滝畑ふるさと文化財の森センター(大阪府河内長野市)で古民家を見てきました。

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大阪府河内長野市にある滝畑ふるさと文化財の森センターに行ってきました。

アクセス

「滝畑ふるさと文化財の森センター」には、「光滝寺キャンプ場」方面から車で向かいました。

県道61号から「滝畑簡易郵便局」のある住宅街に入り、住宅街の坂道を登っていくと「滝畑ふるさと文化財の森センター」があります。

県道61号に案内板がありました。

住宅街の道は狭いので運転には、十分注意しましょう。

駐車場

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「滝畑ふるさと文化財の森センター」の土敷きの広場に普通車なら数台分の駐車スペースがありました。

最寄り駅・近隣交通機関から

南海電気鉄道・近畿日本鉄道「河内長野駅」から国道170号を経由して約11.6 km

地図

滝畑ふるさと文化財の森センター

「滝畑ふるさと文化財の森センター」は、滝畑地区の文化の保存を目的とした施設です。

かつては、「河内長野市立滝畑民俗資料館」という施設名でしたが、2007年5月1日に現在の「滝畑ふるさと文化財の森センター」の名称になりました。

岩湧山の茅をはじめ檜皮など文化財修復資財の供給・保全・育成と技能者の養成等の普及啓発活動を進める拠点と旧滝畑民族資料館の機能もあわせ持っています。

駐車場やトイレが整備され、茅葺屋根の古民家や文化財展示室、鐘楼などがあります。

見学料は無料です。

茅葺屋根の古民家

「滝畑ふるさと文化財の森センター」でまず目につくのは茅葺屋根の古民家でしょう。

「滝畑ダム」が建設されることにより「滝畑地区」にあった集落の一部が水没しましたが、集落にあったものの中で、貴重と思われるものは別の場所に移築されました。

その移築されたものの中に、この茅葺の建物があります。

この茅葺の建物は「梶谷家」を移築したもので、18世紀中頃の姿に復元されているそうです。

梶谷家住宅は河内長野市の指定文化財になっています。

民家棟と旧梶谷家住宅

滝畑地区の民家の調査をした結果ここには他の地域には見いだすことのできない滝畑独特の形式の民家が集中的にしかも17世紀から残されていることが分かりました。

この形式は 妻側に大戸口を開き建物の前半を土間とし、その右または左にマヤ・ヒヤの2室を配し反対側にクドを設けます。

また建物の後半にクチノマ・ ザシキ・ ダイドコ・ナンドと各室を設けます。

この家は18世紀中頃の梶谷豊太郎家をほぼ当時の姿に復元したものです。

(説明版引用)

茅葺の建物は、靴を脱いで屋内を見学することが出来ます。

料金は無料です。

民家はかなり重厚な造り。

太くて立派な梁や柱が使われています。

今これだけの材料をそろえるのは大変だったと思います。

縁側からは周囲が眺められます。

「滝畑ふるさと文化財の森センター」は高台にあるので眺めが良かったです。

古民家の保存状態は、かなり良かったです。

滝畑地区の民家は、府下の他の地域には見られない「妻入横割型」(つまいりよこわりがた)の間取りが特徴です。

「妻入横割型」の民家は、玄関が家の妻側にあるのが特徴で、谷間の狭い限られた敷地に合わせたつくりになっているそうです。

展示室棟

「滝畑ふるさと文化財の森センター」には、滝畑地区の文化財や資料などが展示されている展示室棟があります。

入館は無料です。

滝畑地区の文化財や資料などの他、文化財建造物の保存・修理に必要な植物性資材(木材・檜皮・カヤ・うるし)の資料などが展示されていました。

中は東西に長く結構広かったです。

展示室棟には、トイレがありました。

力石

「滝畑ふるさと文化財の森センター」の広場には力石が置いてあります。

力石は、一般に村内の辻や寺社の境内などの置かれていました。

若者たちが集まった時に、「力比べ」や体力づくりとして使用されました。

「滝畑ふるさと文化財の森センター」にある力石は、滝畑地区の滝尻弥勒堂跡に置かれていたものです。

重さは米八斗分(120キロ)に相当すると伝えられています。

この大きさで120キロ。

思ったより重いですね。

昔の若者は力持ちですな。

鐘楼

滝畑ふるさと文化財の森センターには鐘楼が建っていました。

護郷の鐘といわれるもので、元禄7年(1694年)に当時の庄屋、井谷長左衛門が施主となり地蔵堂に寄進したものだそうです。

岩湧山(いわわきさん)

「滝畑ふるさと文化財の森センター」からは、大阪府河内長野市にそびえる岩湧山が見えます。

岩湧山は、標高897.1mあり、新日本百名山に選ばれています。

山頂付近は茅場になっています。

滝畑ふるさと文化財の森センターからでも秋色に染まった茅場を確認できました。

山頂付近で収穫された茅は、文化財建築の修復などに使用されています。

まとめ

滝畑ふるさと文化財の森センターは、滝畑地区の文化の保存の他、茅や檜皮などをはじめとする文化財修復資財の供給・保全を普及啓発する活動を進める拠点となることを目的とした施設です。

敷地内にある、茅葺の古民家や展示室、鐘楼などが無料で見学できます。

特に滝畑地区の独特の間取りを持つ古民家は保存状態が良く見ごたえがありました。

基本情報

所在地

〒586-0072 大阪府河内長野市滝畑483−3

営業時間

9:00~17:00(4~11月) 10:00~16:00(12~3月)

休日

毎週月曜日、休日の翌日、年末年始(12/29~1/3)、臨時休館の場合あり要確認

料金

無料

お問い合わせ

0721-63-0201

関連サイト

滝畑ふるさと文化財の森センター – 河内長野市ホームページ

滝畑ふるさと文化財の森センター | 学ぶ・知る | 観光スポット

写真撮影日

2022年10月

これまでに訪れた大阪府の散策地

滝畑四十八滝の荒滝・御光滝・ショワ滝・夫婦滝(大阪府河内長野市)に行ってきました。

光滝寺キャンプ場に行って光滝(大阪府河内長野市)を見てきました。

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