若桜鉄道若桜線の駅で、登録有形文化財に登録されている「因幡船岡駅」に行ってきました。
アクセス
若桜鉄道 「若桜駅」~「因幡船岡駅」まで約16.8km運賃390円
若桜鉄道 「郡家」~「因幡船岡駅」まで約2.4km運賃210円
因幡船岡駅(いなばふなおかえき)
「因幡船岡駅」は、鳥取県にある若桜鉄道若桜線の駅です。
1930年 (昭和5年) に国鉄若桜線「郡家駅」~「隼駅」開業時に設置。
1987年 (昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となり、同年10月14日に若桜線の第3セクター化で若桜鉄道の駅となりました。
2008年 (平成20年)には、駅本屋およびプラットフォームが国の登録有形文化財に登録されました。
駅舎
外観は、若桜鉄道の駅でよく見られる木造に赤い金属屋根。
駅舎には縫製工場が入居していて、管理委託駅として乗車券などの販売業務を行っています。
駅の半分ほどには、白いペンキが塗りなおされていました。
駅舎の色に合わせて、自動販売機もシックな色になっていました。
トイレも木造。水洗でした。
駅舎内
駅舎の中は、かつての姿がそのままのこされています。
タイムスリップしたかのような、レトロな雰囲気。
時刻表
運賃
観光列車「昭和」の時刻表
観光列車「昭和」
(写真は「隼駅」で撮影)
ホーム
しっかりとした石ずみのホームは、単式一面一線。
かつては列車の行き違いが可能な、相対式ホームだったそうです。
この大きな秤は、牛を直接乗せて牛の体重を量る秤です 。
古来より船岡は、因伯牛(いんぱくぎゅう)(黒毛和種)発祥の地でした。
享保5年(1720)に、鳥取藩によりこの地に牛市場が置かれました。
それから昭和5年(1930年)に「因幡船岡駅」が開業。
その時、市場を駅前に大規模移転しました。
昭和45年(1970)に廃止となるまで、県内外の商人が集まる山陰第一の家畜市場であったそうです。
駅前の道が駅の規模の割に広く整然としているように感じたのは、当時の繁栄のなごりでしょうか。
ホーム側にも半分ほどにペンキが塗りなおされ、斜めから見ると独特の色合いになっていました。
まとめ
「因幡船岡駅」は、ツートンカラーが印象的な登録有形文化財の駅です。
駅舎の中やホームに往時の姿をよく残していると感じました。
外壁をこのまま塗り進めるのか、ここでやめるのか少し気になります。
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基本情報
所在地
〒680-0471 鳥取県八頭郡八頭町船岡
交通アクセス
若桜鉄道 「郡家」~「因幡船岡駅」まで約2.4km運賃210円
料金
「郡家」~「因幡船岡駅」まで運賃210円
関連サイト
写真撮影日
2019年5月