払沢の滝の凍結 ~都心から2時間で見られる氷瀑~

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東京都西多摩郡檜原村にある「払沢の滝」で氷瀑を見てきました。

払沢の滝までの交通アクセス

「払沢の滝」には、JR「武蔵五日市駅」から、西東京バスに乗車してに向かいました。

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JR「武蔵五日市駅」から西東京バス「払沢の滝入口」行きに乗車してバス停「払沢の滝入口」で下車。

バスの料金は470円。(2021年時点では490円)

駐車場

「檜原とうふちとせ屋」の脇を左折し少し、狭い道を道なりに進むと右手に舗装された駐車場があります。

駐車料金は無料。

(普通車30台、大型バス3台)

(駐車場にはトイレがあります。)

最寄り駅・近隣交通機関から

(払沢の滝入口まで)

JR「武蔵五日市駅」から「檜原街道/都道33号」「 都道205号」を 経由して約9.2 km

(バス)

JR「武蔵五日市駅」から西東京バス「払沢の滝入口」「藤倉」「払沢の滝入口経由」「やすらぎの里経由、数馬」行きに乗車してバス停「払沢の滝入口」で下車。

地図

「払沢の滝」の凍結

「日本の滝百選」に東京都唯一選ばれている「払沢の滝」は、厳冬の時期に見事な氷瀑が見られる場所として知られています。

2018年1月、記録的な寒波が関東に到来し、近年凍結する日が少なくなってきたといわれる「払沢の滝」が2006年から12年ぶりに完全凍結しました。

この機を逃さず氷瀑を見ようと思い「払沢の滝」に訪れました。

JR「武蔵五日市駅」からバスに揺られて30分、「払沢の滝口」で下車。

料金は470円。(2021年時点では490円)

数日前の降雪で積もった雪が、まだ残る遊歩道を上がっていきます。

「武蔵五日市駅」からそこまで奥地にきた感覚はありませんでしたが、気温は駅周辺よりずい分低い感じがしました。

遊歩道のほぼ中間地点にある「木工房 森のささやき」をすぎ、しばらく歩くと滝の手前の渓流に半円形を描いた氷塊がありました。

氷塊の脇では、何人ものカメラマンが熱心に写真をとっています。

「これは珍しい」と思い、自分も近くで何枚か写真を撮りました。

間近までくると、氷塊に細いチューブから水が吹き付けられているのが見えます。

どうやら、この氷塊はアーチ状に組んだ木々に渓流の水を吹き付けて、後は自然凍結させて造られているようです。(動力は確認しませんでした。)

冷え込みの厳しい地域だからこそ出来る造形法だと言えるでしょう。

払沢の滝 氷瀑

氷塊から、ほんの数分で滝に到着。

まだまだ雪化粧をしている沢の先に、白く氷結した「払沢の滝」が見えました。

遊歩道と違い、石の上はすべりやすいので気を付けて滝に向かいます。

滝は上部から下部までの流身だけでなく、滝つぼにも氷が張り見事な氷瀑となっていました。

わずかに流れる水が、氷の上に小さな滝つぼを造っています。

この時の氷結度は95パーセント。

これほど凍結した滝を見たのは、今回が初めてです。

厳冬期にしか見られない自然の造形美を、体がかじかむまで眺め帰途につきました。

冷えた体を温めてくれる、帰りの日光が有難かったです。

氷瀑の条件

今回はかなり良い条件で氷瀑を見られましたが冬季でも、いつも氷瀑が見られるとは限りません。

桧原村は「払沢の滝」の凍結度を毎年公表しています。

それを参考に公表される数値が、どのような条件の場合、氷瀑を見られるか自分なりの分析を書いておこうと思います。

(左から順に日にち 凍結度 朝8時の気温 )

2018年1月 (最高凍結度100% )

日にち 凍結度 朝8時の気温
21日 0% -1℃
22日 0% 0℃
23日 15% -3℃
24日 30% -5℃
25日 80% -7℃
26日 95% -8℃
27日 98% -8℃
28日 100% -6℃

2017年1月 (最高凍結度65%)

日にち 凍結度 朝8時の気温
21日 5% -1℃
22日 5% -3℃
23日 5% -3℃
24日 40% -6℃
25日 60% -6℃
26日 65% -5℃
27日 60% -2℃
28日 40% -3℃

2016年1月 (最高凍結度70%)

日にち 凍結度 朝8時の気温
23日 15% -4℃
24日 10% -4℃
25日 45% -8℃
26日 60% -7℃
27日 70% -5℃
28日 40% -4℃
29日 35% -1℃

日中の最高気温や雨の有無も関係してくるので確かなことはわかりません。

しかし傾向として午前8時の気温が

1 -1℃では氷結は少なく、-3℃あたりから氷結が進んでいる。

2 -5℃~ -6℃あたりで氷結度が高くなっている。

3 -6℃以下の気温の日から1~2日後にまだ気温が低ければ(-5℃以下)、かなり凍結度が高くなっている。

といえると思います。

まとめると

寒波が到来し、-6℃を下回る気温がしめされた1~2日後にまだ気温が低ければ(-5℃以下)、その年中でも高い凍結度の滝を見られる可能性がある。

となります。

寒波が来て二日後にまだ寒ければ、その日はよく凍結した滝が見られるかもしれません。

まとめ

都心から2時間程の場所で、これだけの氷瀑が見られることに驚きました。

遊歩道は歩きやすいですが降雪の有無や地面の凍結具合によっては、防水機能と滑り止めのついた靴を用意しておいた方がよいでしょう。

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基本情報

所在地

東京都西多摩郡檜原村本宿

交通アクセス

JR「武蔵五日市駅」から西東京バス「払沢の滝入口」「藤倉」「払沢の滝入口経由」「やすらぎの里経由、数馬」行きに乗車して「払沢の滝入口」バス停で下車。

「払沢の滝入口」下車

「払沢の滝入口」から滝まで徒歩15分。

料金

無料

関連サイト

払沢(ほっさわ)の滝 | 檜原村ホームページ

写真撮影日

2018年1月

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