極楽寺(豊岡市城崎町)に参拝して庭園を観賞した感想と現地レポート

スポンサーリンク

兵庫県豊岡市城崎に建つ極楽寺に参拝して庭園を観賞しました。

アクセス

「極楽寺」には、城崎温泉街の「APパーク城崎(有料駐車場)」から徒歩で向かいました。

スポンサーリンク

「APパーク城崎(有料駐車場)」から「極楽寺」までは南柳通りと木屋町通りを経由して約1キロ。

徒歩12分程です。

駐車場

「極楽寺」の周囲には、「市営こうの湯 駐車場」や「城崎温泉ロープウェイ駐車場」などの有料駐車場があります。

自分は車で温泉街を通る必要のない、少し離れた「APパーク城崎(有料駐車場)」に駐車しました。

市営こうの湯 駐車場 〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島901−1
城崎温泉ロープウェイ駐車場 〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島806−1
APパーク城崎(有料駐車場) 〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島938

最寄り駅・近隣交通機関から

JR「城崎温泉駅」から木屋町通りを経由して約1.0 km

地図

極楽寺

「極楽寺」は、兵庫県豊岡市の城崎温泉郷の西南に建つ臨済宗大徳寺派の寺院です。

御本尊は、阿弥陀如来。

山号は、萬年山。

応永(1394年~1427年)の頃に、出石・宗鏡寺の創始者である金山明昶(きんざんみょうしょう)禅師が創設したと伝えられています。

その後、衰退しましたが、江戸時代に沢庵宗彭(たくあんそうほう)によって再興されました。

それから慶安5年(1652)、豊岡藩主杉原伯耆守(ほうきのかみ)の帰依を受け、厚く保護されました。

境内には、枯山水の石庭「清閑庭」が造られています。

山門が豊岡市指定文化財、本堂が国登録有形文化財になっています。

近畿楽寿観音霊場第三番札所です。

本堂(方丈)

極楽寺の本堂は、国登録有形文化財にしていされています。

本堂は明治45年(1912)に火事で焼失しました。

それから大正10年(1921)に現在の本堂に復元されました。

山門

元禄年間(1688~1703)に建てられた山門は、建築当時の姿を留めていて、豊岡市城崎町の文化財に指定されています。

独鈷水

「極楽寺」の裏山からは、城崎温泉を開いた道智上人が発見した名水「独鈷水」が湧出しています。

1300年ほど前、道智上人が病気の人々を救うため、八曼陀羅経(はちまんだらきょう)というお経を唱え続けた末、湧き出した霊湯の”まんだら湯”が城崎温泉のはじまりとされています。

道智上人が、この”行”を続けていたときに手にされていた仏具の独鈷で岩壁に穴をあけると、沸き出してきたと言われている水が「独鈷水」です。

「独鈷水」の近くには、薬師如来がお祀りされています。

「独鈷水」は、無病長寿の水と言われ、特に眼病平癒に霊験あらたかとされています。

庭園 (清閑庭)

「極楽寺」の本堂(方丈)の前には、枯山水の石庭「清閑庭」がひろがっています。

前庭全体が枯山水庭園になっていて、実に見ごたえがあります。

入り口に志納金入れがあります。

山門をくぐると存在感のある蹲(つくばい)があります。

蹲の手水鉢(ちょうずばち)に流れ庭内を潤す水は、極楽寺の裏山から湧出している霊水“独鈷水”です。

案内書きによると「清閑庭」には、白川砂、鞍馬の赤石・吉野の青石が配されているそうです。

明るい白砂と黒砂のコントラストが印象的な庭園です。

浮かび上がるように敷かれた白砂は「心」の文字を描いています。

庭園の北側には、石塔が配された庭が造られています。

こちらは、苔庭になっていました。

全体で見ると、かなりバリエーション豊かな庭園です。

まとめ

極楽寺では、本堂(方丈)の前庭に造られた枯山水の石庭「清閑庭」を見られます。

前庭全体に広がる「清閑庭」には、趣向を凝らした数々の石組や砂に浮かぶ苔の島が配され、かなり見応えがありました。

白砂と黒砂によるコントラストや随所に使われた赤石など印象的な配色の枯山水庭園でした。

基本情報

所在地

〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島801

料金

志納

参拝時間

8:00 ~ 18:00

お問い合わせ先

TEL 0796-32-2326

関連サイト

極楽寺 城崎温泉観光協会

【公式】豊岡市観光サイト

写真撮影日

2022年6月

これまでに訪れた兵庫県の散策地

(城崎)来日岳(くるひだけ)の雲海 ~盆地から海へと流れる霧の河~

玄武洞公園(兵庫県豊岡市)で迫力のある柱状節理を見てきました。

スポンサーリンク