鎌倉の古刹として名高い長谷寺に参拝して、紫陽花を見てきました。
アクセス
長谷寺には、江ノ電「長谷駅」から徒歩で向かいました。
県道32号を経由して300m程歩くと長谷寺が見えてきます。
江ノ電「長谷駅」から山門前までは徒歩5分程です。
駐車場
普通車 駐車台数は30台 料金は30分で350円 |
バス(中型車以上) 駐車台数は4台 料金は30分で1,000円
※バスの駐車は、長谷寺参拝者専用駐車場のため、1時間を超えると倍料金になります。 |
営業時間
3月〜9月は8:00〜17:00 10月〜2月は8:00〜16:30 ※営業時間を過ぎますと、翌朝まで出庫できなくなるので注意してください。 |
※予約および駐車場のみの利用は出来ません。
※自動二輪・原付・三輪バイク等は停められません。 ※駐車場は全面禁煙です。 |
最寄り駅・近隣交通機関から
- 「鎌倉駅」西口から今小路と 由比ヶ浜大通り/県道311号を経由して約1.9 km
- 江ノ電「長谷駅」から県道32号を経由して山門前まで約300m
地図
長谷寺
鎌倉有数の古刹である海光山慈照院長谷寺は神奈川県鎌倉市長谷に建立されています。
長谷寺の御本尊は十一面観音菩薩。
山号は海光山。
院号は慈照院。
開山は徳道上人。
開基は藤原房前。
長谷寺は、寺伝によると奈良時代の天平八年(736年)に大和の長谷寺(現在の奈良県桜井市)の開基である徳道上人を藤原房前が招請し、十一面観音像を御本尊として開山しました。
養老5年(721年)に徳道上人は大和国の山中で見つけた楠の大木から二体の十一面観音を造りました。
一体は大和長谷寺の観音像となり、もう一体は祈請の上で海に流しました。
その15年後に三浦半島の長井浦に流れ着いた観音像を安置して開いたのが、鎌倉の海光山慈照院長谷寺であるとされます。
坂東三十三所観音霊場の第四番に数えられます。
長谷寺の景観
朝早く出発し、午前八時前には長谷寺に到着しました。
開門前にもかかわらず、山門の前には行列が出来ています。
観光客の他に一眼レフを持ったカメラマンもたくさんいました
どちらも目的はアジサイの花だと思います。
天候によって変わりますが、長谷寺の紫陽花の見頃は例年6月中旬から6月下旬。
門が開くと拝観料三百円を払って、皆足早に境内へと入っていきました。
(拝観料は、2021年時点で大人400円です。)
長谷寺は観音山の裾野に広がる下境内と、その中腹に切り開かれた上境内の二つに境内地が分かれています。
下境内には、弁天堂や大黒堂の他、弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟や回遊式庭園などがあります。
庭園には妙智池と放生池があり、周囲にはモミジが植栽されています。
池ではハスやショウブなどを見ることができます。
参拝時、池には水に浮かべられた「ハナショウブの筏」が揺らめいていました。
ハナショウブの見頃は例年6月上旬から中旬。
紫陽花の開花時期と重なることも多い花です。
奥の石段から上境内へ上ると、長谷寺の本尊である十一面観音菩薩が安置される観音堂をはじめとした伽藍が立ち並びます。
湘南の海を見渡すことのできる、見晴らし台も設置されていました。
見晴らし台からの眺望
見晴らし台周辺には売店の他、ベンチや休憩所が整備されているので、くつろいで眺望を楽しむことが出来ます。
眺望散策路
上境内の奥にある眺望散策路では、40種以上、約2500株のアジサイと由比ガ浜を一望できる眺望が楽しめます。
散策路から見た由比ヶ浜
この散策路からは、傾斜地に植えられたアジサイと立ち並ぶ伽藍を同時に鑑賞できます。
アジサイの名所を多く抱える鎌倉でも代表的なアジサイの観賞地でしょう。
散策路を周り見晴らし台まで戻ると、アジサイ観賞の行列はすごい数になっていて「現在の待ち時間は五十分」と書かれた札がたっていました。
朝早く訪れたことは正解だったようです。
2021年時点で、あじさいが見頃の最盛期を迎える時期は、拝観券のほかに「あじさい鑑賞券」(1人300円)が必要になります。 |
アジサイの写真を撮るなら朝いちばんがお勧めです
紫陽花の花のシーズンの長谷寺は参拝者が多く境内が混雑します。
だからと言って紫陽花が色あせるわけではないのですが、人手が多いと写真に人が入りやすくベストなアングルでの撮影が難しくなってしまいます。
ですから写真を趣味にしている方は、朝の開門と同時に参拝し人が少ないうちに写真を撮っておくことをお勧めします。
良縁地蔵
長谷寺の境内の各所には良縁地蔵が配されています。
良縁地蔵は、境内の3箇所に置かれています。
3つ全てを見付けると良縁に恵まれるそうです。
さらに、良縁地蔵の写真を待受けにすると、幸運が訪れるという話もあるそうです。
参拝に着た折には、探してみてはいかがでしょうか。
和み地蔵
境内の書院の前には、大きなお地蔵さまが朗らかな笑顔で立っています。
こちらは「和み地蔵」といわれています。
長谷寺の境内にある「良縁地蔵」と「和み地蔵」が誕生したのは宮城県の「石神彫刻工房」。
「石んこ地蔵」と呼ばれているそうです。
愛知県豊田市の花沢石という白御影石(花崗岩)が使用され、全て手作業で彫られているのだそうです。
まとめ
鎌倉有数の古刹である長谷寺は、「見晴台」からは鎌倉の街並みと湘南の海が、「眺望散策路」からは紫陽花と由比ガ浜を一望できる眺望が楽しめる景勝地です。
紫陽花以外にも、季節の花々や新緑・紅葉など四季を通じて美しい景観を見られます。
また、入洞して中を見学できる弁天窟や庭園など、季節によらない見どころも多い寺院となっています。
基本情報
所在地
〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3丁目11−2
開門時間
夏時間 3月~9月
08:00 – 17:00(閉山17:30 ) |
冬時間 10月~2月
08:00 – 16:30(閉山17:00) |
拝観料
大人400円
小学生200円
鎌倉市福寿手帳ご持参の方200円
関連サイト
写真撮影日
2013年6月