平成の名水百選に選ばれた「十日市場・夏狩湧水(ゆうすい)群」の清水が湧く永寿院に参拝してきました。
アクセス
永寿院には富士急行「十日市場駅」から徒歩で向かいました。
「十日市場駅」から永寿院までは500m弱。
自分は回り道をしたので少し時間がかかりましたが、寄り道しなければ徒歩5分程です。
最寄り駅・近隣交通から
富士急行線「 十日市場駅」から約500m
地図
水源山 永寿院
曹洞宗・水源山永寿院は、延暦19年(800年)に弘法大師が開創したと言われている古刹です。
延暦19年(800年)の富士山噴火の際、遭難者供養のため弘法大師が自ら最勝護国弁財天の尊像を彫刻し、安置された霊場であると言われています。
寺記に
「弥陀の霊夢に清泉の湧出るありと按に懇地西隅の岩際より麗水湧出なるに誓願し弥弥の尊体を入仏し水の源なるを以て水源山と云い、永く無量の寿水汲来ん事を祝言し寺号を永寿院と起立す」
と記録されています。
山号の「水源山」は、境内に湧水があることに縁ります。
環境省が選定した「平成の名水百選」、十日市場・夏狩地区の湧水群の湧水地の一つです。
境内の景観
富士急行「十日市場駅」から北に進んで(富士みち)国道139号を横断し、お寺への案内板を頼りに住宅街の小道を歩くこと数分。
永寿院に到着。
まずお賽銭をして参拝しようと思いましたが、賽銭箱がみあたらなかったので本堂に向かって手だけあわせて境内を見学しました。
本堂横には、清水を湛えた泉があります。
壁面からは湧水がみられ、泉の水を潤していました。
境内には、水汲み場もありました。
豊富な清水がコンコンと湧いています。
市役所のホームページには
「この水は滅菌処理されていないので、飲料用としては推奨しかねます。召し上がる際は、ご自身の責任でお願いします。」
とありました。
どこの水を飲むときも言えることですが、自然の水を飲むときには自己責任が基本です。
「十日市場・夏狩湧水(ゆうすい)群」の水は、年間を通して約12℃に保たれた弱アルカリ性の軟水で硬度は57.5 mg / l 。
血糖値を下げ、糖尿病に効果があるといわれるバナジウムがリットルあたり34 μg含まれているそうです。
まとめ
清水の湧く境内は、静謐な雰囲気の漂う空間でした。
平成の名水百選に選ばれた「十日市場・夏狩湧水(ゆうすい)群」を巡る散策コースの中にある開かれた寺院ですが、檀家さんや地域の人々が参拝するためのお寺だと感じました。
基本情報
所在地
〒402-0031 山梨県都留市十日市場
交通アクセス
富士急行線「 十日市場駅」から約500m徒歩で5~10分
料金
無料
関連サイト
永寿院 – 曹洞禅ナビー寺院検索― 曹洞宗公式 寺院ポータル
写真撮影日
2018年10月