」に向かいました。

橋を渡り川沿いに歩いて行くと「寂地峡五龍の滝」を見ることのできる散策道の入り口があります。

日本百名水と言われるだけあって、川の水は大変綺麗です。

散策道を登っていくと龍尾の滝、登龍の滝、白龍の滝、龍門の滝、龍頭の滝を順番に見ることが出来ます。

散策道は、おおむね石段の付いた上り坂です。

よく整備されていますが、傾斜が急な個所や滑りやすい箇所があったので運動性の高い靴で訪れましょう。

延齢の水

散策道入り口の脇に「延齢の水」の水くみ場があります。

長寿を祈願する水といわれているようです。

水くみ場には、延齢草の雫と書かれた説明版がありました。

かえって調べてみたところ「延齢草」とは、4月~5月に小さな美しい花を咲かせるユリ科の植物の事だそうです。

胃腸薬などの薬草として使われてきたという話もありますが、サポニンなどの毒があるとも言われています。

見つけても口などには入れないようにしましょう。

龍尾の滝

「寂地峡五竜の滝」で最初に見ることのできる滝です。

散策道の手前から見られます。

上段15m、下段5mの段瀑で、広い滝壺はそのまま川につながっています。

岩肌が特徴的で、水の流れている部分は赤みがかった色をしていて、水の流れていない箇所は苔に覆われ鮮やかな緑色をしています。

水量が多く見ごたえがあります。

透明度の高い滝壺が、かなり綺麗です。

登龍の滝

「龍尾の滝」から散策道を少し上がると「登龍の滝」が見えてきます。

「登竜の滝」は落差約8m。

「登竜の滝」は広い滝壺を持ち、その滝壺は「大乗淵」と呼ばれているそうです。

白竜の滝

「登竜の滝」のすぐ上には「白竜の滝」が流れています。

「白竜の滝」は、落差約10m。

少し弧を描いた岩壁から滝壺に水が流れています。

龍門の滝

更に登って「龍門の滝」を目指します。

「白竜の滝」から「竜門の滝」までには、たくさんの滝が流れています。

見ごたえのある渓谷美を堪能しながら滝見道を登っていくと「龍門の滝」が見えてきます。

「龍門の滝」の落差は約15m。

険しく複雑な地形を流れる「龍門の滝」の手前には岩壁がせり出しています。

全体の姿を写真に収めにくい滝でした。

竜頭の滝

「龍門の滝」から暫く階段を登っていくと、「寂地峡五龍の滝」のハイライト「竜頭の滝」が見えてきます。

「竜頭の滝」の落差は15m。

急峻な岩壁を流れる滝の水量は豊富で、大きな滝壺を持っています。

滝壺は深いエメラルドグリーンのとても美しい色をしています。

峻険な地形に力強く流れる滝の姿からは、美しさと同時に自然に対する畏怖を感じました。

駐車場から「龍頭の滝」までの滝見コースは約330m。

所どころで、写真を撮りつつ40分ほどかかりました。

虫除けスプレーを持って行ってください

自分が訪れたのは夏の盛りの8月。

かなり虫が多かったです。

温かい時期に訪瀑する際は、虫よけスプレーを持参することを強くお勧めします。

まとめ

「寂地峡五竜の滝」は、名水百選に選定されている清流の寂地川にある寂地峡にかかる五つの滝(龍尾の滝、登龍の滝、白龍の滝、龍門の滝、龍頭の滝)の総称です。

清流の流れる寂地峡では、日本の滝百選に選ばれた滝群を観賞しつつ滝を形成するダイナミックな渓谷美を堪能できます。

寂地峡には管理棟やキャンプ場、売店、トイレ、駐車場などが整備されています。

基本情報

所在地

〒740-0901 山口県岩国市錦町宇佐

料金

無料

関連サイト

寂地峡 – 山口県観光連盟

寂地峡(じゃくちきょう) | 岩国観光振興課-岩国 旅の架け橋

写真撮影日

2022年8月

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