扁妙の滝 ~兵庫県の代表的な氷瀑~

スポンサーリンク

兵庫県の名瀑として名高い「扁妙の滝」に、氷瀑を見に行ってきました。

アクセス

訪問日は、姫路方面から車で「扁妙の滝」に訪れました。

県道8号を走り、「扁妙の滝」への散策道入り口がある「グリンエコー笠形」を目指します。

「県道8号」から、神河町「根宇野」のT字路を右折して「グリンエコー笠形」に向かう道に入ります。

越知川にかかる橋を渡り、約1キロで「グリンエコー笠形」に到着。

(「グリンエコー笠形」への入場料は、環境整備料として200円。)

駐車場

「グリンエコー笠形」のアウトドア施設手前に、普通車数十台は停められるアスファルト敷きの大きな駐車場があります。

駐車場から「扁妙の滝」までは約800m。

「グリンエコー笠形」への入場料は環境整備料として200円。

最寄り駅・近隣交通機関からは

(グリーンエコー笠形まで)

  • 播但線 JR「新野駅」から「県道8号 」を経由して約9.1 km
  • 播但線 JR「寺前駅」から「県道8号」を 経由して約9.2 km
  • (バス)播但線 「新野駅」から神姫グリーンバス「作畑新田」行きバス乗車、「グリーンエコー笠形前」下車(バスは一日2~3本です。)

「グリーンエコー笠形」の散策道入り口から「扁妙の滝」までは約800m。

地図

扁妙の滝(へんみょうのたき)

スポンサーリンク

「扁妙の滝」は兵庫県神埼郡の笠形山(標高939m)にある落差65mの滝です。

滝の名称は江戸時代の初期、滝の近くに不動明王を祀った僧の扁妙に由来するといわれています。

厳冬期に凍結し、氷瀑になる滝として有名です。

「扁妙の滝」の氷瀑が見られることが多いのは例年1月下旬から2月上旬。

その頃に「 グリーンエコー笠形」(電話番号、0790-32-1307)に問い合わせると氷結状況を教えて下さるそうです。

雪の登山道

「 グリーンエコー笠形」の管理棟に近い駐車場に車を停め、笠形山の登山道へむかいまいました。

雪がちらつく中、登山道を上がります。

「扁妙の滝」が流れるのは、笠形山の中腹。

登山道入り口から約800m。

徒歩約30分程の場所です。

オウネン滝

道中にある子育て観音の前を通り、5分ほど歩くと「オウネン滝」が流れています。

「オウネン滝」は、外側に向かって緩やかに弧を描く岩壁を、静かに流れる繊細な滝です。

落差は約24m。

冬の扁妙の滝

「オウネン滝」から、少し雪深くなった道を歩くこと15分程。

ゴロゴロと大きな岩塊が転がる斜面の先に、目的の「扁妙の滝」が見えてきました。

気温は低く岩塊には雪が積もっていましたが、どうやら凍結はしていないようです。

岩塊を渡り滝の直下へ。

訪問時の「扁妙の滝」は切り立つ岩壁の上を、つたうように水が流れていました。

滝水は凍っていませんでしたが、滝の周囲にはつららが下がり、滝下部の岩は氷に覆われていました。

氷瀑になるまで、あと少し冷え込みが足りなったというところでしょうか。

時折、滝の上段からパラパラと玉状の氷が降ってきていました。

完全な氷瀑を見られなかったのは残念ですが、これはこれで珍しい光景だったと思います。

雪の降る中しばらく滝を観賞し、滝見台に登った後帰途につきました。

滝見台

滝見台は「編妙の滝」から約10分程山を登った所にあります。

滝見台までの距離は長くありませんでしたが途中、急角度の鉄階段を登らなければいけなかったので、体力を使いました。

滝見台から見る、滝の全景はなかなかの迫力。

ほぼ垂直にそびえる山肌に、はっきりと滝の姿が刻まれています。

「扁妙の滝」は、下から見た印象よりもはるかに雄大な滝でした。

(滝見台からみた南の眺望)

まとめ

訪問時の気温はかなり低かったものの、寒波が到来していなかった為か氷瀑は見られませんでした。

それでも氷が覆う滝つぼの岩などは、自分としては珍しい光景でした。

すこし体力を使いますが、滝見台からの滝の全景はぜひ見るべきです 。

訪問時の水は少なかったですが 水が多ければさらに壮観な眺めだったろうと思います。

こちらの記事も書いています

飛龍の滝(佐用町)~大河ドラマ「軍師官兵衛」のタイトルバックに使用された飛瀑~

払沢の滝の凍結 ~都心から2時間で見られる氷瀑~

基本情報

所在地

兵庫県神崎郡神河町根宇野グリーンエコー笠形

料金

環境整備料200円

関連サイト

グリーンエコー笠形

写真撮影日

2018年1月

スポンサーリンク