丹波紅葉三山と呼ばれる寺院「円通寺」で紅葉を見てきました。
アクセス
円通寺には車で県道109号を経由して向かいました。
県道109号から脇道に入り車で数分走ると丹波屈指の名刹である円通寺に到着します。
円通寺の門前には広い駐車場がありました。
駐車場
お寺のすぐ前にある駐車場は広く、十分な駐車スペースがありました。
駐車台数は約50台。
駐車料金は無料。
最寄り駅・近隣交通から
石生駅から県道109号を経由して約9.6 km
地図
円通寺(丹波市)
円通寺は、南北朝時代永徳二年(1382年)の正月に、後円融天皇の勅命を奉じて時の将軍足利義満が開基となり、足利尊氏の第四子、英仲法俊が開山した禅宗の古刹です。
ご本尊の如意輪観世音菩薩像は、後小松天皇が南北朝合体を祈願して、自ら彫られたものを下賜されたと伝えられています。
宗派は曹洞宗。
山号は永谷山(ようこくざん)。
正式な寺号は円通興国禅寺。
かつて室町時代から江戸末期までは、二百余の末寺院と一千石を越える寺領を有し、丹波だけでなく但馬、播磨、攝津にかけても大きな寺勢を誇りました。
現在は紅葉の名所としても有名で、同一市内に建つ石龕寺 (せきがんじ)高源寺とあわせて丹波紅葉三山と呼ばれます。
円通寺の紅葉
駐車場に車を停めて入山料300円をおさめ、山門にむかいます。
山門
山門の左右には「持国天像」と「増長天像」がたっていました。
いわゆる二天門です。
左が「持国天像」右が「増長天像」ではないかと思います。
四天王として持国天は東を、増長天は南を守護していると言われています。
放生池
山門をくぐると、放生池が広がっていました。
池には、石橋が架けられ参道になっています。
参道にはモミジが植えてあり、ちょうど綺麗に紅葉していました。
橋の右側の池のあたりには、かつて源融(みなもとのとおる)が建立した賀茂大明神がお祀りされていたそうです。
円通寺建立の際、現在の賀茂神社(町内賀茂)と神野神社(町内北御油)に分祀されたということです。
ちなみに「源融」は嵯峨天皇の皇子で源氏物語の主人公、光源氏のモデルとされています。
円通寺大杉
「賀茂大明神」の御神木とされる樹齢約700年の大杉です。
丹波市の天然記念物に指定されています。
本堂
参道の石段を上がると、二重屋根を持つ立派な本堂が建っています。
幅40m弱、奥行き20m強あり、木造建築としては近隣でも最大規模だそうです。
本堂前の陽当たりが良い場所には、参拝者がくつろげるよう長椅子が置かれていました。
鐘楼
本堂裏
本堂の裏庭でも紅葉を観賞出来ます。
まとめ
境内の各箇所で、綺麗な紅葉を見ることが出来るお寺です。
特に石橋周辺の紅葉と放生池に映りこむ色づいたモミジは格別の景観でした。
春にはイトサクラ、初夏には紫陽花の花が観賞できます。
基本情報
所在地
〒669-3633兵庫県丹波市氷上町御油983円通寺
料金
紅葉時期は拝観料300円
その他の時期は志納金
お問い合わせ
TEL 0795-82-1992
関連サイト
写真撮影日
2016年11月